2011年8月20日土曜日

再生リストを作って動画を追加、並び替え、削除する方法 - YouTube

YouTube
再生リストを使うと、関連性の高いYouTube動画を纏める事が出来ます。

o 他の方が投稿した動画も纏める事が出来ます。
o 自分の投稿動画が沢山ある時にも、再生リストで分類出来ますので便利です。


**** 手順(= 2011年8月現在)
** 再生リストを新規作成する方法
o 動画を再生リストに追加する手順の延長で行う方法が簡単です。

** 動画を再生リストに追加する方法
o YouTubeにログインした状態で、再生リストに追加したい動画を見つけます。
o 動画の下にある、横並びのメニューの中に「再生リスト」がある時は、
    + 「再生リスト」をクリックします。
    + 既存の再生リストに追加したい時は、上の方にある「再生リストに追加」欄
        + 選択欄をクリックして、再生リスト名を選択して「再生リストに追加」ボタンを押します。
    + 再生リストを作りたい時は、下の方にある「再生リストの作成」欄
        + 再生リスト名を入力して「再生リストを作成」ボタンを押します。
o そうでない時は、
    + 横並びのメニューの中にある「+追加先」の右にある▼ボタンを押して、
    + 既存の再生リストに追加したい時は、
        + 出てくる選択肢の中から、追加したい再生リストを選びます。
    + 再生リストを作りたい時は、
        + 一番下にある選択肢「新しい再生リスト」を選択します。
        + 選択肢が入力欄に変わりますので、再生リスト名を入力して「Enter」キーを押します。

** 再生リストの動画登録順序を変更する方法
o YouTubeにログインします。
o YouTube画面右上にある名前をクリックします。
o 選択肢が出てきますので、「動画」をクリック。
o 左のメニューで、再生リスト名をクリック。
o 登録順序を変更したい動画の、サムネイルの左側にある数字の欄をクリックします。
    + 入力欄が出てきますので、移動後の番号を入力して「移動」。

** 再生リストから動画を登録削除する方法
o YouTubeにログインします。
o YouTube画面右上にある名前をクリックします。
o 選択肢が出てきますので、「動画」をクリック。
o 左のメニューで、再生リスト名をクリック。
o 登録削除したい動画の、サムネイルの一番左にあるチェック欄をクリックして、上にある「削除」ボタンを押します。


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    ▼制作メモ
    > YouTubeに投稿出来る最大ファイルサイズ
    YouTubeに投稿出来るファイル形式
    YouTube動画を作る時の推奨設定。解像度など
    +
    お気に入りに動画を追加、削除する方法

お気に入りに動画を追加、削除する方法 - YouTube

YouTube
YouTubeには、自分や他人が投稿した動画を、お気に入りとして紹介する機能があります。

o 動画を投稿していなくても、楽しめる機能です。


**** 手順(= 2011年8月現在)
** 動画をお気に入りに追加する方法
o YouTubeにログインした状態で、お気に入りを動画を見つけます。
o 動画の下にある、横並びのメニューの中に「お気に入り」がある時は、「お気に入り」をクリックします。
o そうでない時は、横並びのメニューの中にある「+追加先」の右にある▼ボタンを押して、「お気に入り」を選択します。

** お気に入りの登録内容を削除する方法
o YouTubeにログインします。
o YouTube画面右上にある名前をクリックします。
o 選択肢が出てきますので、「動画」をクリック。
o 左のメニューで「お気に入り」をクリック。
o 右側で、削除したい動画を選択して、上にある「削除」ボタンを押します。


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    > 再生リストを作って動画を追加、並び替え、削除する方法
    YouTubeに投稿出来る最大ファイルサイズ
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ミクさんが新作料理を作る時。第1楽章 - ミクさんの隣

