2011年5月4日水曜日

データマネージャーを入手する方法 - CASIO WK-210

電子キーボード WK-210とパソコンとの送受信手順
CASIOでは、パソコン所有者向けに「データマネージャー」プログラムを無料で公開しています。
データマネージャーを使うと、次の事が出来ます。

o 電子キーボードが記憶している情報を、パソコンにバックアップする事が出来ます。
o MIDIファイル(= 拡張子が MIDのファイル)を、電子キーボードに送信する事が出来ます。
    + = MIDIファイルを、電子キーボードの音で鳴らす事が出来ます。


**** 確認点
o データマネージャーのバージョンは、2種類公開されていました。
    + 説明を良く読んで、使っている電子キーボードに対応したバージョンを入手します。
    + 2011年5月現在、WK-210に対応したバージョンは 5.0でした。


**** 手順(= 電子キーボード WK-210の場合。2011年5月現在)
o ブラウザーで、▽CASIOの電子楽器サポートページを開きます。
o 後は、次の要領でページを辿ります。
    + 「ソフトウェアダウンロード」をクリックします。
    + 次のページで、対応するデータマネージャーへのリンクをクリックします。
        + 対応機種に WK-210 が含まれているバージョンを選びます。
    + 次のページに書かれている「本ソフトウェアのダウンロードおよびご利用の条件」を読んで、「同意する」をクリックします。
    + 次のページで、必要なファイルをダウンロードします。
        + zipファイル = データマネージャー本体です。
        + pdfファイル = 取扱説明書です。
o ダウンロードが終わりましたら、zipファイルを展開(= 解凍)します。
o 念の為、ウイルスチェックも行います。
o 展開したフォルダーの中に入っている DataManager.exe が、データマネージャーのプログラムです。


**** メモ
o 取扱説明書のPDFファイルを開く事が出来ない時は、Adobe Readerの最新版を入手して、インストールします。


**** マニュアルの説明場所は
o WK-210 取扱説明書 = 「他の外部機器と接続する」-「本機のデータをパソコンに保存する/本機のソングや自動伴奏を増やす」-「データマネージャーをダウンロードする」


**** 確認した機器
o WK-210 (CASIO)


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関連ページ:
    ▼電子キーボード WK-210とパソコンとの送受信手順
    ▼CASIO WK-210(= 電子キーボード)
    ▼制作メモ
    > ▼電子キーボード WK-210の演奏用設定項目
    +
    USBケーブル(= パソコンと電子キーボードの接続用)を購入する
    電子キーボード WK-210 とパソコンを接続する
    電子キーボード CASIO WK-210を使って Music Makerに MIDI入力する
    電子キーボードWK-210のMIDIチャンネル(パソコンへの送信用)を変更する
(2011年5月5日変更。操作手順をマニュアルに準拠)

Visual C++で普通のコンソールアプリケーションを作る方法 - Visual C++ Express

Visual C++
○2010 Express
Visual C++ で作る事が出来るのは、画面操作するプログラムだけではありません。
C言語の参考書に載っているような、コマンドプロンプト画面で動くプログラムを作る事も出来ます。

o プロジェクトを作る時は、「Win 32 コンソールアプリケーション」を選択します。
o C言語標準の書き方を守りたい時は、マクロ定義などが必要です。


**** 手順
o 上のメニューから「ファイル(F)」-「新規作成(N)」-「プロジェクト(P)   Ctrl+Shift+N」
o 「新しいプロジェクト」画面が出てきますので、次のように入力します。
    + 画面の左側で、「Win32」を選びます。
    + 画面の右側で、「Win32 コンソール アプリケーション」を選びます。
    + 画面の下の方に目を落として、プロジェクトの名前を入力します。
    + 必要に応じて、場所などを変更します。
    + 入力が終わったら、右下にある「OK」ボタンを押します。
o 「Win32 アプリケーション ウィザード」画面が出てきますので、次のように入力します。
    + 右下にある「次へ >」ボタンを押します。
    + アプリケーションの種類が「コンソールアプリケーション」になっている事を確認します。
    + 全部のファイルを自分で作りたい時は、「追加のオプション」の文字の下にある「空のオブジェクト(E)」をクリックします。
    + 入力が終わったら、右下にある「完了」ボタンを押します。


