2011年1月31日月曜日

曲のテンポを変更する方法 - FL STUDIO

共通操作と全体操作
○FL9.1
上のメニュー近く、再生ボタンの右にあるデジタル数字を、マウスで上下にドラッグします。


**** 手順
o 上のメニュー近くに並んでいる、再生ボタンが並んでいる所を探します。
    + 横向きの▲、■ボタンが並んでいる所です。
o その隣にある、デジタル数字で「140.000」などと書かれた TEMPO 欄を見つけます。
    + デジタル数字の枠の右下に、TEMPOと書かれています。
o TEMPO 欄の数字部分の上にカーソルを置いて、クリックしながら上下に移動させます。
    + 数字の単位は、BPM です。この数字が大きい程、曲は速くなります。
        + 140 BPM = 1分間に140拍
    + 通常は、大きな数字の方にカーソルを置いて、操作します。
    + テンポを細かく変更したい時は、小数点の右側にある小さな数字を操作します。

o テンポを 120 前後に戻したくなった時は、Altキーを押しながらTEMPO欄の数字部分をクリック。


**** 確認したバージョン
o FL STUDIO 9 Producer Edition   Version 9.1.0 (Signature Bundle)


==
関連ページ:
    ▼共通操作と全体操作
    ▼FL STUDIO
    ▼制作メモ
    > FL STUDIO画面を閉じる時のポイント
    FL STUDIO画面上部のレイアウトをインストール直後の状態に戻す
    FL STUDIOを開いた時に、他アプリケーションの音声再生が止まる場合の対応方法

NUL = 表示結果をどこにも書き込まない、特殊なファイル - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。画面表示と印刷関連
○Windows XP
NUL は特殊なファイルです。
リダイレクトの出力先に NUL を指定すると、表示結果を、画面にもファイルにも書き込ませない事が出来ます。


**** 書式
--------
nul
--------

o 大文字小文字のどちらでも大丈夫です。


**** 使用例
--------
echo ミクさんのお洒落度は非常識。 > nul
--------



**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


==
関連ページ:
    ▼画面表示と印刷関連▼ABC順
    ▼Windowsコマンド一覧▼ABC順
    ▼コマンドプロンプト画面
    ▼制作メモ
    > 環境変数 MORE = MOREコマンドの既定のオプションを指定する
    +
    表示結果をファイルに出力する
    ECHOコマンドで空行を出力する
    バッチファイルに書いたコマンド内容を実行画面に表示させない

ENDLOCAL = ローカル環境変数の使用を終了する - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。制御文と環境変数
○Windows XP
ローカル環境変数の使用を、終了します。

o 直前に発行した SETLOCAL コマンドの開始前の状態に戻します。


**** 書式
--------
endlocal
--------

o コマンド名は、大文字小文字のどちらでも大丈夫です。


**** 戻り値 ( ERRORLEVELの値。確認分のみ )
o (設定なし) = このコマンドは、ERRORLEVELの値を更新しません。


**** 使用例
--------
@echo off
set MIKUSAN=ミクさん
setlocal
set MIKUSAN=ネギ
endlocal

echo %MIKUSAN%。おはようございます。
--------

o 表示結果は、「ミクさん。おはようございます。」になります。


**** 機能
o 環境変数の状態を、直前に実行した SETLOCAL コマンド開始前の状態に戻します。
o SETLOCAL コマンドを複数回実行していた場合、最後に実行した SETLOCAL コマンド1つに対して働きます。
    + ENDLOCAL コマンドを2回実行すると、2つ前の状態に戻ります。
o 最初の状態でこのコマンドを実行した時は、何も起こりません。エラーにもなりません。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


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関連ページ:
    ▼Windowsコマンド。制御文と環境変数▼ABC順
    ▼Windowsコマンド一覧▼ABC順
    ▼コマンドプロンプト画面
    ▼制作メモ
    > PATH = 実行可能ファイルを検索する場所を表示、設定する
    変数 ERRORLEVEL = コマンドの戻り値
    変数 CD = カレントディレクトリ = 現在の場所
    +
    SETLOCAL = バッチファイルの中でローカル環境変数の使用を開始する

コマンドプロンプト画面の使い方 - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsのコマンドプロンプト
▼画面操作とカスタマイズ
▼コマンドやファイル名を入力する
▼コマンドを実行する
▼Windowsコマンドの説明文を表示する
----
Windowsのコマンドプロンプト画面は、作業を自動化したくなった時、よくお世話になる画面です。
普段は「黒い画面」と呼んでいるのですが、白にする事も出来ます。

o Windows XPで調べました。
o Winsows 7 では、画面の見栄えが変わっているみたいです。


==
関連ページ:
    ▼Windowsのコマンドプロンプト画面
    ▼コンピューター・プログラムを作る
    ▼Windows
    ▼制作メモ
    > ▼Windowsコマンド一覧(目的別)
    ▼Windowsコマンド一覧(ABC順)

2011年1月30日日曜日

IF = 条件に一致したら実行する - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。制御文と環境変数
○Windows XP
条件に一致したら実行します。
ELSE を併用すると、一致しない時に別のコマンドを実行する事も出来ます。


**** 書式
--------
if 条件 真の時に実行するコマンド
もしくは
if 条件 ( 真の時に実行するコマンド ) else 偽の時に実行するコマンド
--------

o コマンド名やキーワードは、大文字小文字のどちらでも大丈夫です。
o 条件 = 書き方は、下記の通りです。
o 真の時に実行するコマンド = ELSE 以下を付ける時は、丸括弧(= 小括弧)で括ります。
o 偽の時に実行するコマンド = 条件を満たさなかった時に実行するコマンドです。

** 条件の書き方
--------
if [/i] [not] 値1 比較演算子 値2 実行するコマンド
もしくは
if [not] exist ファイル名 実行するコマンド
もしくは
if [not] defined 環境変数名 実行するコマンド
もしくは
if [not] errorlevel 比較する数字 実行するコマンド
もしくは
if [not] cmdextversion 比較する数字 実行するコマンド
--------

o コマンド名やキーワードは、大文字小文字のどちらでも大丈夫です。

(個別説明)
--------
if [/i] [not] 値1 比較演算子 値2 実行するコマンド
--------

o /i = これを付けると、大文字小文字を区別しません。
o not = 否定 = 後続の判定条件を逆にします。
o 比較演算子 = 次の演算子を使用出来ます。
    + == = 文字列として等しい
        + 「=」を2つ並べます。
        + == の前後は、空白が無くても大丈夫です。
    + EQU = 等しい
    + NEQ = 等しくない
    + LSS = より小さい
    + LEQ = 以下
    + GTR = より大きい
    + GEQ = 以上
o 値1 = 空白付きで渡したい時や、値が空になる時は、「"」で括ります。(例: "ミクさん" )
o 値2 = 値1と同様です。
--------
if [not] exist ファイル名 実行するコマンド
--------

o exist = ファイルが存在していたら真
o ファイル名 = 空白付きで渡したい時は、「"」で括ります。(例: "ミクさん" )
--------
if [not] defined 環境変数名 実行するコマンド
--------

o defined = その名前の環境変数が定義されていたら真
--------
if [not] errorlevel 比較する数字 実行するコマンド
--------

o errorlevel = 変数 ERRORLEVEL の値が、比較する数字「以上」なら真
    + 比較する数字と等しいか、比較する数字よりも大きい時に真になります。
    + 比較する数字に指定出来るのは、整数です。負の値も指定出来ます。
    + 詳しくは、「ERRORLEVEL = コマンドの戻り値
--------
if [not] cmdextversion 比較する数字 実行するコマンド
--------

o cmdextversion = コマンド拡張機能のバージョン番号(= 変数 CMDEXTVERSION の値)が、比較する数字「以上」なら真
    + 比較する数字と等しいか、比較する数字よりも大きい時に真になります。
    + 比較する数字に指定出来るのは、0 以上の整数です。
    + Windows XP Service Pack 3の場合、変数 CMDEXTVERSION の値は 2 です。
        + ですので、比較する数字が「0」「1」「2」の時に真になります。
    + IF CMDEXTVERSION 構文は、コマンド拡張機能が無効の時に使用すると、文法エラーになります。
    + ですので、コマンド拡張機能が無効の中でも動かすようにしたい時は、変数「%CMDEXTVERSION%」を使います。


**** 戻り値 ( ERRORLEVELの値。確認分のみ )
o (設定なし) = このコマンドは、ERRORLEVELの値を更新しません。
    + 但し、IF の中で実行するコマンドが ERRORLEVELの値を更新する事があります。


**** 使用例
--------
@echo off
if "MIKUSAN" == "MIKUSAN" echo おはようございます、ミクさん。
if "MIKUSAN" == "mikusan" ( echo ネギ ) else echo おはようございます、ミクさん。

if /i "MIKUSAN"=="mikusan" echo おはようございます、ミクさん。
--------

    + /I オプションを付けると、大文字小文字の区別をしなくなります。
    + 「==」の前後は、空白を入れても入れなくても大丈夫です。
    + 上の例の場合は、「"」で囲まなくても大丈夫です。
        + 条件内で「"」が必要になるのは、比較する値が空の時と、文字列の途中に空白を入れる時です。
    + @echo off は、コマンド内容を表示しないようにするコマンドです。
        + 不要なら、削除して下さい。

o ELSEの書き方は、「ELSE = IFで実行しない時に実行する
o 括弧内の制限事項は、「バッチファイル。IF文やFOR文の中で複数コマンドを書く時の注意点