ミクさんの隣
今日の朝は、ミクさんの怒声で始まった。

「お兄ちゃんの、ばかー!」

玄関で大きな声がしたと思ったら、ミクさんが外に飛び出していった。

「ミクー。待ってくれー。」

ミクさんと入れ替わりに残っているのは、ミクさんよりも背の高い青年。彼女が唯一、兄と呼ぶ存在だ。
私は冷蔵庫から棒状のアイスクリームを取り出した後、情けない声を出している彼に声を掛けた。

「またミクさんと喧嘩をしたのですか。」
「ミクがーっ、ミクがーっ。」

肩を大きく揺さぶられる私。
普段爽やかな言動をする彼だけれど、ミクさんと仲違いすると、いつも私に頼るのだ。

「とりあえず、アイスクリームでも食べて、落ち着いて下さい。」

意識が無くなる前に、彼の口に棒アイスをねじ込む私。
そして、棒アイスを食べて落ち着いた彼は、今日も爽やかな顔でこう言った。

「これから一緒に、ミクを探しに行こう。あの山へ。」

やっぱり今日は、作曲活動出来ないのですね。ミクさん。
空に向かって嘆(なげ)きたい気持ちを堪(こら)えて、私は彼の話を聞く事にした。


「今日は何が原因なのですか。」
「ミクの料理を味見して、アイス味が足りないね、と言ったんだ。」
「ミクさんは、それくらいでは怒りませんよ。」
「ミクが『アイス味って何なの。』って質問してきたから、『子供のお前には分からないよ。』って答えたんだ。」

いえ、私にも分からないんですけれど。アイス味。
私は、冷蔵庫から麦茶を取り出し、自分のコップに注いだ。

「その後は?」
「ミクが『私は子供じゃないよ。』って言ってきたから、『ネギを凍らせてもアイスにはならないよ。』って答えたんだ。」

台所に残っているお鍋を見る限り、ミクさんが作っていたのは暖かい料理だ。
大方、売り言葉に買い言葉で、口論がエスカレートしたのだろう。

「でも、どうして、ミクさんがあの山に行くと分かったのですか。」
「すごいソースを探すと言っていたからさ。」
「すごいソース?」
「あの山には、ネギ色をした伝説のソースが採(と)れるという言い伝えがあるからね。」

あれっ、待てよ。
その話は、私もミクさんから聞いた事がある。

「究極のネギ味、などと評される、噂のあれですか。」
「そう。それを口にした者は、天国を見る事が出来るという噂だ。」
「なんだか、嫌な予感がしますね。」
「うん、僕もそう思う。」

私達は、2人揃って溜息をついた。
頑固なミクさんは、その調味料を見つけるまで、自分からこの家に戻ってくる事は無いだろう。
しかも、彼女がその調味料を見つけたら、彼と私が試食する事になるのは目に見えている。

「だから、ミクがソースを発見する前に、僕達がミクを見つけて説得するんだ。」
「そうしましょう。」

彼に全て任せると、ミクさんを更に怒らせそうで心配だ。
私は、2つのリュックに食料と寝袋を詰め込み、1つを彼に渡した。

「食料は3日分用意しました。」
「アイスが無いよ。」
「途中で溶けてしまいますよ。」
「大丈夫、携帯用冷凍庫を持ってきたから。」

そのような物をいつも持ち歩いているのですか。KAITOさん。
とりあえず、冷蔵庫に入っているアイスクリームを、彼の持つ携帯用冷凍庫に押し込んだ。

「飲み水はどうしますか。」
「必要なのは1日分。後は現地調達出来るよ。」

ビニール袋とコンロと水筒と、、、
私達は用意を整え、ミクさんが出かけた山を目指して出発した。


続く


**** 管理情報
o 文章作品
o 作品名 = ミクさんが新作料理を作る時。第1楽章
o 分類 = ミクさんの隣
o 作者 = to_dk
o 初出 = 2011-08-20 on Blogger


==
関連ページ:
    ▼ミクさんの隣
    ▼作品紹介
    ▼目次
    > ミクさんが新作料理を作る時。第2楽章
    ミクさんが新作料理を作る時。第3楽章
    +
    指導するミクさん
    ヨーグルトの目をしたミクさん
(2011年9月17日変更。タイトル変更)
(2011年8月20日変更。タイトルと接続詞訂正)