**** メモ
o プロジェクトを新規作成した時に出来る全てのソースファイルは、stdafx.hをインクルードしています。
    + 全ソースファイルに記述したいものがあれば、このファイルに書く事が出来ます。
    + stdafx.hを外したい時は、「新規作成したプロジェクトからstdafx.hを完全に外す方法
o 不要なファイルは、後でプロジェクトから削除する事も出来ます。
o Visual C++の初期設定では、では、C/C++標準ライブラリを正しく使っていても、警告が出る事があります。
    + セキュリティを強化する目的で、標準ライブラリの一部の機能を非推奨にしているからです。
    + この警告を出さないようにする時は、マクロ _CRT_SECURE_NO_WARNINGS を定義します。
    + 詳しくは、「C/C++標準ライブラリを正しく使う時に、非推奨警告を出さない方法
o 伝統的なmain関数を使用したい時は、_tmain関数をmain関数に書き直します。
    + 詳しくは、「_tmain関数の代わりに main関数を使う方法


**** 確認したバージョン
o Microsoft Visual C++ 2010 Express


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関連ページ:
    ▼Visual C++
    ▼コンピューター・プログラムを作る
    ▼制作メモ
    ▼目次
    > 拡張子が.cのファイルを追加する方法
    C/C++標準ライブラリを正しく使う時に、非推奨警告を出さない方法
    _tmain関数の代わりに main関数を使う方法

拡張子が.cのファイルを追加する方法 - Visual C++

Visual C++
○2010 Express
Visual C++のプロジェクトでは、C++だけでなく、C言語のソースコードも扱う事が出来ます。
o 新しくCファイルを作る事が出来ます。
o 既存のCファイルをプロジェクトに追加する事も出来ます。


**** 手順
** 新しくファイルを作る方法
o 通常 Visual C++画面の左側にある、ソリューションエクスプローラーを見付けます。
    + 見当たらない時は、上のメニューから「表示(V)」-「ソリューションエクスプローラー(P)   Shift+Alt+L」
o 「ソースファイル」を右クリックして「追加」-「新しい項目(W)   Ctrl+Shift+A」
o 「新しい項目の追加」画面が出てきますので、C++ファイル(.cpp)を選択して、
o 画面下にある名前欄で、拡張子を付けて名前を書きます。(例。mikusan.c
o 書き終わりましたら、右下にある「追加(A)」ボタンを押します。

** 既存のCファイルを追加する方法
o 通常 Visual C++画面の左側にある、ソリューションエクスプローラーを見付けます。
    + 見当たらない時は、上のメニューから「表示(V)」-「ソリューションエクスプローラー(P)   Shift+Alt+L」
o 「ソースファイル」を右クリックして「追加」-「既存の項目(G)   Shift+Alt+A」
o 「既存項目の追加」画面が出てきますので、ファイルを選択して、右下の「追加(A)」ボタンを押します。


**** 確認したバージョン
o Microsoft Visual C++ 2010 Express


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関連ページ:
    ▼Visual C++
    ▼コンピューター・プログラムを作る
    ▼制作メモ
    ▼目次
    > C/C++標準ライブラリを正しく使う時に、非推奨警告を出さない方法
    _tmain関数の代わりに main関数を使う方法
    UNIXの(POSIX準拠)プログラムをビルドする時に、なるべく警告やエラーを出さない方法

新規作成したプロジェクトからstdafx.hを完全に外す方法 - Visual C++

Visual C++
○2010 Express
Visual C++でプロジェクトを作成すると、stdafx.h が既定でインクルードされています。
stdafx.hを完全に外したい時は、ソースコード修正と合わせて、プリコンパイル済みヘッダーの設定を変更します。

o 主に、他のシステム用に作られたC言語のソースコードを、Windows用にビルドする時に使います。
    + コマンドプロンプト上でビルドする方法もありますが、移植の時は、Visual C++の画面上で作業する方が便利です。
o プリコンパイル済みヘッダーの設定を外さなくても、ビルド自体は成功します。
o stdafx.h は、自動作成された全てのソースコードから呼ばれています。通常は、そのまま使う方が便利です。


