2011年1月23日日曜日

TREE = ディレクトリ構造(= フォルダー構造)を表示する - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。ファイルとフォルダー関連
○Windows XP
指定したフォルダーの、ディレクトリ構造(= フォルダー構造)を表示します。


**** 書式
--------
tree [/f] [/a] フォルダーのパス
--------

o コマンド名やキーワードは、大文字小文字のどちらでも大丈夫です。
o /f = ファイル名も表示します。省略時はフォルダー名しか表示しません。
o /a = 線を引く時にアスキーコードを使います。省略時は罫線文字を使います。
o フォルダーのパス - フォルダーを作る場所とフォルダー名を「\」でつなぎます。
    + 今居る場所からの相対パスも指定出来ます。
    + このコマンドでは、「\」の代わりに UNIXの区切り文字「/」を使う事も出来ます。


**** 戻り値 ( ERRORLEVELの値。確認分のみ )
o 0 = 成功、もしくはエラー


**** 使用例
o 漢字も使用出来ます。
--------
tree c:\ミクさん\ネギ予約

c:
cd c:\ミクさん
tree ネギ予約
--------



**** 機能
o 指定したフォルダーの、ディレクトリ構造(= フォルダー構造)を表示します。
o /f オプションを使うと、ファイル名を表示する事が出来ます。
o 表示内容は全て文字列です。
    + ですので、リダイレクト機能を使って、表示内容をファイルに出力する事も出来ます。
--------
tree c:\ミクさん\ネギ予約 > out.txt
--------



**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


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関連ページ:
    ▼Windowsコマンド。ファイルとフォルダー関連▼ABC順
    ▼Windowsコマンド一覧▼ABC順
    ▼コマンドプロンプト画面
    ▼制作メモ
    > MKDIR = ディレクトリ(= フォルダー)を作る
    RMDIR = ディレクトリ(= フォルダー)を削除する
    SUBST = ドライブ名を一時的に割り当てて、フォルダーを関連付ける
    +
    CD = 現在居る場所(= カレントディレクトリ)を表示、変更する
    DIR = フォルダーやファイルの管理情報を一覧表示する

RMDIR = RD = ディレクトリ(= フォルダー)を削除する - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。ファイルとフォルダー関連
○Windows XP
ディレクトリ(= フォルダー)を削除します。

o オプションを指定しない場合、フォルダーの中にファイルなどが入っていると、エラーになります。


**** 書式
--------
rmdir [/s] [/q] フォルダーのパス
もしくは
rd [/s] [/q]フォルダーのパス
--------

o コマンド名やキーワードは、大文字小文字のどちらでも大丈夫です。
o /s = 指定したフォルダーの下にあるものを全部削除します。
    + 削除する前に、「(削除しても)よろしいですか (Y/N)?」と質問してきます。
    + この質問をさせたくない時は、/q オプションを同時に指定します。
o /q = /s オプションを使う時、削除しますかの質問無しで削除します。
o フォルダーのパス - フォルダーを作る場所とフォルダー名を「\」でつなぎます。
    + フォルダー名だけ書いた時は、今居る場所にフォルダーを作ります。
    + 次の時には、前後に必ず「"」(= 二重引用符)を付けます。
        + パスの途中に空白が入っている時
        + 「\」の代わりに、UNIXの区切り文字「/」を使う時


**** 戻り値 ( ERRORLEVELの値。確認分のみ )
o (設定なし) = 成功、もしくはエラー。このコマンドは、ERRORLEVELの値を更新しません。


**** 使用例
o 漢字も使用出来ます。
--------
rmdir /s c:\葱を使わない料理
--------

o /s オプションを単独で使うと質問してきます。削除したい時は Yキーを押します。


**** 機能
o 指定したディレクトリ(= フォルダー)を削除します。
o 1度に指定出来るのは、1つのディレクトリ(= フォルダー)だけです。
o オプション無しの時、削除するフォルダーが空の時だけ削除します。
o /s オプションを付けると、無しの時、削除するフォルダーが空の時だけ削除します。


**** メモ
o このコマンドを使う時、必要なフォルダーを削除してしまわないよう、気を付けます。
o 自動処理の時、/s オプションだけ付けると、RMDIR コマンドが質問してきて処理が止まりますので注意します。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