リン警官とミクさん達。第6楽章 - ミクさんの隣

ミクさんの隣
私は、開いているドアをノックして、目の前の人物に向かって礼をする。

「失礼します。」

リン警官は、私を見るなり、こう言った。

「ミク代表。お疲れ様です。」

「この姿を見て、初音ミクって良く分かりますね。」
「初音ミク見習いとして、あなたは登録されていますから。」

よりによって、警察にも初音ミクで登録されていたのか。
でも、見習いで本当に良かった。
あの露出度の高い初音ミク公式衣装を着る事になったら、特に真冬は寒過ぎる。

「それは兎も角として。」

私に椅子に座るように促し、リン警官は、本来の業務に戻る。

「今日はもう、大人しくしてね。めっ。」

彼女のお説教が始まった。
ああ、叱っている時の彼女のリボンも、可愛いかもしれません。


お説教が終わると、リン警官は、手作りのカップケーキを私にくれた。

「ありがとうございます。リンさん。」
「ミク達の事、これからも宜しくお願いします。」

いえ、お願いされても困るのですが。
リン警官と握手した後、私は軽くお辞儀して、無事、初音ミクとしての仕事を全(まっと)うした。


リン警官の部屋から出てきた私の目の前には、ミクさん達が並んで待っていた。
私を発見した途端、安心してカップケーキを食べ始めるミクさん達。

「これで、初音ミクの全ての任務完了です。」
「逮捕の協力者も、全員貰えるんだよー。」
「リンちゃん、LOVE。」
「美味しいねー。」

私も一口食べてみた。

美味しい。ミクさん達には悪いけれど、リン警官の料理の腕は格別だ。
「警官を辞めて、ミクさん達に料理を教えて下さい。」と懇願(こんがん)したくなる程の腕前だ。
私は、リン警官に感謝しながらカップケーキを食べ終わり、
この界隈に逮捕者が溢れている理由を理解した。

あまり言いたくないのですが、幸せ過ぎます。リン警官。

私は、ようやく緊張から解き放たれて、リン警官の部屋に入る前の事を思い出す。
私が入室する前に居た場所を振り返ると、泣いていた彼の傍(そば)には、彼が愛する女性の姿があった。
彼女は、リン警官の姿で、

「私の後輩に迷惑をかけたら、承知しないからね。」

リン警官ファンクラブの代表者を引きずりながら、説教部屋に入っていった。


夕方になる頃には、リン警官のお説教が全て終わり、私達のリン警官見学ツアーは解散となった。
夕日に染まる、ミクさん達のシルエット。
取り残されたミクさんと私は、改めて、リン警官に挨拶した。

「お疲れ様でした。カップケーキ、美味しかったです。」
「リンちゃん。また来るね♪」

今度、また此処(ここ)に来た時には、私は喜んでリン警官に逮捕される事だろう。
帰り道には、次回の見学ツアーに合わせて早速作曲の予定を空けておく、駄目なミクさんと私が居た。


**** 管理情報
o 文章作品
o 作品名 = リン警官とミクさん達。第6楽章
o 分類 = ミクさんの隣
o 作者 = to_dk
o 初出 = 2011-08-20 on Blogger


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関連ページ:
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    > 分身するミクさん
    出荷数とミクさん達
    +
    リン警官とミクさん達。第1楽章
(2011年8月22日変更。見学ツアーの前の語句を訂正)

リン警官とミクさん達。第5楽章 - ミクさんの隣

ミクさんの隣
私は逃亡者の列に加わり、リン警官に逮捕される事に成功した。
縄に繋がれる事もなく、番号札を配られて、ある場所に移動するだけだ。
そして、逮捕された私の目の前には、信じられない光景が広がっていた。

