2011年2月22日火曜日

FL STUDIOでMIDIリアルタイム入力(= 録音)する方法 - FL STUDIO

チャンネルウインドウ
○FL9.1
FL STUDIOでは、MIDI機器からリアルタイム入力(= 録音)する事が出来ます。

o 設定のポイントは
   + 「ASIO ドライバを使います。」(= 入力の遅延を防ぎます)
   + 「MIDI の Input 設定を行います。」
   + 「Loop record / enable overdub のチェックを外します。」(= 1小節しか入らないのは、これが原因です)
   + 「Step editing mode のチェックが光っていたら、外します。」
   + 「チャンネルウインドウで、MIDI入力したい楽器名ボタンの右横を、光らせます。」
   + 「録音ボタンの後に再生ボタンを押します。」


**** 手順
o 演奏する MIDI機器を、パソコンに接続します。
o FL STUDIOを起動します。

o サウンドドライバを「ASIO4ALL」にします。
    + 左上のメニューから「OPTIONS」-「Audio Settings」
        + 「Audio Settings」は、上から2つ目辺りにあります。
    + 設定画面が出てきますので、 一番上の、黒字の選択肢を変更します。
    + 「ASIO4ALL v2」を選びます。
        + MIDI機器が指定するドライバがあれば、それを先に試してみます。
    + なお、インストール時にASIO4ALLのチェックを外した時は、ASIO4ALLを別途インストールします。

o MIDIの Input欄を設定します。
    + 設定画面の左側にあるメニューから、一番上にある「MIDI」を選択します。
    + 入力に使用するMIDIポートを選んで、左下の「Enable」チェックを光らせます。
       + 相手側でもMIDIポートの選択が必要な場合は、同じポートを選びます。
       + そのポートは、Outputの選択欄では選択してはいけません。
    + 有名なMIDI機器をつなぐ時は、その右の「Control Type」も選ぶと、良い事があるかもしれません。
        + 欧州で有名な製品が並んでいるみたいです。nanoKEYもありました。
        + 既定値は「(generic controller)」です。

o 「Loop record / enable overdub」のチェックが光っていたら、外します。
    + FL STUDIO画面上部の、アイコンが2列並んでいる所で行います。
    + 右上の「R + 矢印」マークの左のランプ。光っていたら消します。
    + 既存の音符に重ねたい時は、このチェックを付けます。但し、下記のメモ欄の理由で、操作に慣れない間はおすすめはしません。

o 「Step editing mode」のチェックが光っていたら、外します。
    + これは、ステップ入力モードです。
    + FL STUDIO画面上部の、アイコンが2列並んでいる所の下部中央。! マークが曲がっているようなマークの左側です。

o 必要に応じて、録音用の機能を有効にします。
    + FL STUDIO画面上部の、アイコンが2列並んでいる所で行います。
    + メトロノーム = 左下の「棒振り」マークの左のランプ。有効にしたい時に光らせます。
    + 入力後に開始 = 左下の「WAIT」マークの左のランプ。有効にしたい時に光らせます。
        + 「WAIT」マークの右のランプは光らせないで下さい。それは、ステップ入力モードです。
    + カウントダウン = 左上の「321」マークの左のランプ。消すと、最初のカチカチ音が鳴らなくなります。

o チャンネルウインドウで、MIDI入力したい楽器の、楽器名ボタンの右横を光らせます。
    + 光っている楽器の場所に、これからMIDIリアルタイム入力(= 録音)を行います。

o 録音ボタンを押します。
    + 再生ボタンの2つ右隣にある、丸い印が付いているボタンです。
        + 録音ボタンを押すと、録音ボタンの色が赤くなります。
    + 録音ボタンを押した時、画面が出てくる時は、xボタンで閉じます。
        + この画面は、毎回出てきます。
        + 不要な時は、左にあるチェック「Don't ask this in the future」を光らせてから閉じます。

o その後に、再生ボタンを押します。
    + カチカチカチカチ。音が4回なった後に録音を開始します。
        + カウントダウンを無効にすると、音が鳴らなくなります。
    + 「入力後に開始」のチェックが付いていない時は、すぐに録音を開始します。

o 演奏します。
    + 途中で中断したい時は、再生ボタンを、もう一度押して止めます。
    + 最初からやり直したい時は、停止ボタンを押して止め、入力した音符を掃除します。
        + 掃除手順は、「ピアノロールで、音符を全部消す方法

o 録音を終了する時は、再生を停止した状態で、赤くなっている録音ボタンを押します。
o 録音が終わったら、必要に応じて、ピアノロールを開いて音符を微調節します。


**** メモ
o 「Loop record / enable overdub」(音符の重ね撮り)は、録音手順に慣れない間は、使わない事をおすすめします。
    + このチェックを付けたまま録音すると、
    + Playlist画面上の長さ(= 初期値は1小節)しか、録音する事が出来ません。
    + その長さよりも演奏を長く続けると、最初に戻って録音を続けてしまいます。


**** 確認したバージョン
o FL STUDIO 9 Producer Edition   Version 9.1.0 (Signature Bundle)


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関連ページ:
    ▼チャンネルウインドウ(= Channel Window & Step Sequencer)
    ▼FL STUDIO
    ▼制作メモ
    > 楽器の定位(= PAN = 音を鳴らす位置)を調節する
    チャンネルウインドウで、楽器に対応するミキサーの番号(= FX番号)を調べる
    チャンネルウインドウで、楽器のFX番号(= 楽器に対応するミキサーの番号)を変更する
(2011年2月23日変更。用語の訂正、チャンネルウインドウ)

