2010年5月4日火曜日

パソコンのキーボードからMIDIリアルタイム入力する方法 - Music Maker

MIDI Editor
Music Makerでは、パソコンのキーボードを使って、MIDI演奏入力を行う事が出来ます。
o 正確な入力は難しいのですが、自然な雰囲気が出ます。
o Music Maker(1) でも入力出来ました。

以下、「楽器は持っていないけれど、演奏している感じが欲しいなあ。」と思った方向けの情報です。
ご参考。ステップ入力する方法は「パソコンのキーボードからステップ入力する - Music Maker 2+」。


**** 手順
** 1. 初期設定
基本的に、何もする必要はありません。
o 入力デバイスを変更する必要もありません。外部入力ではないからです。
o 細かい設定につきましては、4番と5番をどうぞ。

** 2. 開始と終了
o MIDI Editorの下にある RECボタンを押して開始、もう一度押して終了します。
o テンポを音で聞きたい時は、「Metronome」をチェック。
o RECボタンを押すと、すぐに録音が始まります。
o リアルタイム入力を終了する時は、STOPボタンを押します。

** 3. キーの意味
o Q = C3 (真ん中のド)。
o Z = D2 (一つ下のレ)。
o 2の列とAの列は黒鍵。ピアノのように並んでいます。
o Music Maker 2の場合、4音の同時入力が出来ました。
   + 既存のMIDI入力に演奏を重ねたい時は、「Overdub」にチェックを入れます。
o マニュアルの「キー配列」説明場所は
   + Music Maker 2 = 第7章53ページ「パソコンのキーボードを鍵盤代わりに使用する」。
   + Music Maker(1) = 記載はありませんでしたが、同じです。

** 4. キー入力結果が遅れる場合
AISOドライバがおすすめです。
o 上部メニューから[ファイル]-[プログラム設定]。そして「オーディオ/MIDI」タブ。
o 「オーディオ再生」のドライバをAISOドライバに変更して、使えそうなドライバを選択します。
o マニュアルの「ドライバ設定」説明場所は
   + Music Maker 2 = 第7章。51ページの上の枠内。
   + Music Maker(1) = 第7章41ページ下の写真の「オーディオ再生」設定。

** 5. クオンタイズ設定のおすすめ
「クオンタイズ」関連パラメーターで、入力音符の最低長などを調整する事が出来ます。
「演奏の雰囲気を重視する」か、「音符としての正確さを重視する」かによって、おすすめの値は異なります。

o ポイントは、上にある2つの選択欄です。
   + 「グリッドクオンタイズ値」(左側)= 入力精度 = 再生カーソルが移動する単位です。
   + 「長さクオンタイズ値」(右側)= 入力する音符の長さです。
o 気ままに弾きたい時は、「長さクオンタイズ値」を「-」に変更します。
   + これがリアルタイム入力の醍醐味です。
o ステップ入力替わりにしたい時は、「グリッドクオンタイズ値」を入力精度(4から16辺り)、「長さクオンタイズ値」を入力する最小の長さで設定します。
o でも、高精度で入力するのは難しいです。精度が必要な時は、「半分の速さで入力して、倍の速さで再生する」(タイムストレッチ使用)など、色々工夫します。
o マニュアルの「クオンタイズ」説明場所は
   + Music Maker 2 = 第7章。50ページ下と、51ページ下から52ページ。
   + Music Maker(1) = 第7章42ページの表の下の方。


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関連ページ:
    ▼MIDI Editor
    ▼音素材を作る
    ▼Music Maker
    ▼制作メモ
    > パソコンのキーボードからステップ入力する(Music Maker 2+)
    MIDI Editorのメトロノームを使う方法
    MIDIリアルタイム入力(= 録音)する
(2011年2月12日追加。リアルタイム入力を終了する方法)