**** 機能
o 条件に一致したら実行します。ELSE節を追加する事も出来ます。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


==
関連ページ:
    ▼Windowsコマンド。制御文と環境変数▼ABC順
    ▼Windowsコマンド一覧▼ABC順
    ▼コマンドプロンプト画面
    ▼制作メモ
    > ELSE = IFで実行しない時に実行する
    ▼FOR = 繰り返し実行する
    GOTO = 指定したラベルに移動する
(2011年2月5日追加。cmdextversion が使えない場面)
(2011年1月30日変更。errorlevelと cmdextversion は「以上」で判定)

ELSE = IFで実行しない時に実行する - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。制御文と環境変数
○Windows XP
先行する IF の条件に一致しなかった時に実行します。
ELSE は、IF コマンドに付随する識別子です。

**** 書式
--------
if 条件 ( 真の時に実行するコマンド ) else 偽の時に実行するコマンド
--------

o コマンド名やキーワードは、大文字小文字のどちらでも大丈夫です。
o 条件 = 書き方は、「IF = 条件に一致したら実行する」の説明をご覧下さい。
o 真の時に実行するコマンド = ELSE 以下を付ける時は、丸括弧(= 小括弧)で括ります。
o 偽の時に実行するコマンド = 条件を満たさなかった時に実行するコマンドです。


**** 使用例
o IF文全部を1行で書く方法
--------
@echo off
if "%1"=="ミクさん" ( echo おはようございます、ミクさん。 ) else echo こんにちは。
--------

    + 「真の時に実行するコマンド」を、丸括弧(= 小括弧)で括ります。
    + 「(」の後ろの空白や「)」の前の空白は、詰めても大丈夫です。
    + 「真の時に実行するコマンド」の中では「)」を使う事が出来ません。全角の「)」なら大丈夫です。
        + ELSE を使う代わりに、GOTO で代用出来ます。
        + 詳しくは、「バッチファイル。IF文やFOR文の中で複数コマンドを書く時の注意点
    + ELSE の後も括弧を使用出来ます。
    + @echo off は、コマンド内容を表示しないようにするコマンドです。
        + 不要なら、削除して下さい。

o 真の時に実行するコマンドを、複数行で書く方法
--------
@echo off
if "%1"=="ミクさん" (
echo おはようございます。ミクさん。
echo 皆さん、おはようございます。
) else echo こんにちは。
--------

    + 「(」までが1行です。
    + IF 文内の最初の空白は、無くても大丈夫です。
    + 括弧内は1行でも大丈夫です。空にすると文法エラーになります。
    + 「else」の前で改行すると、そこで文が終わります = 文法エラーになります。
    + なお、括弧内で、同じ環境変数に対して代入と参照を行う時は、注意が必要です。
    + 詳しくは、「バッチファイル。IF文やFOR文の中で複数コマンドを書く時の注意点

o どちらも括弧を付けて書く方法
--------
@echo off
if "%1"=="ミクさん" (
echo おはようございます。ミクさん。
echo 皆さん、おはようございます。
) else (
echo こんにちは。
)
--------

    + IF 文内の最初の空白は、無くても大丈夫です。
    + 最後の「)」の前は、改行しなくても大丈夫です。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


==
関連ページ:
    ▼Windowsコマンド。制御文と環境変数▼ABC順
    ▼Windowsコマンド一覧▼ABC順
    ▼コマンドプロンプト画面
    ▼制作メモ
    > ▼FOR = 繰り返し実行する
    GOTO = 指定したラベルに移動する
    CALL = バッチファイルやラベルを呼び出す

2011年1月29日土曜日

to_dk作品を発表順で探す - to_dk作品紹介.

to_dk作品紹介
▼2012年の作品
▼2011年の作品
▼2010年の作品
▼2009年の作品
▼2008年の作品
----
上が最新です。


==
関連ページ:
    ▼作品紹介
    ▼目次
    > to_dk作品の公開場所
    to_dk文章作品を素材として使う方法

MIDI Yokeをアンインストールする方法 - Domino

MIDI Yoke
MIDI Yokeのアンインストールは、「コントロールパネル」の「プログラムの追加と削除」から行う事が出来ます。


**** 手順(= Windows XPの場合)
o コンピューターの管理者でログインします。
o 他に開いているアプリケーションがあったら、全部閉じます。
o スタートボタンから、「コントロールパネル」-「プログラムの追加と削除」
o 「プログラムの追加と削除」画面が出てきますので、MIDI Yokeを選択します。
o 「変更」ボタンと「削除」ボタンが出てきますので、「削除」
o 質問「コンピュータから MIDI Yoke を削除しますか。」が出てきますので、「はい」。
o アンインストールが始まりますので、終わるまで待ちます。
    + 他のアプリケーションを開いていると、途中でアンインストールが止まります。
    + そのような時は、他のアプリケーションを閉じた後に「Retry」ボタンを押します。
o アンインストールが終わったら、念の為、コンピューターを再起動します。


**** 確認したバージョン
o MIDI Yoke NT 1.75 (+ Windows XP Service Pack 3)


==
関連ページ:
    ▼MIDI Yoke
    ▼Dominoのヘルプと楽器設定
    ▼Domino
    ▼制作メモ
    +
    MIDI Yokeを入手する
    MIDI Yokeをインストールする
    FL STUDIOからMIDI Yokeの接続を切る

DIR /B。ファイル名だけの一覧を簡単に取得する方法 - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。ファイルとフォルダー関連
○Windows XP
ファイル一覧を取得する時は、「DIR /B」コマンドが便利です。
「サブフォルダーを含めるか否か」「特定順序で並べる」という指定も、簡単に行う事が出来ます。


**** 書式
o ファイルとサブフォルダーの名前を取得する場合
--------
dir /b 調べたいフォルダーのパス
--------


o ファイルだけの名前を取得する場合
--------
dir /a-d /b 調べたいフォルダーのパス
--------


o パスを指定しない時は、カレントディレクトリ(= 現在の場所)の情報を表示します。
o 特定順序で並べたい時は、/O オプションを併用します。
o DIR コマンドの詳しい説明は、「DIR = フォルダーやファイルの管理情報を一覧表示する


**** 使用例
o c:\mikusan 下のファイル名一覧をファイルで欲しい時は
--------
dir /b c:\mikusan > out.txt
--------


o サブフォルダーの情報も欲しい時は
--------
dir /b /s c:\mikusan > out.txt
--------

    + /S オプションを付けると、ファイル名はフルパスで表示されます。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


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関連ページ:
    ▼Windowsコマンド。ファイルとフォルダー関連▼ABC順
    ▼Windowsコマンド一覧▼ABC順
    ▼コマンドプロンプト画面
    ▼制作メモ
    > ワイルドカード = Windowsコマンドで複数ファイルを指定する方法
    FCコマンドで、ファイル名のワイルドカードが正しく動かないパターン
    CD = 現在居る場所(= カレントディレクトリ)を表示、変更する

ご参考。zoomeの使い方メモ(サービス終了)

ホームページを作る(新着順)
お目当てのzoomeサークルを簡単に探す

o マイページを飾り付ける
zoomeマイページの基本デザイン(スキン)を変更する
zoomeマイページをCSSカスタマイズする
マイページで、zoomeのスキンからCSSカスタマイズする
   + ▼CSSカスタマイズする方法

o CSSカスタマイズのzoome専用小技
zoomeのマイページを簡単に解析する
zoomeマイページの右と左を区別する
zoomeのマイクリップ一覧で、出てくる説明文をCSSカスタマイズする
zoomeマイページ。プレビューでの失敗例と対策
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zoome(= 投稿サイトの一つ)を使っている時に気づいた点を、メモします。

o to_dkでは、主に、Music Makerのサークルに書き込みをする時に使っています。
o zoomeから、サービス終了のお知らせがありました。終了予定日は、2011年8月31日。


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関連ページ:
    ▼ホームページを作る
    ▼制作メモ
    ▼目次
    > ▼CSSカスタマイズ
    ▼@wiki

2011年1月28日金曜日

バッチファイルでIF文の条件式を書く時の注意点 - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。制御文と環境変数
○Windows XP
信頼性の高いバッチファイルを書く方法についてです。

IF文で変数を使う条件式を書く時は、条件式の左辺や右辺を「"」で括る事を、おすすめします。
そうしないと、変数の値が空の時に、左辺や右辺の値が空になって、文法エラーを起こす事があるからです。

o この動きは、コマンドプロンプト画面とは異なりますので、注意します。
o 問題を起こすのは、変数の値を「%」や「!」を使って表示する時です。
o 問題を起こさないのは
    + 変数の前後に普通の文字が入っている場合 = 必ず文字が残ります。
    + 値を数値と解釈する時も、大丈夫みたいです。例えば、「IF ERRORLEVEL 数値」構文