ピアノロール上で、別の楽器のピアノロールに簡単に切り替える方法 - FL STUDIO

ピアノロール
○FL9.1
ピアノロール画面では、同じチャンネルウインドウ上にある別の楽器のピアノロールに、簡単に切り替える事が出来ます。


**** 手順
o ピアノロール画面のタイトル部分に注目します。
o Piano roll - 楽器名(= kickなど) - 下で調節出来る表情付け(= Velocityなど)

o となっていますので、楽器名の部分をクリックして、切り替えたい楽器を選択します。


**** メモ
o FL SUDIOでは、チャンネルウインドウでステップを打ち込んだ楽器に対しても、ピアノロールで調節する事が出来ます。

** ピアノロールを切り替える時の注意点
o 音符に表情付けを行っている場合、前回操作した表情付けの値が、そのまま次に入力する音符に引き継がれます。
    + 引き継がれるのは「Velocity」「Pan」「Release」「Filt.cut」「Filt.res」「Pitch」の値
    + これは、楽器を切り替えた時も同様です。
    + FL STUDIOを終了するまで続きます。
o ですので、別の楽器に切り替えた後、最初に音符を置く時は、音符の表情付けを確認し、必要に応じて訂正します。
    + 操作した事のある、全ての表情付けに対して確認します。
    + 値を初期値に戻したい時は、Altキーを押しながら、下の丸い部分をクリックします。
o FL STUDIOを終了する事でも、最初の状態に戻ります。
    + 次回、FL STUDIOを開いた時には、入力する音符の表情付けの値は、初期値に戻っています。


**** 確認したバージョン
o FL STUDIO 9 Producer Edition   Version 9.1.0 (Signature Bundle)


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関連ページ:
    ▼ピアノロール(= Piano roll)
    ▼チャンネルウインドウ(= Channel Window & Step Sequencer)
    ▼FL STUDIO
    ▼制作メモ
    > ピアノロール上にある音符を全部消す
    ピアノロール画面。メニューアイコン1行目の意味
    FL STUDIOのピアノロール画面で、同じパターン上にある他の楽器の音符を透かして見る
(2011年2月23日追加。ピアノロールを切り替える時の注意点。用語の訂正、チャンネルウインドウ)

ピアノロール上にある音符を全部消す方法 - FL STUDIO

ピアノロール
○FL9.1
チャンネル項目も含めて全部消す時は、ピアノロール左上隅の「▼」を押して、「Edit」-「Delete all」。

音符だけを消す時は、「Ctrl」キーを押しながら「A」ボタンを押して(=全部選択)、Deleteキーで削除。
    + 音符だけを消した時は、Channnel panningなどの、音符に関係が無い操作は消えません。


**** 確認したバージョン
o FL STUDIO 9 Producer Edition   Version 9.1.0 (Signature Bundle)


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関連ページ:
    ▼ピアノロール(= Piano roll)
    ▼チャンネルウインドウ(= Channel Window & Step Sequencer)
    ▼FL STUDIO
    ▼制作メモ
    > ピアノロール画面。メニューアイコン1行目の意味
    FL STUDIOのピアノロール画面で、同じパターン上にある他の楽器の音符を透かして見る
    FL STUDIOのピアノロール画面で、ゴーストとして見える音符を編集する

Dominoのマウス操作を、FL STUDIO風にカスタマイズする方法 - Domino

Dominoのインストールと初期設定
作曲ツールの Domino は、マウス操作をカスタマイズする事が出来ます。
FL STUDIOのマウス操作に近づけたい時は、次の2点を合わせるだけで、雰囲気が出ます。

o 右クリックで音符を消します。
o マウスで音符を置く時、前回の音符の長さを引き継ぎ、自由な配置が出来るようにします。


**** 手順
o 2つの設定を行います。
    + 右クリックで音符を消す設定(= 1回だけ設定します)
    + マウス操作でクォンタイズしない設定(= Dominoを起動する度に確認します)

** 右クリックで音符を消す設定(= 1回だけ設定します)
o Dominoを開きます。
o 上にあるメニューから、「ファイル」-「環境設定」
o 環境設定画面が出てきます。左のメニューから「マウス操作」
    + 下の方にあります。
o 「▼ピアノロール - ペンツール」の下に並んでいる設定を、次のように変更します。
    + ノート上で左をダブルクリック = ノートのプロパティを表示する
    + ノート上で右クリック = ノートを削除する
o 右下にある「OK」ボタンを押します。

** マウス操作でクォンタイズしない設定(= Dominoを起動する度に確認します)
o Domino画面上部の、アイコンが並んでいる場所の中央辺り。クォンタイズのチェックを2つ外します。
    + 「4分音符」などと書かれた選択肢の右横にある、
    + ♪マークの「Tickクォンタイズ」アイコンと、
    + 横棒マークの「Gateクォンタイズ」アイコン。
o 周囲よりも背景の色が白くなっていましたら、アイコンをクリックして無効にします。


**** メモ
o なお、音の高さの表記を、「中央のド = C5」に合わせる事は出来ません。
    + Dominoでサポートしているのは、C3(= 初音ミクなど)と C4(= Domino標準)だけです。


**** 確認したバージョン
o Domino   1.41b


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関連ページ:
    ▼Dominoのインストールと初期設定
    ▼Domino
    ▼制作メモ
    > ▼ヘルプと楽器設定
    DominoからFL STUDIOのクラブ系音源を使う
    作曲ツールのDominoを入手する
    Dominoの初期設定。とりあえず音を鳴らす