WindowsでVST Audio Plug-Ins SDK (VST3 SDK)を使用する方法 - C++サウンドプログラミング
最新のVST Audio Plug-Ins SDK (VST3 SDK)は、そのままではビルド(コンパイル)できませんので、使用前に少し作業が必要です。**** 手順
1. VST SDKを入手します。
2. C++開発環境も準備しておきます。
Windowsの場合は、Visual Studio 2017がおすすめです。(その他は、下記のメモ欄を参照)
3. ダウンロードしたzipファイルを解凍(展開)します。- 個人の場合は無料版(Visual Studio 2017 Community)もあります。
- インストール時のポイントは、「C++によるデスクトップ開発」を選択する事。
4. Audio Plug-Ins SDKの場合は、VST2_SDKフォルダの下にある全フォルダを、VST3_SDKフォルダにコピーします。
下記のコマンドを実行するか、手動でコピーします。
5. 無料ソフト「CMake」を使って、目的の開発ツールに応じた(Visual Studioなどの)プロジェクトファイルを作成します。- Windowsの場合: copy_vst2_to_vst3_sdk.bat
- OS XやLinuxの場合: copy_vst2_to_vst3_sdk.sh
**** メモ
VSTプラグインの開発や使用は、Windows以外でも行うことが出来ます。
公式対応している開発環境は、VST_SDK3フォルダの下にあるREADME.mdを参照。
(メモ帳やブラウザで確認することが出来ます。)
(メモ帳やブラウザで確認することが出来ます。)
公式対応しているC++開発環境:(VST SDK 3.6.8の場合:詳細バージョンはREADME.mdを参照)
- Visual Studio 2015以降
- Xcode 6以降
- Qt Creator
- Microsoft Windows 7以降
- Apple OSX 10.7以降
- Apple iOS 8以降
- Linux (ベータ版です)
**** 確認したバージョン
- VST 3.6.8 Audio Plug-Ins SDK
- Windows 10 Pro (64bit)
- Microsoft Visual Studio Community 2017 Version 15.4.0
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関連ページ:
▼C++サウンドプログラミング
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▼制作メモ
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> Visual StudioでVST Audio Plug-Ins SDK(VST3)をビルドする方法(Visual Studio 2017)