**** 問題が起こる書き方
o %1 が空の時、IF文の所で文法エラーになります = 途中で終了してしまいます。
--------
@echo off
if %1==ミクさん echo ミクさん。おはようございます。
echo 皆さん、おはようございます。
--------



**** 正しい書き方
o %1が空の時にも正しく動く書き方です。変数 %1 と値の両方を「"」で括るのがポイントです。
--------
@echo off
if "%1"=="ミクさん" echo ミクさん。おはようございます。
echo 皆さん、おはようございます。
--------



**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


==
関連ページ:
    ▼Windowsコマンド。制御文と環境変数▼ABC順
    ▼Windowsコマンド一覧▼ABC順
    ▼コマンドプロンプト画面
    ▼制作メモ
    > バッチファイル。IF文やFOR文の中で複数コマンドを書く時の注意点
    %変数の使い方
    環境変数の使い方。置換と部分文字列

バッチファイル。IF文やFOR文の中で複数コマンドを書く時の注意点 - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。制御文と環境変数
○Windows XP
IF 文や FOR 文の中で複数コマンドを実行したい時は、丸括弧(= 小括弧)を使うと便利です。
但し、次の時は、書き方を工夫する必要があります。
o IF 文や FOR 文の括弧内で環境変数の代入と参照を行いたい時
o 括弧内で、「"」に括られていない「)」を直接書きたい時


**** 問題となるパターン
o 括弧内で「"」に括られていない「)」を直接記述すると、文法エラーになります。
    + 全角の「)」は大丈夫です。
    + 変数の中に入っている「)」は大丈夫です。
o 次の2つの事を同時に行うと、コマンドプロンプトは予想外の値を返します。
    + 1つの丸括弧(= 小括弧)内で、環境変数に対して値を代入する
    + その括弧内において、代入した環境変数の値を参照する
o この時、参照した環境変数の値は、括弧内で代入する前の値となります。
    + 代入した値が有効になるのは、IF文(やFOR文)を抜けた直後からです。

--------
@echo off
set MIKU=ミクさん
if "%MIKU%"=="ミクさん" (
  set MIKU=ミク
  echo %MIKU%だよ
)
echo %MIKU%%MIKU%
--------

    + 予想は「ミクだよ」「ミクミク」
    + 結果は「ミクさんだよ」「ミクミク」


**** 問題となる原因
o コマンドプロンプトは、コマンドを1つずつ実行します。
o そして、IF文(やFOR文)は、括弧を含めて1つと解釈します。
o その結果、IF文(やFOR文)の中にある %環境変数% は、全て、IF文(やFOR文)を実行する直前の値で置き換わります。


**** 解決方法
o 3つの方法があります。
    + 参照と代入を別々の文に分けてしまう方法
    + CALL文を使う方法
    + 遅延環境変数を使う方法

** 参照と代入を別々の文に分けてしまう方法
--------
@echo off
set MIKU=ミクさん
if not "%MIKU%"=="ミクさん" goto XMIKU
set MIKU=ミク
echo %MIKU%だよ
:XMIKU
echo %MIKU%%MIKU%
--------

    + 結果は「ミクだよ」「ミクミク」
    + この書き方は、古いパソコンでも動きます。

** CALL文を使う方法
--------
@echo off
set MIKU=ミクさん
if "%MIKU%"=="ミクさん" call :x_call
echo %MIKU%%MIKU%
goto :eof

:x_call
set MIKU=ミク
echo %MIKU%だよ
goto :eof
--------

    + 結果は「ミクだよ」「ミクミク」
    + CALL先に限り、1文ずつ評価される状態になります。
    + 括弧の中から「echo %MIKU%だよ」の部分だけを CALL 文にする事も出来ます = 同じ結果になります。
    + この書き方は、古いパソコンで動くかどうかは分かりません。
    + CALL先をバッチファイルにして、goto :eofを使わなければ、古いパソコンでも動きます。

** 遅延環境変数を使う方法
o 遅延環境変数を使う場合、次の3点で書く方法がお手軽です。
    + setlocal をオプション付き
    + endlocal
    + 遅延評価したい環境変数は「%」の代わりに「!」
o 但し、環境変数の有効範囲が通常よりも狭くなっていますので、気を付けて使います。
    + setlocal の中で代入した環境変数の値は、endlocal やバッチファイルを抜けると元に戻ります。
--------
@echo off
setlocal enabledelayedexpansion
set MIKU=ミクさん
if "%MIKU%"=="ミクさん" (
  set MIKU=ミク
  echo !MIKU!だよ
)
echo %MIKU%%MIKU%
endlocal
--------

    + 結果は「ミクだよ」「ミクミク」
    + この書き方は、おそらく、Windows NT以前では動きません。
o この他に、コマンドプロンプト cmd.exe を遅延させるオプションを付けて呼び出し、その中で実行させる方法もあります。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


==
関連ページ:
    ▼Windowsコマンド。制御文と環境変数▼ABC順
    ▼Windowsコマンド一覧▼ABC順
    ▼コマンドプロンプト画面
    ▼制作メモ
    > %変数の使い方
    環境変数の使い方。置換と部分文字列
    環境変数の生存期間について
    +
    GOTO = 指定したラベルに移動する
    バッチファイルでif文の条件式を書く時の注意点
(2011年3月2日追加。FOR文対応と、CALLを使った回避方法)
(2011年1月30日追加。括弧内で「"」に括られていない「)」)

2011年1月27日木曜日

POPD = 現在居る場所(= カレントディレクトリ)を、PUSHDで保存した場所に戻す - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。ファイルとフォルダー関連
○Windows XP
現在居る場所(= カレントディレクトリ)を、PUSHDで保存した場所に戻します。

o PUSHD コマンドでネットワークパスを指定した時の「戻す」動作については、未確認です。
    + 詳しくは、この下の機能欄の説明をご覧下さい。


**** 書式
--------
popd
--------

o コマンド名は、大文字小文字のどちらでも大丈夫です。


**** 戻り値 ( ERRORLEVELの値。確認分のみ )
o (指定なし) = 成功、もしくは戻し終わり = このコマンドは、ERRORLEVELの値を更新しません。


**** 使用例(= pushd コマンドの例と同じです)
--------
cd /d c:\

pushd c:\ミクさん\Cドライブだよー
pushd "d:\ミクさん\Dドライブ だよー"

echo 現在「Dドライブ だよー」に居ます。
popd

echo 現在「Cドライブだよー」に居ます。
popd

echo 現在、Cドライブの直下に居ます。
--------

o フォルダーのパスの途中に空白が入っている時は、「"」で括ります。
o また、フォルダーの区切り文字を「/」にする時も、「"」で囲みます。


**** 機能
o 現在居る場所(= カレントディレクトリ)を、PUSHDコマンドで保存した場所に戻します。
o 最後に保存した場所から順に戻していきます。
    + 保存はスタック形式です。保存する時は上に積み重ね、戻す時は上から取り出します。
o 保存した場所が空になると、何もしません。

o ネットワークパスを指定した時の動作については、未確認です。
    + ヘルプの説明によると、「コマンド拡張機能を有効にすると、PUSHDコマンドで、ネットワークパスを指定する事が出来ます。POPDコマンドは、PUSHDコマンドが作成した「一時的なドライブ文字」を削除します。」との事でした。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


==
関連ページ:
    ▼Windowsコマンド。ファイルとフォルダー関連▼ABC順
    ▼Windowsコマンド一覧▼ABC順
    ▼コマンドプロンプト画面
    ▼制作メモ
    > DIR = フォルダーやファイルの管理情報を一覧表示する
    TREE = ディレクトリ構造(= フォルダー構造)を表示する
    MKDIR = ディレクトリ(= フォルダー)を作る
    +
    PUSHD = 現在居る場所(= カレントディレクトリ)を保存しつつ変更する

PUSHD = 現在居る場所(= カレントディレクトリ)を保存しつつ変更する - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。ファイルとフォルダー関連
○Windows XP
現在居る場所(= カレントディレクトリ)を保存しつつ、指定した場所に変更します。

o ネットワークパスを指定した時の動作については、未確認です。
    + 詳しくは、この下の機能欄の説明をご覧下さい。


**** 書式
--------
pushd [フォルダーのパス]
--------

o コマンド名は、大文字小文字のどちらでも大丈夫です。
o フォルダーのパス - 移動先のフォルダーのパスを指定します。
    + 相対パスも使用出来ます。
    + 「..」(= 親フォルダー)を使用出来ます。
    + 次の時には、前後に必ず「"」(= 二重引用符)を付けます。
        + 「\」の代わりに、UNIXの区切り文字「/」を使う時
    + なお、パスの途中の空白については、「"」(= 二重引用符)が無くても正しく扱いました。
o フォルダーのパスを指定しない時、このコマンドは何もしません。


