2011年6月15日水曜日

VOCALOID 3。2011年秋頃に登場予定 - 雑談

2011年の雑談
VOCALOIDエンジン開発元のヤマハから、VOCALOID 3 の発表がありました。(2011年6月8日付)

▽歌声合成ソフト 「VOCALOID™」の新バージョン『VOCALOID™3』を開発(YAMAHA)
▽VOCALOID3 製品ラインアップ

o VOCALOID3 の発売予定日は、10月21日です。
o VOCALOID3 Editorだけの販売もあります。定価は 9800円(税込)


**** VOCALOID3 の主な特徴
o 操作エディターと音声ライブラリの分離
    + 購入した音声ライブラリを、最新の操作エディターで使う事が出来るようになります。
    + VOCALOID 2 の音声ライブラリのいくつかに対して、移行ツールを用意する予定です。
    + (有料になるかもしれません、との事です。)
o VOCALOID Job Plugin
    + 発声の規則を、曲に合わせて微調節出来るようになるとの事です。
    + また、個人でプラグインを作って配布する事が、可能になるみたいです。
o VST Host 機能搭載
    + 音声に関して、エフェクトをかけてから出力する機能です。
    + おそらく、「はちゅねのないしょ」の機能が取り込まれた形です。
o 初音ミクの取り込み対応
    + 付属のインポートツールで歌声ライブラリを取り込む事が出来ます。
    + 初音ミクをインストールしていると、選択出来ます。
    + (インポートした初音ミクの声が、VOCALOID2と同じかどうかは、未確認です。)


**** VOCALOID3 で削除された機能
o ReWire 機能が削除されていました。ReWireを使いたい時は、初音ミク本体(VOCALOID2)で行います。


**** メモ
o 目下の注目点は、初音ミクの移行精度と、VOCALOID Job Plugin です。
    + そのままの形で移行するのか、発音が変わるのか。
    + 発音が変わる場合は、VOCALOID2 を並行利用出来るのか。
    + VOCALOID Job Pluginで、子音の強さの調整は出来るのか。
        + 今まで加工が難しかった、子音強化に関するパラメーターがあると嬉しいです。

o この他に、(将来的に)VST HOST 機能について実験的な実装があると、更に楽しめると思いました。
    + VSTプラグインに送る音量の割合を、時間変化させる機能
        + 例えば、発声の途中でロボット声に変わる、といった新しい演出が可能になります。
    + 音声ライブラリの代わりに、VSTiをパラメーター操作出来る機能
        + 新しい音の使い方が生まれます。

o 何か情報がありましたら、このメモを更新する予定です。


==
関連ページ:
    ▼2011年の雑談
    ▼お知らせなど
    ▼目次
    > ▼2010年の雑談
    +
    ▼制作メモ - 初音ミク
(2012年6月5日追加。初音ミクインポート可能とReWire不可について)
(2011年9月17日追加。発売日変更)

AWKの関数名と変数名を区別する方法 - AWK

AWKのパターンと制御文
AWKの命名規則を覚えておくと、AWKのプログラムを書く時に、間違いが少なくなります。


** 手順
o 組み込みの関数名は、全て小文字です。英小文字から始まります。
    + 多くの場合、C言語の組み込み関数と同じ名前が使われています。
    + 関数名の例 : int / print / atan2
o 組み込みの変数名は、全て大文字です。英大文字、もしくは「$」から始まります。
    + 変数名の例 : FS / NF / $0 / $1

o 後は、自分で作った(もしくは取り込んだ)関数や変数の名前を区別するだけです。


**** メモ
o AWKの変数は、基本的にグローバル変数です。
    + 変数に値を代入すると、その値をどこからでも使用する事が出来ます。
    + ローカル変数を使いたい時は、「ローカル変数を使う方法
o 自分で作る関数や変数についても、命名規則を作っておくと区別し易いです。


==
関連ページ:
    ▼AWKのパターンと制御文▼ABC順
    ▼AWKプログラムを書く▼ABC順
    ▼AWK
    ▼制作メモ
    > ローカル変数を使う
    AWKプログラム実行時に変数を設定する
    AWKで入力ファイルの指定を不要にする
(2011年6月30日追加。メモ欄にて、自作関数や変数の命名)