「今日はもう、大人しくしてね。めっ。」

専用の部屋に、1人ずつ呼んでお説教するリン警官。
その部屋にはドアがあるだけで壁はなく、話している内容は周りに筒抜けだ。
お説教が終わると、リン警官は逮捕者にお菓子をあげて、逮捕者はリン警官に握手を求める。
近くの交番に居るリン警官も応援に来ていて、あちらこちらで、「めっ。」という声が聞こえる。

「スタンプが欲しい方は、こちらに並んで下さい。」

お説教が終わって出てくると、もう1人のリン警官が、日替わりの特製スタンプを押してくれる。もちろん、リン警官の握手付きだ。
スタンプを沢山集めて、満足げに眺めている青マフラー。
彼は、「リン警官に踏まれ隊」のメンバーだ。
彼に話を聞くと、最も伝統のある「リン警官ファンクラブ」に入会する為には、100回捕まる必要があるらしい。

「リボンの良さが分かってきたから、100回捕まる頃には、僕もファンクラブに入会するかもしれないよ。」

その右隣に居るのは、集団の先頭で大きな旗を掲げていた、黄色いつんつん頭。
彼は、リン警官ファンクラブの代表者だ。

「はじめまして。旗持ちお疲れ様でした。」

私は、黄色い頭の彼にも声を掛けた。

「はじめまして。初音ミクの代表者。」
「なぜ、分かるのですか。」
「人間を此処(ここ)に送るなんて発想、ミク以外には無理だから。」

まあ、初音ミクのする事ですから。
と、お互いが納得出来てしまう所が恐ろしい。


「そう言えば、リン警官ファンクラブの事で、1つお聞きしたい事があるのですが。」
「何でもどうぞ。将来の入会者。」

私は、彼の好意に甘えて、知りたかった事を質問してみた。

「伝統あるファンクラブの代表って、どのように決まるのですか。」
「うちの場合は、ファン活動の実績と、リン警官に相応しい曲を作る事かなあ。」

「曲ですか?」
「代表の選抜前に、彼女に一番相応しい曲を作って歌う、コンテストがあるんだ。」

「リン警官のテーマ曲ですね。」
「僕は、以前、ファンが高じて、当時のリン警官と付き合っていた事がある。他の候補者よりも有利だったんだ。」

「それは、良かったですね。」
「でも、リンは歌手になっちゃって、、、」

彼の声が小さくなる。

「もう、リン警官の制服を着てくれなくなったんだ。うわーん。」

泣き出してしまった。

彼が好きになったリン警官は、今でも彼の傍(そば)に居る。
でも、歌手になった今は、リン警官の服を着てくれなくて、彼女を見る度に悲しみに溢(あふ)れているのだそうだ。
彼女の事が大好きだけれど、警官の姿も、同じくらい大好きな彼。
毎日心が張り裂けそうで、リン警官の熱狂的なファン活動で、ようやく心の平静を保つ彼。
リン警官ファンクラブの歴代の代表は、皆、そのような過去の持ち主で、
そのような彼らが奏でる曲は、リン警官ファン達の心に響くのだ。

重い話を聞いた後、ついに私の番が来た。

「393番のミクさん、どうぞ。」
「行ってきます。」

私は、膝に顔を埋めてしまった彼の背に、優しく声を掛けてから、リン警官の元へと向かった。


(続く)


**** 管理情報
o 文章作品
o 作品名 = リン警官とミクさん達。第5楽章
o 分類 = ミクさんの隣
o 作者 = to_dk
o 初出 = 2011-08-20 on Blogger


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    > リン警官とミクさん達。第6楽章
    +
    リン警官とミクさん達。第1楽章
    分身するミクさん
    出荷数とミクさん達
(2011年8月21日変更。初音ミクの呼び方を一箇所訂正)

リン警官とミクさん達。第4楽章 - ミクさんの隣

ミクさんの隣
私は、テーブルの汚れた所をふきんで拭きながら、この先の出来事を予想する。
荒ぶる髪の犠牲者は何人位になるのだろうか。
そして、ミクさん達が出かけた辺りに視線を向けた。
私の目に映るのは、続々とリン警官の元を目指す、各集団の大移動。
あれっ。