**** 戻り値 ( ERRORLEVELの値。確認分のみ )
o 0 = 成功
o 1 = エラー
    + 指定されたパスが見つかりません。 = フォルダーのパスの書き方が間違っています。
    + 指定されたドライブが見つかりません。 = フォルダーのパス先頭にあるドライブ名が見つかりません。
    + デバイスの準備ができていません。 = ドライブに、CD-ROM や DVD などが入っていません。


**** 使用例
--------
cd /d c:\

pushd c:\ミクさん\Cドライブだよー
pushd "d:\ミクさん\Dドライブ だよー"

echo 現在「Dドライブ だよー」に居ます。
popd

echo 現在「Cドライブだよー」に居ます。
popd

echo 現在、Cドライブの直下に居ます。
--------

o フォルダーのパスの途中に空白が入っている時は、「"」で括ります。
o また、フォルダーの区切り文字を「/」にする時も、「"」で囲みます。


**** 機能
o 現在居る場所(= カレントディレクトリ)を、指定した場所に変更します。この時、現在居る場所を保存します。
    + 保存した場所に戻るには、POPD コマンドを使います。

o ネットワークパスを指定した時の動作については、未確認です。
    + ヘルプの説明によると、コマンド拡張機能を有効にすると、ネットワークパスを指定する事が出来るみたいです。
    + 「この時、一時的なドライブ文字を作成して、そのドライブ経由で接続します。」との事でした。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


==
関連ページ:
    ▼Windowsコマンド。ファイルとフォルダー関連▼ABC順
    ▼Windowsコマンド一覧▼ABC順
    ▼コマンドプロンプト画面
    ▼制作メモ
    > POPD = 現在居る場所(= カレントディレクトリ)を、PUSHDで保存した場所に戻す
    DIR = フォルダーやファイルの管理情報を一覧表示する
    TREE = ディレクトリ構造(= フォルダー構造)を表示する
    +
    CD = 現在居る場所(= カレントディレクトリ)を表示、変更する

2011年1月26日水曜日

FTYPE = ファイルを「開く」時のコマンドを表示、変更する - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。ファイルとフォルダー関連
○Windows XP
ファイルを「開く」時のコマンドを表示、変更します。

o 表示はファイルタイプ単位です。拡張子まで辿りたい時は、ASSOC コマンドを併用します。


**** 書式
--------
ftype [ファイルタイプ[=コマンド文字列]]
--------

o コマンド名は、大文字小文字のどちらでも大丈夫です。
o ファイルタイプ = ファイルの拡張子に関連付いている名前です。
   + 拡張子と関連付けられているファイルタイプを調べたい時は、ASSOC コマンドを使います。
o =コマンド文字列 = 変更する時に指定します。ファイルを開く時のコマンド文字列です。
   + 先頭に = を1つ付けます。間に空白は入れません。
   + 後続のコマンド文字列は必須です。ASSOC コマンドとは異なります。
   + Windowsコマンドは直接指定出来ません。
   + コマンド文字列の中では、下記の変数を利用する事が出来ます。
o 何も指定しなかった時は、Windowsに登録されている全てのファイルタイプについて、コマンドを表示します。

** コマンド文字列の中で使用出来る変数
o %0 = 「開く」で起動したプログラム名
o %1 = 開いたファイル名
o %2 = 1つ目の引数 = 第1パラメーター
o %3 = 2つ目の引数 = 第2パラメーター
o (以下、 %9 = 第8パラメーター まで同様です。)

o %* = 全ての引数 = 9番目以降の引数も渡されます。
o %~2 = 1つ目以降の引数 = 9番目以降の引数も渡されます。
o %~3 = 2つ目以降の引数 = 9番目以降の引数も渡されます。
o (以下、 %~9 まで同様です。)
o (「~」キーは、パソコンのキーボードの右上。Shiftキーを押しながら、「0」キーの2つ右にある「へ」の字キーを押します。)
o この他に、環境変数も、コマンドを書く時に使用が可能です。
    + %SystemRoot% や %ProgramFiles% などは、コマンドを実行する時に自動変換されます。

o なお、バッチファイルから %1 と書き込みたい時は、%%1 と書きます。
    + バッチファイル内で「%」文字を表現したい時は、「%%」と書きます。


**** 戻り値 ( ERRORLEVELの値。確認分のみ )
o (設定なし) = 成功。この時、ERRORLEVELの値を更新しません。
o 1 = コマンドの構文が誤っています。 = 変更に失敗しました。途中の「=」が2つ続いています。
o 2 = ファイル タイプ 'mikusan' が見つからないか、オープン コマンドが関連付けられていません。= このファイルタイプの情報を表示出来ませんでした。指定したファイルタイプは未登録です。


**** 使用例
o 拡張子 .negi に対して、メモ帳を開く例です。
o 最初に、拡張子 .negi と、ファイルタイプ mikusan が登録されていない事を確認します。
--------
assoc .negi
ftype mikusan
--------


o 問題がなければ登録します。拡張子 .negi - ファイルタイプ mikusan - メモ帳を開く
--------
assoc .negi=mikusan
ftype mikusan=%SystemRoot%\system32\NOTEPAD.EXE %1
--------

o バッチファイルで ftype コマンドを使う時は、%1 の所を %%1 と書きます。
o この書き方の場合、%SystemRoot% の部分は、「C:\Windows」などに変換されてから、登録されます。
o 登録する時は、後悔しない名前を選びます。登録された名前を完全に削除するには、レジストリ操作が必要です。

o 既にあるファイルタイプを使用する時は、ASSOC コマンドを使います。
--------
assoc .negi=txtfile
--------



**** 機能
o 指定したファイルタイプに対して、「開く」時のコマンドを表示、変更します。
o 何も指定しない時、Windowsに登録されている全てのファイルタイプについて、コマンドを表示します。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


==
関連ページ:
    ▼Windowsコマンド。ファイルとフォルダー関連▼ABC順
    ▼Windowsコマンド一覧▼ABC順
    ▼コマンドプロンプト画面
    ▼制作メモ
    > VERIFY = コマンドプロンプトに、ファイルがディスクに正しく書き込まれた事を確認させる
    変数 CD = カレントディレクトリ = 現在の場所
    環境変数 PATH = 実行可能ファイルを検索する場所
    +
    ASSOC = ファイルの拡張子に関連付ける名前(= ファイルタイプ)を表示、変更する
(2011年1月27日変更。書式のファイルタイプからピリオド除去)

ブログの投稿記事を書く欄の、縦の長さを調節する方法 - Blogger

Bloggerブログの本文を書く。ラベルと貼り付けとHTMLモード
Bloggerの投稿文章を書く画面の縦幅は、簡単に調節する事が出来ます。


**** 手順
o 文章の入力欄が下まで伸びていない時は、入力欄の下の境界の真ん中にある「▼」をクリックします。
    + すると、入力欄が下に伸びて、沢山の行を表示出来る様になります。
o 文章の入力欄が下まで伸びている時は、ブラウザーの下の境界部分を掴んで、引き伸ばします。
    + マウスカーソルが「上下の矢印」になった所を掴んで、上下にドラッグします。
    + 境界の判定が厳しいです。上手に操作できない時は、マウスカーソルの形の変化を観察しながら操作します。


==
関連ページ:
    ▼Bloggerブログの本文を書く。ラベルと貼り付けとHTMLモード
    ▼Blogger
    ▼制作メモ
    > Bloggerの編集画面で使う言語を変更する
    Bloggerのラベル(タグ)を簡単につける
    ブログに画像を貼り付ける
(2012年5月7日変更。新デザイン対応)

ASSOC = ファイルの拡張子に関連付ける名前(= ファイルタイプ)を表示、変更する - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。ファイルとフォルダー関連
○Windows XP
ファイルの拡張子に関連付ける名前(= ファイルタイプ)を表示、変更します。

o ファイルタイプは、表示する名前ではありません。Windowsが管理する時の名前です。
o このコマンドは、FTYPEコマンドと一緒に使う事が多いです。


**** 書式
--------
assoc [.拡張子[=[ファイルタイプ]]]
--------

o コマンド名は、大文字小文字のどちらでも大丈夫です。
o .拡張子 = ファイルの拡張子です。
   + 先頭のピリオド「.」を必ず付けます。
      + ピリオドを付けないと、拡張子に関連付けてくれません。
   + 慣例として、半角英数字(とアンダーライン)を使用します。
   + アンダーラインは、Visual Studio(= プログラム開発ツール)が使っていました。
   + 漢字などを指定した時の動作は不明です。
o = = 変更する時に指定します。
o ファイルタイプ = ファイルの拡張子に関連付けたい名前です。
   + 指定する時は、間に空白を入れずに書きます。「assoc .拡張子=ファイルタイプ」
   + 慣例として、半角英数字とピリオド(とアンダーライン)を使用します。
   + 漢字などを指定した時の動作は不明です。


**** 戻り値 ( ERRORLEVELの値。確認分のみ )
o (設定なし) = 成功。この時、ERRORLEVELの値を更新しません。
o 1 = コマンドの構文が誤っています。 = 変更に失敗しました。途中の「=」が2つ続いています。
o 2 = 拡張子.negiのファイルの関連付けが見つかりません = この拡張子の情報を表示出来ませんでした。指定した拡張子は未登録です。


