2011年1月24日月曜日

ファイルやフォルダーのパスを書いて、エラーになる時の確認点 - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。ファイルとフォルダー関連
Windowsコマンド。プログラム実行関連
○Windows XP
ファイルやフォルダーを指定する所でエラーになったり動きが変になる時は、次の点を確認すると、解決するかもしれません。


**** 手順
o 次のような時は、ファイルのパスの前後を「"」(= 二重引用符)で囲みます。
    + パスの途中に空白が入っている時
    + フォルダーの区切り文字を「\」ではなく「/」としている時
    + (Windowsコマンドの中には、このように書かないとエラーになるものがあります。)
    + 詳しくは、「バッチファイルで、空白(=スペース)付きの引数(= パラメーター)を扱う方法

o CD コマンドを使って違うドライブに移動する時は、ドライブの移動を明示的に行います。例えば、Cドライブから M ドライブに移動する場合
--------
cd /d m:\ミクさん
もしくは
m:
cd m:\ミクさん
--------

    + 最後のコマンドは、「cd \ミクさん」と書く事も出来ます。

o パスの先頭にあるドライブ部分は、C: ではなくて、C:\ です。
    + でも、この書き方は問題無いかもしれません。
    + 「cd c:ミクさん」のように書いても、コマンドは正しく動きました。


**** メモ
o パスの途中を変数にしている時は、ECHO コマンドを使った表示確認が便利です。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


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関連ページ:
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    ▼コマンドプロンプト画面
    ▼制作メモ
    > ファイルやフォルダーのパスを簡単に入力する
    DIR /B。ファイル名だけの一覧を簡単に取得する
    > バッチファイルで、空白(=スペース)付きの引数(= パラメーター)を扱う方法
    バッチファイルで、ファイルを普通に「開く」方法
    +
    実行中のプログラムを止める

バッチファイルで、空白(=スペース)付きの引数(= パラメーター)を扱う方法 - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。プログラム実行関連
○Windows XP
コマンドプロンプト画面やバッチファイルでは、空白が入っている引数(= パラメーター)を扱う事が出来ます。

o コマンドを呼び出す側で、引数の前後を「"」(= 二重引用符)で囲みます。
o 呼ばれたコマンド側では、与えられた引数の前後にある「"」を削除してから使います。
    + バッチファイルの場合は、引数の途中に「~」を付ける方法が簡単です。
    + 「%~2」や「%%~F」のように使います。詳しくは、「%変数の使い方
    + 「~」の入力方法 = パソコンのキーボードの右上。Shiftキーを押しながら、数字の 0 の2つ右にある、への字のキーを押します。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


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    ▼制作メモ
    > バッチファイルで、ファイルを普通に「開く」方法
    CALL = バッチファイルを呼び出す
    PAUSE = 処理を一時停止する
    +
    ファイルやフォルダーのパスを書いて、エラーになる時の確認点

VERIFY = コマンドプロンプトに、ファイルがディスクに正しく書き込まれた事を確認させる - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。ファイルとフォルダー関連
Windowsコマンド。ドライブとディスク管理
○Windows XP
コマンドプロンプトからの書き込み時、ファイルがディスクに正しく書き込まれた事を確認させます。

o 初期値は OFF になっています。


**** 書式
--------
verify [on | off]
--------

o コマンド名やキーワードは、大文字小文字のどちらでも大丈夫です。
o on = コマンドプロンプトからのファイル書き込み時に、ディスクに正しく書き込まれた事を確認します。
o off = ディスクに正しく書き込まれた事を確認しません。初期値は OFF です。
    + 2つの値を同時に指定した時、verify コマンドは何もしません。


**** 戻り値 ( ERRORLEVELの値。確認分のみ )
o 0 = 成功
o 1 = エラー。オプションの値が間違っています。もしくは、on とoffを同時に指定しています。


**** 使用例
--------
verify on
echo ミクさん、おはようございます。 > ミクさんへの挨拶.txt
--------



**** 機能
o オプションの指定が無い時、このコマンドの発行状態を表示します。既定値は OFF です。
o オプションが on の時、コマンドプロンプトからの書き込み時に、ファイルがディスクに正しく書き込まれた事を確認させます。
    + 実際に確認したかどうかは、検証出来ませんでした。


**** メモ
o ファイル書き込みの正確さを重視したい時には、このコマンドを、ファイルへの書き込み前に使います。
o このコマンドの有効範囲は、実行中のコマンドプロンプト画面だけです。
    + コマンドプロンプト画面から呼び出されたプログラムへの効果については、分かりませんでした。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


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    ▼制作メモ
    > 変数 CD = カレントディレクトリ = 現在の場所
    環境変数 PATH = 実行可能ファイルを検索する場所
    > ▼Windowsコマンド。制御文と環境変数