私がふきんで拭く前は、リン警官達が逃亡者達を追いかけていた筈だ。
今は、リン警官達が歩く後ろを逃亡者達が追いかける、不思議な展開になっている。
遠くから聞こえる、「もうすぐおやつの時間だよー」という高いミク声。

逃亡者全員を揺るがす程の力を持つ、おやつの時間。これから、何が起こるのだろうか。
予想外の展開の早さに驚いた私は、急いでテーブルを掃除した。


私が最後の椅子を並び終える頃には、リン警官の支援活動を終えたミクさん達が、続々と戻ってきた。

「議長のミクさん。お疲れ様です。」
「私は全く疲れていません。それよりも、深刻な問題が発生しました。」

一人のミクさんが、大きな紙に井戸の絵を描く。
テーブルの上には、お皿の代わりに葱(ねぎ)が並べられ、議長のミクさんが、臨時の井戸端会議を宣言した。
議題は、「リン警官に逮捕される方法」
議長のミクさんが、簡単に経緯を述べる。

「リン警官は、私達初音ミクを、1人も逮捕しませんでした。どうしたら良いか、急いで考えましょう。」

周囲に居るミクさん達が、一斉に意見を述べる。

「逮捕の列に並んでも、リンちゃんは逮捕してくれなかったよ。ぷんぷん。」
「初音ミクだけ捕まらないなんて、不思議過ぎ。」
「なぜだろー。」

考え込むミクさん達。
逮捕に協力したミクさん達が、リン警官に逮捕される為に会議を開く。
しかも、悪い事をせずに捕まろうとするなんて、私には全く理解出来ない。

「えーと、逮捕される必要、あるのですか?」

「他のVOCALOIDが捕まっているのに、初音ミクが捕まらない。それは、初音ミクの名折れです。」
「そうだ。そうだ。」
「むしろ、初音ミクの恥。」
「他のミク達に、申し訳ないんだよー。」

私の説明にも、納得しないミクさん達。
ミクさん達の常識は、私には良く分からない。

リン警官の味方になるのが好きなのに、リン警官に逮捕されたい彼女達。
リン警官の対応を見る限り、ミクさん達の常識は、VOCALOID界でも非常識。
しかも、毎回言い争いになるとの事なので、リン警官も大変だ。


「では、リン警官に捕まる為の条件ってなんですか。」

「リンちゃんの列に並ぶ事。」
「私、試したよ。」
「後は、リンに協力していない事、かなあ。」

その会話を聞いていた議長のミクさんが、唐突に私を指名する。

「次はあなたの出番です。」

議長のミクさんの一言で、全てのミクさんの視線が私に集まった。

「「じー。」」

声に出さなくても分かりますから。

「私はこれから何をするのですか。」
「初音ミク代表として、あの列に並ぶのです。」

「あの列って、逮捕される人達の列ですよね。」
「その通りです。リン警官に協力しなかったあなたなら、きっと捕まる事が出来る筈です。」

議長のミクさんは、このような時にも冷静な洞察力を発揮する。
私達の会話を聞いていたミクさん達も、全員が納得顔で頷いた。

「このままだと、他の初音ミクに顔向けが出来ないんだよ。」
「そして、あなたは初音ミク見習い。」
「私が保護者。えっへん。」

ここでも胸を張る、自称保護者のミクさん。

「そういえば、そうでしたね。。。」


人間の世界では、警察に捕まる事は不名誉な事とされているけれど、この世界では異なるようだ。
大勢が喜んで捕まる位なので、そうそう悪い事が起こるとも思えない。
何よりも、新しい経験は、今後の私達の作曲活動の糧になるかもしれない。

結局、私は、ミクさん達の希望通り、リン警官に捕まる事にした。


(続く)


**** 管理情報
o 文章作品
o 作品名 = リン警官とミクさん達。第4楽章
o 分類 = ミクさんの隣
o 作者 = to_dk
o 初出 = 2011-08-20 on Blogger


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