**** 使用例
o 拡張子.negiをファイルタイプ mikusan に関連付ける例
--------
assoc .negi

assoc .negi=mikusan
--------

o ファイルタイプを変更すると、Windowsに登録されます。変な名前を付けないで下さい。


**** 機能
o ファイルの拡張子に関連付ける名前(= ファイルタイプ)を表示、変更します。
o 何も指定しない時、Windowsに登録されている全ての拡張子について、ファイルタイプを表示します。


**** メモ
o このコマンドでWindowsに指示出来る事は、「この拡張子を使う時には、このファイルタイプを使って下さい。」だけですから。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


==
関連ページ:
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    ▼コマンドプロンプト画面
    ▼制作メモ
    > ATTRIB = ファイル属性を表示、変更する
    FTYPE = ファイルを「開く」時のコマンドを表示、変更する
    VERIFY = コマンドプロンプトに、ファイルがディスクに正しく書き込まれた事を確認させる
(2011年1月26日変更。使用例のピリオド抜けを訂正。戻り値1を追加)

2011年1月25日火曜日

CD = CHDIR = 現在居る場所(= カレントディレクトリ)を表示、変更する - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。ファイルとフォルダー関連
○Windows XP
現在居る場所(= カレントディレクトリ)を表示、変更します。

o フォルダーのパスを指定しない時、カレントディレクトリを表示します。
o 他のドライブに移動する時は、/d オプションを付けると便利です。

o カレントディレクトリを取得したい時は、%CD% を使用する事も出来ます。


**** 書式
--------
cd [/d] [フォルダーのパス]
もしくは
chdir [/d] [フォルダーのパス]
--------

o コマンド名やキーワードは、大文字小文字のどちらでも大丈夫です。
o /d = ドライブも変更したい時に使用します。
o フォルダーのパス - 移動したいフォルダーの場所とフォルダー名を「\」でつなぎます。
    + 相対パスも使用出来ます。
    + 「..」(= 親フォルダー)を使用出来ます。
    + 次の時には、前後に必ず「"」(= 二重引用符)を付けます。
        + パスの途中に空白が入っている時
        + 「\」の代わりに、UNIXの区切り文字「/」を使う時


**** 戻り値 ( ERRORLEVELの値。確認分のみ )
o 0 = 成功
o 1 = エラー
    + 指定されたパスが見つかりません。 = フォルダーのパスの書き方、もしくはオプションが間違っています。
    + 指定されたドライブが見つかりません。 = フォルダーのパス先頭にあるドライブ名が見つかりません。
    + デバイスの準備ができていません。 = ドライブに、CD-ROM や DVD などが入っていません。


**** 使用例
o 漢字も使用出来ます。
--------
cd /d c:\ミクさん\Cドライブだよー
cd /d "d:\ミクさん\Dドライブ だよー"

c:
cd c:\ミクさん\Cドライブだよー

d:
cd "/ミクさん/Dドライブ だよー"
--------

o フォルダーのパスの途中に空白が入っている時は、「"」で括ります。
o また、フォルダーの区切り文字を「/」にする時も、「"」で囲みます。


**** 機能
o 何も指定しない時、現在居る場所(= カレントディレクトリ)を表示します。
o フォルダーのパスを指定すると、カレントディレクトリを変更します。
o このコマンドは、途中に空白が入っていても、フォルダーのパスを認識します。
    + コマンド拡張機能を無効にすると、動きが下記のように変わります。
o /D オプションを付けると、カレントドライブを一緒に変更する事が出来ます。
    + /D オプション無しの時は、ドライブは切り替わりません。

** カレントドライブについて
o Windowsのコマンドプロンプトには、カレントドライブとカレントディレクトリという、2つの概念があります。
o カレントディレクトリは、ドライブ毎に記憶されています。
o そして、カレントドライブを変更した時に、そのドライブのカレントディレクトリが有効になります。

** コマンド拡張機能を無効にした時の動作
o (例えば、「cmd /e:off」を実行して、その中で、このコマンドを動かした時です。)
o 途中に空白が入っていると、そこまでをフォルダーのパスと認識します。
    + フォルダーのパスに途中の空白を含めたい時は、フォルダーのパスを「"」で括ります。
o /d オプションが付いていると、何もしません。
    + コマンド拡張機能無効中にも同じように動かしたい時は、次のように書きます。
--------
d:
cd "/ミクさん/Dドライブ だよー"
--------

o もっとも、ヘルプの説明によると、コマンド拡張機能を強制的に有効にする事も出来るみたいです。(= 未確認)
o どちらかというと、なるべく昔のWindowsでも動かしたい時の注意点だと思います。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


==
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    ▼コマンドプロンプト画面
    ▼制作メモ
    > PUSHD = 現在居る場所(= カレントディレクトリ)を保存しつつ変更する
    POPD = 現在居る場所(= カレントディレクトリ)を、PUSHDで保存した場所に戻す
    DIR = フォルダーやファイルの管理情報を一覧表示する
    +
    ファイルやフォルダーのパスを簡単に入力する
    ファイルやフォルダーのパスを書いて、エラーになる時の確認点
    MKDIR = ディレクトリ(= フォルダー)を作る
    RMDIR = ディレクトリ(= フォルダー)を削除する
(2011年2月6日追加。コマンド拡張機能無効時の動作。合わせて機能欄の表現を整理)
(2011年2月4日追加。機能欄に、もう一度試した時の動作)

バッチファイルで、ファイルを普通に「開く」方法 - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。プログラム実行関連
○Windows XP
コマンドプロンプトでは、関連付けられたアプリケーションを使ってファイルを開く事も出来ます。
「Windowsコマンドを書かずに、ファイル名(ファイルのパス)だけ書く」のがポイントです。


**** 書き方の例
--------
"c:\ミクさん\ミクさんの伝言板.txt"
--------

o 書いたパスの途中に空白がある時は、「"」(= 二重引用符)で括ります。
    + 上の例の場合、「"」(= 二重引用符)は不要ですが、書いても正しく動きます。


**** メモ
o エクスプローラーからファイルを開く時と同じ動きをします。
o ショートカット(.lnk)にも対応しています。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


==
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    ▼コマンドプロンプト画面
    ▼制作メモ
    > CALL = バッチファイルを呼び出す
    PAUSE = 処理を一時停止する
    EXIT = 終了する
    +
    バッチファイルで、空白(=スペース)付きの引数(= パラメーター)を扱う方法

2011年1月24日月曜日

ファイルやフォルダーのパスを書いて、エラーになる時の確認点 - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。ファイルとフォルダー関連
Windowsコマンド。プログラム実行関連
○Windows XP
ファイルやフォルダーを指定する所でエラーになったり動きが変になる時は、次の点を確認すると、解決するかもしれません。


**** 手順
o 次のような時は、ファイルのパスの前後を「"」(= 二重引用符)で囲みます。
    + パスの途中に空白が入っている時
    + フォルダーの区切り文字を「\」ではなく「/」としている時
    + (Windowsコマンドの中には、このように書かないとエラーになるものがあります。)
    + 詳しくは、「バッチファイルで、空白(=スペース)付きの引数(= パラメーター)を扱う方法

o CD コマンドを使って違うドライブに移動する時は、ドライブの移動を明示的に行います。例えば、Cドライブから M ドライブに移動する場合
--------
cd /d m:\ミクさん
もしくは
m:
cd m:\ミクさん
--------

    + 最後のコマンドは、「cd \ミクさん」と書く事も出来ます。

o パスの先頭にあるドライブ部分は、C: ではなくて、C:\ です。
    + でも、この書き方は問題無いかもしれません。
    + 「cd c:ミクさん」のように書いても、コマンドは正しく動きました。


**** メモ
o パスの途中を変数にしている時は、ECHO コマンドを使った表示確認が便利です。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


==
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    ▼Windowsコマンド一覧▼ABC順
    ▼コマンドプロンプト画面
    ▼制作メモ
    > ファイルやフォルダーのパスを簡単に入力する
    DIR /B。ファイル名だけの一覧を簡単に取得する
    > バッチファイルで、空白(=スペース)付きの引数(= パラメーター)を扱う方法
    バッチファイルで、ファイルを普通に「開く」方法
    +
    実行中のプログラムを止める

バッチファイルで、空白(=スペース)付きの引数(= パラメーター)を扱う方法 - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。プログラム実行関連
○Windows XP
コマンドプロンプト画面やバッチファイルでは、空白が入っている引数(= パラメーター)を扱う事が出来ます。

o コマンドを呼び出す側で、引数の前後を「"」(= 二重引用符)で囲みます。
o 呼ばれたコマンド側では、与えられた引数の前後にある「"」を削除してから使います。
    + バッチファイルの場合は、引数の途中に「~」を付ける方法が簡単です。
    + 「%~2」や「%%~F」のように使います。詳しくは、「%変数の使い方
    + 「~」の入力方法 = パソコンのキーボードの右上。Shiftキーを押しながら、数字の 0 の2つ右にある、への字のキーを押します。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


