GRAFTABL = 現在の画面の言語設定を切り替えて、グラフィックスモードを使用可能にする(= 32ビット専用)- Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)
○Windows XP(32ビット)
現在の画面の言語設定を切り替えます。また、グラフィックスモードを使用可能にします。o (1980年代の)古いパソコン向けのコマンドです。
+ 通常は CHCP コマンドを使います。
o このコマンドは、64ビットバージョン(x64 と Itanium)では、廃止されたみたいです。
**** 書式
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graftabl コードページ番号
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o コマンド名は、大文字小文字のどちらでも大丈夫です。
o コードページ番号 = 数字で指定します。
コード | 意味 | 補足説明 |
37 | IBM EBCDIC アメリカとカナダ用 | 文字化け |
437 | アメリカ合衆国 | 公式サポート |
500 | IBM EBCDIC インターナショナル | 文字化け |
737 | ギリシャ文字 | 別の言語を表示 |
775 | バルト諸国 | 別の言語を表示 |
850 | マルチリンガル (ラテン I) | 公式サポート |
852 | スラブ語 (ラテン II) | 公式サポート |
855 | キリル文字 (ロシア) | 公式サポート |
857 | トルコ語 | 公式サポート |
860 | ポルトガル語 | 公式サポート |
861 | アイスランド語 | 公式サポート |
863 | カナダのフランス語 | 公式サポート |
865 | 北欧の言語 | 公式サポート |
866 | ロシア語 | 公式サポート |
869 | 現代ギリシャ語 | 公式サポート |
874 | タイ語 | 別の言語を表示 |
875 | IBM仕様の現代ギリシャ語 | 文字化け |
+ 「公式サポート」= マイクロソフト社の公開資料(= 機能欄を参照)に明記されていた番号です。
+ 「別の言語を表示」= 別の文字コード表が割り当てれている番号です。
+ 「文字化け」= バッチファイルから呼び出すと、明らかな表示不正を起こした番号です。
**** 戻り値 ( ERRORLEVELの値。確認分のみ )
o 0 = 成功
o 1 = エラー。指定出来ない値。0 や 932 (= 日本語)
+ 「無効なスイッチです」 = 指定したコードページは非サポートです。
+ 「Invalid switch」 = 指定したコードページは非サポートです。
o 2 = エラー。指定出来ない数値
+ 「パラメータの値が正しくありません」 = 指定したコードページは非サポートです。
+ 「Parameter value not allowed」 = 指定したコードページは非サポートです。
**** 使用例
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graftabl 437
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+ コマンド名は、大文字小文字のどちらでも大丈夫です。
**** 機能
o 現在の画面の言語設定を切り替えます。
o また、CGA 規格のグラフィックスモードを使用可能にします。
+ CGA 規格は、1980年代に流行した画面表示規格です。
+ グラフィックスモードは、CGA 規格の一部です。最大 640ピクセル * 200 ピクセルで画面表示する事が出来ます。
o このコマンドは、64ビットバージョン(x64 と Itanium)では、廃止されたみたいです。
+ 詳細は、「▽Graftabl (Microsoft TechNet)」
**** メモ
o 通常は、CHCPコマンドを使います。
o Windows XP の場合、CHCP コマンドと同じ値を設定する必要はありません。
+ CHCP コマンドを実行すると、内部で GRAFTABL のコードページ番号も更新していました。
**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3 (+ 32ビット。Windows Update 2011年4月版)
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関連ページ:
▼画面表示と印刷関連(▼ABC順)
▼Windowsコマンド一覧(▼ABC順)
▼コマンドプロンプト画面
▼制作メモ
> TITLE = 現在のコマンドプロンプト画面のタイトルを変更する
BREAK = 何もしない。DOSシステムとの互換用
NUL = 表示結果をどこにも書き込まない、特殊なファイル
+
CHCP = 現在の画面の言語設定(= 文字コード)を変更する
(2011年5月9日変更。コード表の公式サポート外の番号で、明確な文字化け以外は、別の文字コード)