FL STUDIOでMIDIリアルタイム入力(= 録音)する方法 - FL STUDIO
○FL9.1
FL STUDIOでは、MIDI機器からリアルタイム入力(= 録音)する事が出来ます。o 設定のポイントは
+ 「ASIO ドライバを使います。」(= 入力の遅延を防ぎます)
+ 「MIDI の Input 設定を行います。」
+ 「Loop record / enable overdub のチェックを外します。」(= 1小節しか入らないのは、これが原因です)
+ 「Step editing mode のチェックが光っていたら、外します。」
+ 「チャンネルウインドウで、MIDI入力したい楽器名ボタンの右横を、光らせます。」
+ 「録音ボタンの後に再生ボタンを押します。」
**** 手順
o 演奏する MIDI機器を、パソコンに接続します。
o FL STUDIOを起動します。
o サウンドドライバを「ASIO4ALL」にします。
+ 左上のメニューから「OPTIONS」-「Audio Settings」
+ 「Audio Settings」は、上から2つ目辺りにあります。
+ 設定画面が出てきますので、 一番上の、黒字の選択肢を変更します。
+ 「ASIO4ALL v2」を選びます。
+ MIDI機器が指定するドライバがあれば、それを先に試してみます。
+ なお、インストール時にASIO4ALLのチェックを外した時は、ASIO4ALLを別途インストールします。
o MIDIの Input欄を設定します。
+ 設定画面の左側にあるメニューから、一番上にある「MIDI」を選択します。
+ 入力に使用するMIDIポートを選んで、左下の「Enable」チェックを光らせます。
+ 相手側でもMIDIポートの選択が必要な場合は、同じポートを選びます。
+ そのポートは、Outputの選択欄では選択してはいけません。
+ 有名なMIDI機器をつなぐ時は、その右の「Control Type」も選ぶと、良い事があるかもしれません。
+ 欧州で有名な製品が並んでいるみたいです。nanoKEYもありました。
+ 既定値は「(generic controller)」です。
o 「Loop record / enable overdub」のチェックが光っていたら、外します。
+ FL STUDIO画面上部の、アイコンが2列並んでいる所で行います。
+ 右上の「R + 矢印」マークの左のランプ。光っていたら消します。
+ 既存の音符に重ねたい時は、このチェックを付けます。但し、下記のメモ欄の理由で、操作に慣れない間はおすすめはしません。
o 「Step editing mode」のチェックが光っていたら、外します。
+ これは、ステップ入力モードです。
+ FL STUDIO画面上部の、アイコンが2列並んでいる所の下部中央。! マークが曲がっているようなマークの左側です。
o 必要に応じて、録音用の機能を有効にします。
+ FL STUDIO画面上部の、アイコンが2列並んでいる所で行います。
+ メトロノーム = 左下の「棒振り」マークの左のランプ。有効にしたい時に光らせます。
+ 入力後に開始 = 左下の「WAIT」マークの左のランプ。有効にしたい時に光らせます。
+ 「WAIT」マークの右のランプは光らせないで下さい。それは、ステップ入力モードです。
+ カウントダウン = 左上の「321」マークの左のランプ。消すと、最初のカチカチ音が鳴らなくなります。
o チャンネルウインドウで、MIDI入力したい楽器の、楽器名ボタンの右横を光らせます。
+ 光っている楽器の場所に、これからMIDIリアルタイム入力(= 録音)を行います。
o 録音ボタンを押します。
+ 再生ボタンの2つ右隣にある、丸い印が付いているボタンです。
+ 録音ボタンを押すと、録音ボタンの色が赤くなります。
+ 録音ボタンを押した時、画面が出てくる時は、xボタンで閉じます。
+ この画面は、毎回出てきます。
+ 不要な時は、左にあるチェック「Don't ask this in the future」を光らせてから閉じます。
o その後に、再生ボタンを押します。
+ カチカチカチカチ。音が4回なった後に録音を開始します。
+ カウントダウンを無効にすると、音が鳴らなくなります。
+ 「入力後に開始」のチェックが付いていない時は、すぐに録音を開始します。
o 演奏します。
+ 途中で中断したい時は、再生ボタンを、もう一度押して止めます。
+ 最初からやり直したい時は、停止ボタンを押して止め、入力した音符を掃除します。
+ 掃除手順は、「ピアノロールで、音符を全部消す方法」
o 録音を終了する時は、再生を停止した状態で、赤くなっている録音ボタンを押します。
o 録音が終わったら、必要に応じて、ピアノロールを開いて音符を微調節します。
**** メモ
o 「Loop record / enable overdub」(音符の重ね撮り)は、録音手順に慣れない間は、使わない事をおすすめします。
+ このチェックを付けたまま録音すると、
+ Playlist画面上の長さ(= 初期値は1小節)しか、録音する事が出来ません。
+ その長さよりも演奏を長く続けると、最初に戻って録音を続けてしまいます。
**** 確認したバージョン
o FL STUDIO 9 Producer Edition Version 9.1.0 (Signature Bundle)
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関連ページ:
▼チャンネルウインドウ(= Channel Window & Step Sequencer)
▼FL STUDIO
▼制作メモ
> 楽器の定位(= PAN = 音を鳴らす位置)を調節する
チャンネルウインドウで、楽器に対応するミキサーの番号(= FX番号)を調べる
チャンネルウインドウで、楽器のFX番号(= 楽器に対応するミキサーの番号)を変更する
(2011年2月23日変更。用語の訂正、チャンネルウインドウ)