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関連ページ:
    ▼Windowsコマンド。ファイルとフォルダー関連▼ABC順
    ▼Windowsコマンド一覧▼ABC順
    ▼コマンドプロンプト画面
    ▼制作メモ
    > SUBST = ドライブ名を一時的に割り当てて、フォルダーを関連付ける
    FIND = ファイルの中を文字列検索する
    ▼FINDSTR = ファイルの中を正規表現、もしくは文字列で検索する。OR検索可能版
    +
    MKDIR = ディレクトリ(= フォルダー)を作る

PROMPT = コマンドプロンプトの表示文字列を変更する - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。画面表示と印刷関連
○Windows XP
現在のコマンドプロンプト画面の、コマンドプロンプトの表示文字列を変更します。

o コマンドプロンプト = 入力する場所の左に表示される文字の事です。


**** 書式
--------
prompt [表示文字列]
--------

o コマンド名は、大文字小文字のどちらでも大丈夫です。
o 表示文字列 = コマンドプロンプトとして表示したい文字列を指定します。
    + 表示文字列の中に、次の記号を埋め込む事が出来ます。
    + $A = アンパサンド「&」
    + $B = パイプ「|」
    + $C = 左の丸括弧(= 小括弧)「(」
    + $D = 現在の日付(= 2010/03/09。日付表示をカスタマイズしていない時。)
    + $E = エスケープ(= Escキーを押した時のコード。折れ曲がった矢印マーク。)
    + $F = 右の丸括弧(= 小括弧)「)」
    + $G = 大なり記号「>」
    + $H = バックスペース
        + 直前の文字が半角文字の時、直前の1文字を削除します。
        + 直前の文字が全角文字の時、半角文字が出てくるか行頭まで削除を続けます。
    + $L = 小なり記号「<」
    + $N = 現在のドライブ
    + $P = 現在の場所 = カレントディレクトリ
    + $Q = 等号「=」
    + $S = 空白「 」
    + $T = 現在の時刻(= 03:39:39.39。100分の1秒まで表示。)
    + $V = Windows XP のバージョン番号(= Version 5.1.2600)
    + $_ = 改行(= CR + LF)
    + $$ = ドル記号「$」
    + 表示文字列を指定しない時、このコマンドは何もしません。


**** 戻り値 ( ERRORLEVELの値。確認分のみ )
o (設定なし) = 成功、もしくはエラー。このコマンドは、ERRORLEVELの値を更新しません。


**** 使用例
--------
prompt ミクさん$G
--------



**** 機能
o 現在のコマンドプロンプト画面の、コマンドプロンプトの表示文字列を変更します。
o このコマンドは、ERRORLEVELの値を設定しません。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


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関連ページ:
    ▼画面表示と印刷関連▼ABC順
    ▼Windowsコマンド一覧▼ABC順
    ▼コマンドプロンプト画面
    ▼制作メモ
    > COLOR = 現在のコマンドプロンプト画面の背景と文字の色を変更する
    CHCP = 現在の画面の言語設定(= 文字コード)を変更する
    GRAFTABL = 表示中画面の言語設定を切り替えて、グラフィックスモードを使用可能にする(= 32ビット専用)

COLOR = 現在のコマンドプロンプト画面の背景と文字の色を変更する - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。画面表示と印刷関連
○Windows XP
現在のコマンドプロンプト画面の、背景と文字の色を変更します。


**** 書式
--------
color [背景と文字の色番号]
--------

o コマンド名や色番号は、大文字小文字のどちらでも大丈夫です。
o 背景と文字の色番号 = 2桁の英数字で指定します。背景色+文字色
    + 1桁だけ指定すると、先頭は0 = 背景は黒になりました。
    + 何も指定しない時は、元の色に戻りました。
        + 画面をカスタマイズしていない時は、07 (背景 = 黒 / 文字 = 銀色)


o 指定出来る色番号
    + 0 =   黒 black #000000
    + 1 =   暗い青 navy #000080
    + 2 =   緑 green #008000
    + 3 =   青緑 teal #008080
    + 4 =   暗い赤 maroon #800000
    + 5 =   紫 purple #800080
    + 6 =   暗い黄色 olive #808000
    + 7 =   銀色 silver #C0C0C0 -- 初期値
    + 8 =   灰色 gray #808080
    + 9 =   青 blue #0000FF
    + A =   明るい緑 lime #00FF00
    + B =   水色 aqua #00FFFF
    + C =   赤 red #FF0000
    + D =   明るい紫 magenta #FF00FF
    + E =   黄色 yellow #FFFF00
    + F =   白 white #FFFFFF
    + 小文字(= a から f まで)も使用出来ます。