==
関連ページ:
    ▼Windowsコマンド。プログラム実行関連▼ABC順
    ▼Windowsコマンド一覧▼ABC順
    ▼コマンドプロンプト画面
    ▼制作メモ
    > バッチファイルで、ファイルを普通に「開く」方法
    CALL = バッチファイルを呼び出す
    PAUSE = 処理を一時停止する
    +
    ファイルやフォルダーのパスを書いて、エラーになる時の確認点

VERIFY = コマンドプロンプトに、ファイルがディスクに正しく書き込まれた事を確認させる - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。ファイルとフォルダー関連
Windowsコマンド。ドライブとディスク管理
○Windows XP
コマンドプロンプトからの書き込み時、ファイルがディスクに正しく書き込まれた事を確認させます。

o 初期値は OFF になっています。


**** 書式
--------
verify [on | off]
--------

o コマンド名やキーワードは、大文字小文字のどちらでも大丈夫です。
o on = コマンドプロンプトからのファイル書き込み時に、ディスクに正しく書き込まれた事を確認します。
o off = ディスクに正しく書き込まれた事を確認しません。初期値は OFF です。
    + 2つの値を同時に指定した時、verify コマンドは何もしません。


**** 戻り値 ( ERRORLEVELの値。確認分のみ )
o 0 = 成功
o 1 = エラー。オプションの値が間違っています。もしくは、on とoffを同時に指定しています。


**** 使用例
--------
verify on
echo ミクさん、おはようございます。 > ミクさんへの挨拶.txt
--------



**** 機能
o オプションの指定が無い時、このコマンドの発行状態を表示します。既定値は OFF です。
o オプションが on の時、コマンドプロンプトからの書き込み時に、ファイルがディスクに正しく書き込まれた事を確認させます。
    + 実際に確認したかどうかは、検証出来ませんでした。


**** メモ
o ファイル書き込みの正確さを重視したい時には、このコマンドを、ファイルへの書き込み前に使います。
o このコマンドの有効範囲は、実行中のコマンドプロンプト画面だけです。
    + コマンドプロンプト画面から呼び出されたプログラムへの効果については、分かりませんでした。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


==
関連ページ:
    ▼Windowsコマンド。ファイルとフォルダー関連▼ABC順
    ▼Windowsコマンド。ドライブとディスク管理▼ABC順
    ▼Windowsコマンド一覧▼ABC順
    ▼コマンドプロンプト画面
    ▼制作メモ
    > 変数 CD = カレントディレクトリ = 現在の場所
    環境変数 PATH = 実行可能ファイルを検索する場所
    > ▼Windowsコマンド。制御文と環境変数

2011年1月23日日曜日

TREE = ディレクトリ構造(= フォルダー構造)を表示する - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。ファイルとフォルダー関連
○Windows XP
指定したフォルダーの、ディレクトリ構造(= フォルダー構造)を表示します。


**** 書式
--------
tree [/f] [/a] フォルダーのパス
--------

o コマンド名やキーワードは、大文字小文字のどちらでも大丈夫です。
o /f = ファイル名も表示します。省略時はフォルダー名しか表示しません。
o /a = 線を引く時にアスキーコードを使います。省略時は罫線文字を使います。
o フォルダーのパス - フォルダーを作る場所とフォルダー名を「\」でつなぎます。
    + 今居る場所からの相対パスも指定出来ます。
    + このコマンドでは、「\」の代わりに UNIXの区切り文字「/」を使う事も出来ます。


**** 戻り値 ( ERRORLEVELの値。確認分のみ )
o 0 = 成功、もしくはエラー


**** 使用例
o 漢字も使用出来ます。
--------
tree c:\ミクさん\ネギ予約

c:
cd c:\ミクさん
tree ネギ予約
--------



**** 機能
o 指定したフォルダーの、ディレクトリ構造(= フォルダー構造)を表示します。
o /f オプションを使うと、ファイル名を表示する事が出来ます。
o 表示内容は全て文字列です。
    + ですので、リダイレクト機能を使って、表示内容をファイルに出力する事も出来ます。
--------
tree c:\ミクさん\ネギ予約 > out.txt
--------



**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


==
関連ページ:
    ▼Windowsコマンド。ファイルとフォルダー関連▼ABC順
    ▼Windowsコマンド一覧▼ABC順
    ▼コマンドプロンプト画面
    ▼制作メモ
    > MKDIR = ディレクトリ(= フォルダー)を作る
    RMDIR = ディレクトリ(= フォルダー)を削除する
    SUBST = ドライブ名を一時的に割り当てて、フォルダーを関連付ける
    +
    CD = 現在居る場所(= カレントディレクトリ)を表示、変更する
    DIR = フォルダーやファイルの管理情報を一覧表示する

RMDIR = RD = ディレクトリ(= フォルダー)を削除する - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。ファイルとフォルダー関連
○Windows XP
ディレクトリ(= フォルダー)を削除します。

o オプションを指定しない場合、フォルダーの中にファイルなどが入っていると、エラーになります。


**** 書式
--------
rmdir [/s] [/q] フォルダーのパス
もしくは
rd [/s] [/q]フォルダーのパス
--------

o コマンド名やキーワードは、大文字小文字のどちらでも大丈夫です。
o /s = 指定したフォルダーの下にあるものを全部削除します。
    + 削除する前に、「(削除しても)よろしいですか (Y/N)?」と質問してきます。
    + この質問をさせたくない時は、/q オプションを同時に指定します。
o /q = /s オプションを使う時、削除しますかの質問無しで削除します。
o フォルダーのパス - フォルダーを作る場所とフォルダー名を「\」でつなぎます。
    + フォルダー名だけ書いた時は、今居る場所にフォルダーを作ります。
    + 次の時には、前後に必ず「"」(= 二重引用符)を付けます。
        + パスの途中に空白が入っている時
        + 「\」の代わりに、UNIXの区切り文字「/」を使う時


**** 戻り値 ( ERRORLEVELの値。確認分のみ )
o (設定なし) = 成功、もしくはエラー。このコマンドは、ERRORLEVELの値を更新しません。


**** 使用例
o 漢字も使用出来ます。
--------
rmdir /s c:\葱を使わない料理
--------

o /s オプションを単独で使うと質問してきます。削除したい時は Yキーを押します。


**** 機能
o 指定したディレクトリ(= フォルダー)を削除します。
o 1度に指定出来るのは、1つのディレクトリ(= フォルダー)だけです。
o オプション無しの時、削除するフォルダーが空の時だけ削除します。
o /s オプションを付けると、無しの時、削除するフォルダーが空の時だけ削除します。


**** メモ
o このコマンドを使う時、必要なフォルダーを削除してしまわないよう、気を付けます。
o 自動処理の時、/s オプションだけ付けると、RMDIR コマンドが質問してきて処理が止まりますので注意します。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


==
関連ページ:
    ▼Windowsコマンド。ファイルとフォルダー関連▼ABC順
    ▼Windowsコマンド一覧▼ABC順
    ▼コマンドプロンプト画面
    ▼制作メモ
    > SUBST = ドライブ名を一時的に割り当てて、フォルダーを関連付ける
    FIND = ファイルの中を文字列検索する
    ▼FINDSTR = ファイルの中を正規表現、もしくは文字列で検索する。OR検索可能版
    +
    MKDIR = ディレクトリ(= フォルダー)を作る

PROMPT = コマンドプロンプトの表示文字列を変更する - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。画面表示と印刷関連
○Windows XP
現在のコマンドプロンプト画面の、コマンドプロンプトの表示文字列を変更します。

o コマンドプロンプト = 入力する場所の左に表示される文字の事です。


**** 書式
--------
prompt [表示文字列]
--------

o コマンド名は、大文字小文字のどちらでも大丈夫です。
o 表示文字列 = コマンドプロンプトとして表示したい文字列を指定します。
    + 表示文字列の中に、次の記号を埋め込む事が出来ます。
    + $A = アンパサンド「&」
    + $B = パイプ「|」
    + $C = 左の丸括弧(= 小括弧)「(」
    + $D = 現在の日付(= 2010/03/09。日付表示をカスタマイズしていない時。)
    + $E = エスケープ(= Escキーを押した時のコード。折れ曲がった矢印マーク。)
    + $F = 右の丸括弧(= 小括弧)「)」
    + $G = 大なり記号「>」
    + $H = バックスペース
        + 直前の文字が半角文字の時、直前の1文字を削除します。
        + 直前の文字が全角文字の時、半角文字が出てくるか行頭まで削除を続けます。
    + $L = 小なり記号「<」
    + $N = 現在のドライブ
    + $P = 現在の場所 = カレントディレクトリ
    + $Q = 等号「=」
    + $S = 空白「 」
    + $T = 現在の時刻(= 03:39:39.39。100分の1秒まで表示。)
    + $V = Windows XP のバージョン番号(= Version 5.1.2600)
    + $_ = 改行(= CR + LF)
    + $$ = ドル記号「$」
    + 表示文字列を指定しない時、このコマンドは何もしません。


