DominoのポートA 16トラックに、FL STUDIOの16音色を割り当てる方法 - Domino
○FL9.1
前回のメモ「DominoからFL STUDIOのクラブ系音源を使う方法」では、Domino から FL STUDIO の1つの音色を鳴らすまでの手順を書きました。このメモでは、前回設定した、DominoのポートAだけを使って、FL STUDIOの 16の音色を16トラックに割り当てる手順について記します。
o ポイントは、2つ。
+ FL STUDIO の楽器名ボタンの右側を、全部光らせます。
+ トラック A10 を使う時は、「A10のトラック(= リズムトラック)を、普通のトラックとして使用する方法」
o 同時発音数、同時発声数の限界については、確認しませんでした。
o 確認したのは、FL STUDIO製品版です。体験版では、動作が異なるかもしれません。でもその前に、この下の文を読んでみて下さい。
o Windows 7 / Windows Vista の方へ
+ Windows Vistaでは、MIDI Yokeではなく、他の仮想MIDIケーブルを使った方が良いとの情報がありました。
+ 詳しくは、「こちらのページ」の上の方にある注意書きをお読み下さい。
**** 今回の設定
o Dominoの MIDI-OUT = ポートA =「MIDI Yoke :1」 = FL-STUDIO の Inputで「Enable」状態
+ ポートを1つだけ設定した状態です。
+ Dominoのトラック A1 から A16 までを、FL STUDIO用に確保しています。
o 設定手順は、「DominoからFL STUDIOのクラブ系音源を使う方法」
**** 手順
o DominoとFL STUDIOの両方で設定を行います。
** FL STUDIO側の手順
o FL STUDIO画面。チャンネルウインドウに、楽器を追加します。
+ FL STUDIOのチャンネルウインドウで、追加したい場所の直下にある楽器名ボタンを右クリックします。
+ 選択肢が出てきますので、「Insert」- 指定したい楽器
+ 良く分からない時は、とりあえず Sytrusを選択します。
+ Sytrusの音色を変更する方法は、「FL STUDIO - シンセサイザー Sytrusのプリセット音色を選ぶ方法」
o FL STUDIO画面。楽器の FX番号を変更します。
+ 楽器を選択した時に、タイトルが「Channel settings - 楽器名」になっている小さな画面が出てきますので、見つけます。
+ Channel settings画面の右端にある FX 番号が「--」になっていると思います。
+ この番号を、他の楽器の番号と重ならないように、マウスで設定します。
+ 1から16の範囲で設定します。
+ 「--」の所で、マウスをクリックしたまま上下に動かします。
+ 詳しくは、「FL STUDIO - チャンネルウインドウで、楽器のFX番号(= 楽器に対応するミキサーの番号)を変更する方法」
o FL STUDIO画面。楽器名ボタン右側の光る部分を全部光らせます。
+ 楽器名ボタン右側の光る部分をクリックします。
+ 1度で全部光らない時は、もう一度クリックします。
o ここまでの作業が終わっても、FL STUDIO画面を閉じてはいけません。
+ 理由は、これから Domino が FL STUDIO と通信するからです。
+ 最小化する分にはOKです。
+ 最小化ボタンは、FL STUDIO左上にあります。黒いタイトルバーの右隣にある▼ボタン。
o Domino側で、使いたい音色のトラックを選択します。そして、Dominoで気ままに入力します。
+ Domino画面の左上の選択欄。おそらく、A1となっています。
+ これを、A + (使いたい楽器の、FX番号) に合わせます。
+ 例えば、 Dominoで A16を指定したトラックでは、FL STUDIOの、FX 16番の楽器が鳴ります。
+ 正確には、FL STUDIOのミキサー 16番に設定した楽器が鳴ります。
+ 詳しくは、「編集中のトラックを変更する方法」
o FL STUDIO画面の緑の光は、何かのタイミングで、元に戻る事があります。
+ その時は、もう一度、楽器名ボタン右側の光る部分を全部光らせます。
+ 緑の光が元に戻る原因について(判明分)
+ FL STUDIOで楽器名ボタンなどをクリックすると、元に戻ります。
o その他、Vindows Vista / Windows 7で MIDI Yokeを使用していている方は、他の仮想MIDIケーブルに置き換えて試してみると、上手く出来るかもしれません。(= 詳細は、このページの上から辿って下さい。)
o トラック A10の初期設定はリズムトラックです。
+ 普通のトラックとして使用する時は、「A10のトラック(= リズムトラック)を、普通のトラックとして使用する方法」
**** メモ
o 楽器や音色を変更したくなった時は、FL STUDIOで行います。
o Sytrusの音色変更などに関する情報は
+ 「▼FL STUDIO - シンセサイザー Sytrus」
o 楽器の追加、変更に関する情報は
+ 「FL STUDIO - チャンネルウインドウの楽器を変更、追加する」
+ 「FL STUDIO - VSTi(= 楽器)プラグインをFL STUDIOの楽器として使用する」
+ 「FL STUDIO - チャンネルウインドウから、シンセサイザーの設定画面を表示する方法」
+ 「FL STUDIO - チャンネルウインドウ。楽器の追加や変更でエラーメッセージが出る時の確認点」
o 使用出来るポートは、Aだけでなく、Bなども使用する事が出来ます。
+ ただ、手順が長くなりますので、ここまでで止めました。
+ 17音色以上を扱う手順につきましては、後日、気が向きましたら、メモします。
+ 99音色まで使用出来そうな雰囲気ですので、説明よりも、確認する方が大変です。
o 最後に注意点です。前の記事からの繰り返しになりますが、FL STUDIOからMIDI Yokeを切断する時は、パソコンを再起動した直後に行います。
+ 詳しくは、「FL STUDIOからMIDI Yokeの接続を切る方法」
**** 確認したバージョン
o Domino 1.41b + MIDI Yoke NT 1.75 + FL STUDIO 9 Producer Edition Version 9.1.0 (Signature Bundle) (+ Windows XP Service Pack 3)
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関連ページ:
▼Dominoのヘルプと楽器設定
▼FL STUDIO - 他製品との連携
▼Domino
▼制作メモ
> FL STUDIOからMIDI Yokeの接続を切る
DominoからMusic Makerの音源 Vita や Revolta 2を使う
Dominoのマウス操作を、FL STUDIO風にカスタマイズする
(2011年1月22日追加。Windows Vista向け情報。緑の光が元に戻るパターン。FL STUDIO 体験版について)