**** 手順
o 全てのソースコードから、stdafx.h のインクルード文を外します。
    + 次のように書かれている行を、削除します。
--------
#include "stdafx.h"
--------


o 次に、下記の手順で、プロジェクトのプロパティの「プリコンパイル済みヘッダー ファイル」から、「StdAfx.h」を外します。
    + 上のメニューから「プロジェクト(P)」-「(プロジェクト名)のプロパティ(P)   Alt+F7」
    +「プロパティページ」画面が出てきますので、左上の「構成」選択肢を「すべての構成」に変更します。
    + 左のメニューから、「構成プロパティ」-「C/C++」-「プリコンパイル済みヘッダー」
    + 右側で、「プリコンパイル済みヘッダーファイル」の右隣の文字「StdAfx.h」を削除します。
        + もしくは、「プリコンパイル済みヘッダー」の右隣の設定を、「プリコンパイル済みヘッダーを使用しない」に変更します。
    + 設定が終わりましたら、右下にある「OK」ボタンを押します。
o プロジェクトから外したいファイルを、削除もしくは除外します。
    + プロジェクトから外したいファイルを選択して、Deleteキーを押します。
    + 質問されますので、次のどちらかを選びます。
        + クリア = 選択したファイルをプロジェクトから外します。ファイルの削除はしません。
        + 削除 = 選択したファイルを削除します。プロジェクトからも外れます。
o リビルド、もしくはビルドしてみます。
    + そして、ビルドエラーの箇所を、順次修正していきます。


**** メモ
o この手順を行った時は、stdafx.cpp もきっと不要です。
    + 上記の手順を行うと、中身は空になっていると思います。


**** 確認したバージョン
o Microsoft Visual C++ 2010 Express


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関連ページ:
    ▼Visual C++
    ▼コンピューター・プログラムを作る
    ▼制作メモ
    ▼目次
    > Win32コンソールアプリケーションをランタイム不要にする方法

_tmain関数の代わりに main関数を使う方法 - Visual C++

Visual C++
○2010 Express
Visual C++では、C言語やC++のスタートアップコードとして、_tmain関数の使用を推奨しています。
C/C++の標準仕様に従ってコードを書きたい時は、_tmain 関数を、main 関数に書き直す事が出来ます。


**** 手順
o 次のように書かれている部分を、main関数に置き換えます。
--------
int _tmain(int argc, _TCHAR* argv[])
--------


o 変更後の例
--------
int main(int argc, char* argv[])
--------


** 使用出来る書き方
o 引数は3つまでサポートしています。
    + 1つ目の argc は、引数の数。
    + 2つ目の argv は、引数の配列。
    + 3つ目の envp は、環境変数の配列へのポインタです。
--------
/* C言語風スタイル*/
int main(void)
int main(int argc, char** argv)
int main(int argc, char **argv, char **envp)

/* C++風スタイル */
int main()
int main(int argc, char* argv[])
int main(int argc, char *argv[], char *envp[])
--------



**** メモ
o Visual C++には、main関数に相当する関数が、少なくとも4つありました。
    + main 関数 = C/C++標準
    + wmain 関数 = Visual C++拡張。引数の文字セットは UNICODE(UTF-16)
    + _tmain 関数 = Visual C++拡張。ビルド時の文字セット切り替え可能
    + WinMain 関数 = Windowsの機能 = Win32 API
o コンソールアプリケーションを作る場合、通常は、main関数か、_tmain関数を使います。


**** 確認したバージョン
o Microsoft Visual C++ 2010 Express


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関連ページ:
    ▼Visual C++
    ▼コンピューター・プログラムを作る
    ▼制作メモ
    ▼目次
    > UNIXの(POSIX準拠)プログラムをビルドする時に、なるべく警告やエラーを出さない方法
    Visual C++の文字セット設定を、マルチバイト文字セットにする方法
    新規作成したプロジェクトからstdafx.hを完全に外す方法