2011年8月4日木曜日

バッチファイルのお気軽実行を防ぐ方法 - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。プログラム実行関連
○Windows XP
バッチファイルは通常、エクスプローラーのダブルクリックもしくはクリックから簡単実行する事が出来ます。でも、お気軽に実行されると困る場合はありませんか。
そのような時は、バッチファイル先頭での引数チェックが簡単です。うっかりミスの誤操作を防ぐ事が出来ます。

o サブプログラムを含めて1ファイルに収めたい時は、CALLコマンドのラベル付きとGOTOコマンドを使います。


**** 手順
o 実行されると困る側のバッチファイルの先頭で、引数(= パラメーター)のチェックを行います。
o そして、そのバッチファイルを実行する側では、引数を追加して呼び出します。


**** 実行例
o sub.bat
--------
@echo off
if "%~1"== "" exit 999
echo サブプログラムです。
--------

    + キーワードは大文字でも大丈夫です。
    + この例では、何か引数が指定されていた時に、正しい操作だとみなします。
    + 「%~1」は、1つ目の引数から「"」を除去したものです。
        + 詳しくは、「%変数の使い方
    + 単にスルーさせたい時は「exit 999」の代わりに「exit /b」辺り
    + @echo offを付けると、表示がすっきりします。(= 途中のコマンド文字列を表示しません。)

o main.bat
--------
@echo off
call sub.bat ミクさん
echo 戻ってきました。
--------



**** メモ
o この小技は、バッチファイル以外のプログラムに応用する事も出来ます。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


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関連ページ:
    ▼Windowsコマンド。プログラム実行関連▼ABC順
    ▼コマンドを実行する
    ▼コマンドプロンプト画面
    ▼制作メモ
    > ファイルやフォルダーのパスを書いて、エラーになる時の確認点
    バッチファイルで、空白(=スペース)付きの引数(= パラメーター)を扱う方法
    バッチファイルで、ファイルを普通に「開く」方法
(2011年8月5日変更。使用例の説明でgoto :eof から exit /bへ)

eFX_ステレオディレイ(eFX_StereoDelay)プラグイン = 明るい感じの遅延音を追加するエフェクト。遅延時間の微調節可能 - Music Maker 3+

ディレイとリバーブ
○MM3 ×MM2 ×MM1
eFX_ステレオディレイ(eFX_StereoDelay)プラグインを使うと、原音に、明るい感じの遅延音を加える事が出来ます。

o 「eFX_ステレオディレイ」プラグインは、Music Maker 3以降に付属しています。
o このプラグインを使うポイントは、feedbackつまみにあります。
    + 右回しと左回しで、delay Rつまみの意味が変わります。
    + 「右に回すとコーラス風、左に回すと山彦風」と覚えておくと便利です。


**** 使い方
o 次のどちらかを行います。
    + 「選択したオブジェクトにMusic Maker付属のプラグインを適用する方法
    + 「トラックにMusic Maker付属のプラグインを適用する方法
o プラグインの場所は、
    + プラグイン選択欄から選ぶ時は、「MAGIX Plugins」-「eFX_StereoDelay」。
    + オブジェクトの右クリックから選ぶ時は、「オーディオエフェクト」-「efx_ステレオディレイ」

** プラグインの画面について
o 上にあるメニューは、基本的には使いません。
o プリセットを使いたい時は、画面上部、eFX のロゴがある場所の右側にある選択欄をクリックします。
eFx_ステレオディレイのプリセット一覧
表示名備考
Default既定値です。
Analog SlapBackコーラスのように少し揺らした遅延音を付け加えます。
PingPong原音、左遅延音、右遅延音の順で、少しずつ遅らせます。
    + 右端にあるボタンを押すと、現在の設定内容で、新しいプリセットを作る事が出来ます。
        + 既存のプリセットもありますので、上書きしないように注意します。

o 細かく設定したい時は、つまみや選択肢を操作します。
eFx_ステレオディレイのつまみ一覧
表示名備考
inつまみ入力レベルです。
初期値は一番右。左に回すと音が小さくなります。
outつまみ出力レベルです。
初期値は一番右。左に回すと音が小さくなります。
mode(選択肢)音の加工方法を切り替えます。
+ Digital = 遅延音を、そのままの形で加えます。
+ Analog = 遅延音に、少し揺れが加わります。
delay Lつまみ左から鳴る遅延音の遅延時間です。
原音からの遅延時間です。
delay Rつまみ右から鳴る遅延音の遅延時間です。
feedbackつまみの回し方で意味が異なります。
+ feedbackつまみが右「dual」の時、原音からの遅延時間です。
+ feedbackつまみが左「ping」の時、delay Lの音からの遅延時間です。
dampingつまみ響き度合いを調節します。左に回すと大きく響きます。
左に回して雑音化する時は、右に回すか、feedbackつまみを中央寄りに調節します。
feedbackつまみ多重遅延の度合いを設定します。
中央の「0% dual」は、遅延音を1回だけ鳴らします。
右、または左に回すと、遅延音が多く鳴ります。
右に回すと「dual」。普通のディレイの使い方です。
左に回すと「ping」。delay Rつまみの意味を変える事で、山彦風効果を与えます。
mixつまみ音を付加する度合いです。一番左が原音のみ。一番右が遅延音のみ。
右に回すと、遅延音が強くなります。
o 画面の左上端にある、林檎の様な印を持つボタンは、ON/OFFスイッチです。
    + クリックして印を黒くすると、このエフェクトの効果は無効になります。


**** メモ
o このプラグインは、明るい感じの遅延音を追加します。
o ディレイ(Delay)プラグインに比べると、遅延時間や響き方を細かく調節出来る利点があります。
o 逆に、音の揺らし方を大きく変えたい時は、ディレイ(Delay)プラグインを使います。


**** マニュアルの説明場所は
o Music Maker 3 = 第3-6章139ページ。


**** 確認したバージョン
o Music Maker 3  16.9.0.7
o Music Maker 2  15.0.2.2 - 非サポート
o Music Maker (1)  13.0.3.4 - 非サポート


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関連ページ:
    ▼ディレイとリバーブ = 遅延音と残響と反響のエフェクト
    ▼オーディオエフェクト
    ▼Music Maker
    ▼制作メモ
    > eFX_ステレオディレイ(eFX_StereoDelay)プラグインで、遅延音をほぼ1回だけ響かせる(Music Maker 3+)