**** 戻り値 ( ERRORLEVELの値。確認分のみ )
o (設定なし) = 成功、もしくはエラー。このコマンドは、ERRORLEVELの値を更新しません。


**** 使用例
--------
prompt ミクさん$G
--------



**** 機能
o 現在のコマンドプロンプト画面の、コマンドプロンプトの表示文字列を変更します。
o このコマンドは、ERRORLEVELの値を設定しません。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


==
関連ページ:
    ▼画面表示と印刷関連▼ABC順
    ▼Windowsコマンド一覧▼ABC順
    ▼コマンドプロンプト画面
    ▼制作メモ
    > COLOR = 現在のコマンドプロンプト画面の背景と文字の色を変更する
    CHCP = 現在の画面の言語設定(= 文字コード)を変更する
    GRAFTABL = 表示中画面の言語設定を切り替えて、グラフィックスモードを使用可能にする(= 32ビット専用)

COLOR = 現在のコマンドプロンプト画面の背景と文字の色を変更する - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。画面表示と印刷関連
○Windows XP
現在のコマンドプロンプト画面の、背景と文字の色を変更します。


**** 書式
--------
color [背景と文字の色番号]
--------

o コマンド名や色番号は、大文字小文字のどちらでも大丈夫です。
o 背景と文字の色番号 = 2桁の英数字で指定します。背景色+文字色
    + 1桁だけ指定すると、先頭は0 = 背景は黒になりました。
    + 何も指定しない時は、元の色に戻りました。
        + 画面をカスタマイズしていない時は、07 (背景 = 黒 / 文字 = 銀色)


o 指定出来る色番号
    + 0 =   黒 black #000000
    + 1 =   暗い青 navy #000080
    + 2 =   緑 green #008000
    + 3 =   青緑 teal #008080
    + 4 =   暗い赤 maroon #800000
    + 5 =   紫 purple #800080
    + 6 =   暗い黄色 olive #808000
    + 7 =   銀色 silver #C0C0C0 -- 初期値
    + 8 =   灰色 gray #808080
    + 9 =   青 blue #0000FF
    + A =   明るい緑 lime #00FF00
    + B =   水色 aqua #00FFFF
    + C =   赤 red #FF0000
    + D =   明るい紫 magenta #FF00FF
    + E =   黄色 yellow #FFFF00
    + F =   白 white #FFFFFF
    + 小文字(= a から f まで)も使用出来ます。

COLOR コマンドに指定出来る値
  文字 1 2 3 4 5 6 7 8 9 a b c d e f
背景   01 02 03 04 05 06 07 08 09 0a 0b 0c 0d 0e 0f
1 10   12 13 14 15 16 17 18 19 1a 1b 1c 1d 1e 1f
2 20 21   23 24 25 26 27 28 29 2a 2b 2c 2d 2e 2f
3 30 31 32   34 35 36 37 38 39 3a 3b 3c 3d 3e 3f
4 40 41 42 43   45 46 47 48 49 4a 4b 4c 4d 4e 4f
5 50 51 52 53 54   56 57 58 59 5a 5b 5c 5d 5e 5f
6 60 61 62 63 64 65   67 68 69 6a 6b 6c 6d 6e 6f
7 70 71 72 73 74 75 76   78 79 7a 7b 7c 7d 7e 7f
8 80 81 82 83 84 85 86 87   89 8a 8b 8c 8d 8e 8f
9 90 91 92 93 94 95 96 97 98   9a 9b 9c 9d 9e 9f
a a0 a1 a2 a3 a4 a5 a6 a7 a8 a9   ab ac ad ae af
b b0 b1 b2 b3 b4 b5 b6 b7 b8 b9 ba   bc bd be bf
c c0 c1 c2 c3 c4 c5 c6 c7 c8 c9 ca cb   cd ce cf
d d0 d1 d2 d3 d4 d5 d6 d7 d8 d9 da db dc   de df
e e0 e1 e2 e3 e4 e5 e6 e7 e8 e9 ea eb ec ed   ef
f f0 f1 f2 f3 f4 f5 f6 f7 f8 f9 fa fb fc fd fe  


**** 戻り値 ( ERRORLEVELの値。確認分のみ )
o 0 = 成功
o 1 = エラー。色番号を間違えています。もしくは、背景色と文字色に同じ色を指定しています。


**** 使用例
--------
color 3f
echo 背景をミクさん色に染めてみました。
--------



**** 機能
o 現在のコマンドプロンプト画面の、背景と文字の色を変更します。
    + 画面全体の色が変わります。
o 色は、番号で指定します。16色から選択出来ます。
    + 間違った番号を指定すると、このコマンドのヘルプを表示します。
o 指定順は、背景色、文字色の順
    + 色番号を 1桁だけ指定すると、先頭は 0 = 背景は黒になりました。
    + 何も指定しない時は、元の色に戻りました。
o 背景色と文字色を同じ色に設定すると、色は変わらず、ERRORLEVEL = 1 となります。


**** メモ
o 自動化する時は、特に色番号を間違えないように注意します。
o 理由は、色番号を間違えるとヘルプ表示する = 途中でキー入力を求めてくる = 処理が止まるからです。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


==
関連ページ:
    ▼画面表示と印刷関連▼ABC順
    ▼Windowsコマンド一覧▼ABC順
    ▼コマンドプロンプト画面
    ▼制作メモ
    > CHCP = 現在の画面の言語設定(= 文字コード)を変更する
    GRAFTABL = 表示中画面の言語設定を切り替えて、グラフィックスモードを使用可能にする(= 32ビット専用)
    TITLE = 現在のコマンドプロンプト画面のタイトルを変更する
    +
    PROMPT = コマンドプロンプトの表示文字列を変更する
    ECHO = 画面に文字を表示する、または文字の表示方法を制御する

TITLE = 現在のコマンドプロンプト画面のタイトルを変更する - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。画面表示と印刷関連
○Windows XP
現在のコマンドプロンプト画面のタイトルを変更します。

o タイトル = ウインドウの左上に表示される文字の事です。


**** 書式
--------
title [タイトル文字列]
--------

o コマンド名は、大文字小文字のどちらでも大丈夫です。
o タイトル文字列 = 画面のタイトルとして表示したい文字列を指定します。
    + タイトル文字列を指定しない時、TITLEコマンドは何もしません。


**** 戻り値 ( ERRORLEVELの値。確認分のみ )
o (設定なし) = 成功。このコマンドは、ERRORLEVELの値を更新しません。


**** 使用例
--------
title ミクさん伝言板
--------



**** 機能
o 現在のコマンドプロンプト画面のタイトルを変更します。
o 画面の横幅を超えた分は表示されません。
    + 半角数字で70文字程度入りました。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


==
関連ページ:
    ▼画面表示と印刷関連▼ABC順
    ▼Windowsコマンド一覧▼ABC順
    ▼コマンドプロンプト画面
    ▼制作メモ
    > BREAK = 何もしない。DOSシステムとの互換用
    NUL = 表示結果をどこにも書き込まない、特殊なファイル
    環境変数 MORE = MOREコマンドの既定のオプションを指定する
    +
    ECHO = 画面に文字を表示する、または文字の表示方法を制御する
    CLS = コマンドプロンプト画面の表示内容を消去する

2011年1月22日土曜日

今使っているDominoのバージョンを調べる方法 - Domino

Dominoのヘルプと楽器設定
Dominoのバージョンを調べたい時は、上のメニューから操作する方法が簡単です。


**** 手順
o 上のメニューから、「ヘルプ(H)」-「バージョン情報」(= 選択肢の一番下にあります。)
o 小さな画面の中ほどに、バージョン番号と日付が載っています。

**** メモ
o Dominoの最新版を入手する方法は、「作曲ツールのDominoを入手する

==
関連ページ:
    ▼Dominoのヘルプと楽器設定
    ▼Domino
    ▼制作メモ
    > DominoからFL STUDIOのクラブ系音源を使う
    DominoからMusic Makerの音源 Vita や Revolta 2を使う
    Dominoの説明書を見る

今使っているFL STUDIOのバージョンを調べる方法 - FL STUDIO

ヘルプとバージョン
○FL9.1
FL STUDIOのバージョンを調べたい時は、FL STUDIOのクレジットを表示する方法が簡単です。


**** 手順
o 左上のメニューから、「HELP」-「About...」(= 選択肢の一番下にあります。)
o 小さな画面が出てきますので、一番上にある FL STUDIOロゴの下。
o 比較的小さな文字で、次のように書かれています。「Producer Edition v9.1.0」


**** メモ
o Signature Bundleを購入した方も、表記は Producer Edition になっています。
    + Signature Bundleは、Producer Edition に、Sytrusなどのプラグインを追加した製品です。


==
関連ページ:
    ▼ヘルプとバージョン
    ▼共通操作と全体操作
    ▼FL STUDIO
    ▼制作メモ
    > FL STUDIOの最新バージョン

