FIND = ファイルの中を文字列検索する - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)
○Windows XP
ファイルの中を文字列検索して、条件と一致する行もしくは行数を取り出します。o 最初の書式に限り、複数ファイルを指定する事が出来ます。
o 最初の書式に限り、表示結果にヘッダーが追加されます。
+ 最初の書式を使って処理を自動化する時は、必要に応じて表示結果を加工します。
**** 書式
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find [オプション] "文字列" [ファイル名]
もしくは
find [オプション] "文字列" < ファイル名
もしくは
コマンド | find [オプション] "文字列"
--------
o コマンド名やキーワードは、大文字小文字のどちらでも大丈夫です。
o オプション = 下記のオプションを、半角空白区切りで並べます。
+ オプションを省略した時は、次のように動きます。
+ 指定した文字列を含む行だけ、内容表示します。行番号は付けません。
+ 文字列比較の時に、大文字小文字を区別します。全角半角も区別します。
オプション | 意味 |
---|---|
/c | 文字列を発見した行の数だけを表示します。 このオプションを付けると、行の内容や行番号は表示しません。 |
/n | 発見した行の行番号も表示します。(表示結果例:「[1]ミクさん。おはようございます。」) |
/i | 比較する時に、大文字小文字を区別しません。 |
/v | 指定した文字列を含まない行だけを表示します。 |
/off もしくは /offline | オフライン属性が設定されたファイルも検索します。 このオプションについては、to_dkでは動作確認していません。 |
o 文字列 = 「"」(= 二重引用符)で括ります。
o ファイル名 = 中を検索したいファイル名です。
+ UNIX形式の区切り文字「/」も指定出来ます。(例「C:/ミクさん/ネギ.txt」)
+ リダイレクトを使わない時は、動きが少し変わります。
+ ファイル名を複数並べる事が出来ます。
+ ファイル名にワイルドカード(「*」や「?」)を使用する事が出来ます。
+ 表示結果の最初に、次のようなヘッダーが挿入されます。
--------
find "ネギ" ミクさん.txt
---------- ミクさん.TXT
好きな食べ物 : ネギ
--------
+ ファイル名を省略した時は、比較するデータを直接画面に入力します。
+ データの終わりは「Ctrl キーを押しながら Z キー」。
**** 戻り値 ( ERRORLEVELの値。確認分のみ )
o 0 = 検索結果 1件以上
+ 「ファイルが見つかりません - ネギ.txt」 = 見つからないファイルがあります。
+ ファイル名が間違っていても、1ファイル以上検索して見つかった行がある場合には、戻り値は 0 になります。
o 1 = 検索結果 0件
+ 「ファイルが見つかりません - ネギ.txt」 = 見つからないファイルがあります。
+ ファイル名が間違っていても、指定した全てのファイルで見つかった行が無い場合に限り、戻り値は 1 になります。
o 2 = 書式エラー
+ 「FIND: パラメータの書式が違います」 = 検索する文字列を指定して下さい。
**** 使用例
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find /c "葱" ミクさん.txt リンちゃん.txt
dir | find "ミクさん.txt"
find "葱" < ミクさん.txt
--------
+ コマンド名やキーワードは、大文字小文字のどちらでも大丈夫です。
**** 機能
o ファイルの中を文字列検索して、条件と一致する行もしくは行数を取り出します。
o リダイレクト無しでファイル名を指定する時は、複数のファイルを指定する事が出来ます。
+ 但し、表示結果にヘッダーが含まれます。
+ 自動処理する時は、表示結果の加工が必要な事があります。
**** メモ
o Windows XPでは、文字コードが UTF-8 のファイルを比較する事は出来ませんでした。
+ 英字は検索出来ましたが、漢字の入力の所で文字化けします。
+ Windows XPで日本語対応しているのは、ANSI(= Shift-JIS cp932)と Unicode(= UTF-16)だけみたいです。
**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3 -- 但し、to_dk未検証項目あり(= /OFFLINE)
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関連ページ:
▼Windowsコマンド。ファイルとフォルダー関連(▼ABC順)
▼Windowsコマンド一覧(▼ABC順)
▼コマンドプロンプト画面
> ▼FINDSTR = ファイルの中を正規表現、もしくは文字列で検索する。OR検索可能版
FC = ファイルの内容を比較して、それらの違いを表示する
COMP = ファイルの内容を比較する。最後に質問あり版
(2011年10月9日変更。戻り値 1の欄で、メッセージの説明見直し)
(2011年6月3日追加。ファイル名の指定は、UNIX形式も可)
(2011年6月2日追加。冒頭の説明文にも、複数ファイル使用可)