SUBST = ドライブ名を一時的に割り当てて、フォルダーを関連付ける - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)
○Windows XP
ドライブ名を一時的に割り当てて、フォルダーをドライブに関連付けます。o この方法で作成したドライブは、ログオフやシャットダウンで解除されます。
o この他に、ドライブ名の割り当てを外したり、ドライブ名の割り当て状況を確認する事も出来ます。
**** 書式
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o ドライブを割り当てる
subst ドライブ名: フォルダーのパス
o 割り当てたドライブを外す
subst ドライブ名: /d
o 割り当て状態を確認する
subst
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o コマンド名やキーワードは、大文字小文字のどちらでも大丈夫です。
o ドライブ名 = 半角の英字1文字で指定します。後ろのコロンも忘れずに。
o フォルダーのパス = ドライブとして表示させたいフォルダーです。
+ フォルダーの場所とフォルダー名を \ で指定します。
+ ドライブを指定する事も出来ます。c:\ のように指定します。
**** 戻り値 ( ERRORLEVELの値。確認分のみ )
o 0 = 成功
o 1 = エラー
+ 「ドライブに対して既に SUBST が実行されています」 = そのドライブは使用中です。
+ 「無効なパラメータです」 = そのドライブは存在する / そのドライブは解除済みです。
+ 「指定されたパスが見つかりません」 = フォルダーのパスの書き間違いです。
**** 使用例
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subst M: c:\mikusan
(使用後に)
subst M: /d
(外れた事の確認に)
subst
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**** 機能
o ドライブ名を一時的に割り当てて、フォルダーをドライブに関連付けます。
o 割り当てを外す事も出来ます。/dオプションを使います。
o この方法で作成したドライブは、ログオフやシャットダウンで解除されます。
o 割り当て後に表示される空き容量などの情報は、そのフォルダーのあるドライブの情報です。
**** メモ
o このコマンドは、Serverサービスを停止した状態でも、ドライブを割り当てる事が出来ます。
o 但し、ログオフやシャットダウンすると、ドライブが解除されてしまいます。
+ 次回ログイン時にも使いたい時は、バッチファイルを作って「スタートアップ」に登録する方法が簡単です。
+ この他に、net use コマンドを使う方法もありますが、おすすめは出来ません。
+ セキュリティの知識が無いと、ファイルがインターネットに漏洩するからです。
o 割り当てたドライブを外す時、ドライブ名と /d を逆にしても成功しました。但し、公式の書き方は上記の通りです。
**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3
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関連ページ:
▼Windowsコマンド。ファイルとフォルダー関連(▼ABC順)
▼Windowsコマンド。ドライブとディスク管理(▼ABC順)
▼Windowsコマンド一覧(▼ABC順)
▼コマンドプロンプト画面
▼制作メモ
> FIND = ファイルの中を文字列検索する
▼FINDSTR = ファイルの中を正規表現、もしくは文字列で検索する。OR検索可能版
> LABEL = ディスクのボリューム ラベルを作成、変更、削除する
VOL = ディスクのボリューム ラベルとシリアル番号を表示する