2011年1月21日金曜日

DominoのポートA 16トラックに、FL STUDIOの16音色を割り当てる方法 - Domino

Dominoのヘルプと楽器設定
FL STUDIO - 他製品との連携
○FL9.1
前回のメモ「DominoからFL STUDIOのクラブ系音源を使う方法」では、Domino から FL STUDIO の1つの音色を鳴らすまでの手順を書きました。
このメモでは、前回設定した、DominoのポートAだけを使って、FL STUDIOの 16の音色を16トラックに割り当てる手順について記します。

o ポイントは、2つ。
    + FL STUDIO の楽器名ボタンの右側を、全部光らせます。
    + トラック A10 を使う時は、「A10のトラック(= リズムトラック)を、普通のトラックとして使用する方法
o 同時発音数、同時発声数の限界については、確認しませんでした。
o 確認したのは、FL STUDIO製品版です。体験版では、動作が異なるかもしれません。でもその前に、この下の文を読んでみて下さい。

o Windows 7 / Windows Vista の方へ
    + Windows Vistaでは、MIDI Yokeではなく、他の仮想MIDIケーブルを使った方が良いとの情報がありました。
    + 詳しくは、「こちらのページ」の上の方にある注意書きをお読み下さい。


**** 今回の設定
o Dominoの MIDI-OUT = ポートA =「MIDI Yoke :1」 = FL-STUDIO の Inputで「Enable」状態
    + ポートを1つだけ設定した状態です。
    + Dominoのトラック A1 から A16 までを、FL STUDIO用に確保しています。
o 設定手順は、「DominoからFL STUDIOのクラブ系音源を使う方法


**** 手順
o DominoとFL STUDIOの両方で設定を行います。

** FL STUDIO側の手順
o FL STUDIO画面。チャンネルウインドウに、楽器を追加します。
    + FL STUDIOのチャンネルウインドウで、追加したい場所の直下にある楽器名ボタンを右クリックします。
    + 選択肢が出てきますので、「Insert」- 指定したい楽器
        + 良く分からない時は、とりあえず Sytrusを選択します。
    + Sytrusの音色を変更する方法は、「FL STUDIO - シンセサイザー Sytrusのプリセット音色を選ぶ方法

o FL STUDIO画面。楽器の FX番号を変更します。
    + 楽器を選択した時に、タイトルが「Channel settings - 楽器名」になっている小さな画面が出てきますので、見つけます。
    + Channel settings画面の右端にある FX 番号が「--」になっていると思います。
    + この番号を、他の楽器の番号と重ならないように、マウスで設定します。
        + 1から16の範囲で設定します。
        + 「--」の所で、マウスをクリックしたまま上下に動かします。
    + 詳しくは、「FL STUDIO - チャンネルウインドウで、楽器のFX番号(= 楽器に対応するミキサーの番号)を変更する方法


o FL STUDIO画面。楽器名ボタン右側の光る部分を全部光らせます。
    + 楽器名ボタン右側の光る部分をクリックします。
    + 1度で全部光らない時は、もう一度クリックします。

o ここまでの作業が終わっても、FL STUDIO画面を閉じてはいけません。
    + 理由は、これから Domino が FL STUDIO と通信するからです。
    + 最小化する分にはOKです。
    + 最小化ボタンは、FL STUDIO左上にあります。黒いタイトルバーの右隣にある▼ボタン。

o Domino側で、使いたい音色のトラックを選択します。そして、Dominoで気ままに入力します。
    + Domino画面の左上の選択欄。おそらく、A1となっています。
    + これを、A + (使いたい楽器の、FX番号) に合わせます。
    + 例えば、 Dominoで A16を指定したトラックでは、FL STUDIOの、FX 16番の楽器が鳴ります。
        + 正確には、FL STUDIOのミキサー 16番に設定した楽器が鳴ります。
    + 詳しくは、「編集中のトラックを変更する方法
o FL STUDIO画面の緑の光は、何かのタイミングで、元に戻る事があります。
    + その時は、もう一度、楽器名ボタン右側の光る部分を全部光らせます。
    + 緑の光が元に戻る原因について(判明分)
        + FL STUDIOで楽器名ボタンなどをクリックすると、元に戻ります。

o その他、Vindows Vista / Windows 7で MIDI Yokeを使用していている方は、他の仮想MIDIケーブルに置き換えて試してみると、上手く出来るかもしれません。(= 詳細は、このページの上から辿って下さい。)

o トラック A10の初期設定はリズムトラックです。
    + 普通のトラックとして使用する時は、「A10のトラック(= リズムトラック)を、普通のトラックとして使用する方法


**** メモ
o 楽器や音色を変更したくなった時は、FL STUDIOで行います。
o Sytrusの音色変更などに関する情報は
    + 「▼FL STUDIO - シンセサイザー Sytrus
o 楽器の追加、変更に関する情報は
    + 「FL STUDIO - チャンネルウインドウの楽器を変更、追加する
    + 「FL STUDIO - VSTi(= 楽器)プラグインをFL STUDIOの楽器として使用する
    + 「FL STUDIO - チャンネルウインドウから、シンセサイザーの設定画面を表示する方法
    + 「FL STUDIO - チャンネルウインドウ。楽器の追加や変更でエラーメッセージが出る時の確認点
o 使用出来るポートは、Aだけでなく、Bなども使用する事が出来ます。
    + ただ、手順が長くなりますので、ここまでで止めました。
    + 17音色以上を扱う手順につきましては、後日、気が向きましたら、メモします。
        + 99音色まで使用出来そうな雰囲気ですので、説明よりも、確認する方が大変です。

o 最後に注意点です。前の記事からの繰り返しになりますが、FL STUDIOからMIDI Yokeを切断する時は、パソコンを再起動した直後に行います。
    + 詳しくは、「FL STUDIOからMIDI Yokeの接続を切る方法


**** 確認したバージョン
o Domino   1.41b + MIDI Yoke NT 1.75 + FL STUDIO 9 Producer Edition   Version 9.1.0 (Signature Bundle) (+ Windows XP Service Pack 3)


==
関連ページ:
    ▼Dominoのヘルプと楽器設定
    ▼FL STUDIO - 他製品との連携
    ▼Domino
    ▼制作メモ
    > FL STUDIOからMIDI Yokeの接続を切る
    DominoからMusic Makerの音源 Vita や Revolta 2を使う
    Dominoのマウス操作を、FL STUDIO風にカスタマイズする
(2011年1月22日追加。Windows Vista向け情報。緑の光が元に戻るパターン。FL STUDIO 体験版について)

A10のトラック(= リズムトラック)を、普通のトラックとして使用する方法 - Domino

Dominoの再生とトラック
Dominoの A10 トラックは、リズムトラックとして用意されています。
でも、設定変更する事で、A10を普通のトラックとして使う事も出来ます。

o FL STUDIOの音色を使う時に、便利です。


**** 手順
o Domino画面の左上にある「A1」などと表示されている選択欄をクリックして、「A10 Rhythm」に変更します。
o その選択欄の右隣にある、「トラックのプロパティ」アイコンをクリックして、次のように操作します。
    + 「トラックのプロパティ」画面が出てきますので、種類を「リズム」から「メロディ」に変更します。
    + 右下の「OK」ボタンを押します。
o 元の画面に戻ってきましたら、選択欄の行の右側にある Gate の値が 100以上になっている事を確認します。
    + 値が 1 など、小さな数字になっている時は、480程度にします。
    + 理由は、普通のトラックでは、Gateの値が小さ過ぎると、音符が見えなくなるからです。


**** メモ
o Gateの値が極端に小さいまま入力すると、下の棒グラフ(ベロシティ)はあるのに音符(= ノート)が見えない状態になります。
o そのような時は、「トラックのプロパティ」画面で種類を「リズム」に戻し、入力してしまった音符を消します。


**** 確認したバージョン
o Domino   1.41b


==
関連ページ:
    ▼Dominoの再生とトラック
    ▼Domino
    ▼制作メモ
    > オニオンスキンで、他の全てのトラックの音符を透かして見る
    トラックのグループ化。オニオンスキンの色設定で出来る事

編集中のトラックを変更する方法 - Domino

Dominoの再生とトラック
編集中トラックの変更は、Domino画面の左上。

o 「A1」などと書かれた選択欄をクリックして、編集したいトラックを選択します。
o 隣のトラックを選択したい時は、「A1」などと書かれた選択欄の左のアイコン2つを使う方法が簡単です。
    + 一番左の▼付きアイコンを押すと、次のトラック
    + その右隣の▲付きアイコンを押すと、前のトラック


**** メモ
o 上のメニューで「ファイル」-「新規作成」した時、既定で16トラック使用する事が出来ます。
o トラックを追加、削除、並び替える事も出来ます。詳しくは、Dominoのヘルプ(= F1キー)。


**** 確認したバージョン
o Domino   1.41b


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関連ページ:
    ▼Dominoの再生とトラック
    ▼Domino
    ▼制作メモ
    > トラックリスト = Dominoでトラックの状態一覧を見る方法
    トラックバー = トラックをタブ切り替えする方法
    一部のトラックを消音(= ミュート、ソロ)にする
(2011年1月21日追加。選択欄をクリックして変更する方法)