COLOR コマンドに指定出来る値
  文字 1 2 3 4 5 6 7 8 9 a b c d e f
背景   01 02 03 04 05 06 07 08 09 0a 0b 0c 0d 0e 0f
1 10   12 13 14 15 16 17 18 19 1a 1b 1c 1d 1e 1f
2 20 21   23 24 25 26 27 28 29 2a 2b 2c 2d 2e 2f
3 30 31 32   34 35 36 37 38 39 3a 3b 3c 3d 3e 3f
4 40 41 42 43   45 46 47 48 49 4a 4b 4c 4d 4e 4f
5 50 51 52 53 54   56 57 58 59 5a 5b 5c 5d 5e 5f
6 60 61 62 63 64 65   67 68 69 6a 6b 6c 6d 6e 6f
7 70 71 72 73 74 75 76   78 79 7a 7b 7c 7d 7e 7f
8 80 81 82 83 84 85 86 87   89 8a 8b 8c 8d 8e 8f
9 90 91 92 93 94 95 96 97 98   9a 9b 9c 9d 9e 9f
a a0 a1 a2 a3 a4 a5 a6 a7 a8 a9   ab ac ad ae af
b b0 b1 b2 b3 b4 b5 b6 b7 b8 b9 ba   bc bd be bf
c c0 c1 c2 c3 c4 c5 c6 c7 c8 c9 ca cb   cd ce cf
d d0 d1 d2 d3 d4 d5 d6 d7 d8 d9 da db dc   de df
e e0 e1 e2 e3 e4 e5 e6 e7 e8 e9 ea eb ec ed   ef
f f0 f1 f2 f3 f4 f5 f6 f7 f8 f9 fa fb fc fd fe  


**** 戻り値 ( ERRORLEVELの値。確認分のみ )
o 0 = 成功
o 1 = エラー。色番号を間違えています。もしくは、背景色と文字色に同じ色を指定しています。


**** 使用例
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color 3f
echo 背景をミクさん色に染めてみました。
--------



**** 機能
o 現在のコマンドプロンプト画面の、背景と文字の色を変更します。
    + 画面全体の色が変わります。
o 色は、番号で指定します。16色から選択出来ます。
    + 間違った番号を指定すると、このコマンドのヘルプを表示します。
o 指定順は、背景色、文字色の順
    + 色番号を 1桁だけ指定すると、先頭は 0 = 背景は黒になりました。
    + 何も指定しない時は、元の色に戻りました。
o 背景色と文字色を同じ色に設定すると、色は変わらず、ERRORLEVEL = 1 となります。


**** メモ
o 自動化する時は、特に色番号を間違えないように注意します。
o 理由は、色番号を間違えるとヘルプ表示する = 途中でキー入力を求めてくる = 処理が止まるからです。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


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    ▼コマンドプロンプト画面
    ▼制作メモ
    > CHCP = 現在の画面の言語設定(= 文字コード)を変更する
    GRAFTABL = 表示中画面の言語設定を切り替えて、グラフィックスモードを使用可能にする(= 32ビット専用)
    TITLE = 現在のコマンドプロンプト画面のタイトルを変更する
    +
    PROMPT = コマンドプロンプトの表示文字列を変更する
    ECHO = 画面に文字を表示する、または文字の表示方法を制御する

TITLE = 現在のコマンドプロンプト画面のタイトルを変更する - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。画面表示と印刷関連
○Windows XP
現在のコマンドプロンプト画面のタイトルを変更します。

o タイトル = ウインドウの左上に表示される文字の事です。


**** 書式
--------
title [タイトル文字列]
--------

o コマンド名は、大文字小文字のどちらでも大丈夫です。
o タイトル文字列 = 画面のタイトルとして表示したい文字列を指定します。
    + タイトル文字列を指定しない時、TITLEコマンドは何もしません。


**** 戻り値 ( ERRORLEVELの値。確認分のみ )
o (設定なし) = 成功。このコマンドは、ERRORLEVELの値を更新しません。


**** 使用例
--------
title ミクさん伝言板
--------



**** 機能
o 現在のコマンドプロンプト画面のタイトルを変更します。
o 画面の横幅を超えた分は表示されません。
    + 半角数字で70文字程度入りました。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


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    ▼コマンドプロンプト画面
    ▼制作メモ
    > BREAK = 何もしない。DOSシステムとの互換用
    NUL = 表示結果をどこにも書き込まない、特殊なファイル
    環境変数 MORE = MOREコマンドの既定のオプションを指定する
    +
    ECHO = 画面に文字を表示する、または文字の表示方法を制御する
    CLS = コマンドプロンプト画面の表示内容を消去する