MIDIリアルタイム入力(= 録音)で、既存のMIDIの途中から追加する方法 - Music Maker
MIDI 追加録音のポイントは、3点あります。o 録音開始前に、Overdub (= 多重録音)チェックを付けます。
o MIDIオブジェクトの先頭から録音 + 再生が始まりますので、演奏開始位置が来てから演奏します。
o 入力開始位置の微調節は、STOP ボタンを押した後、すぐに行います。
+ 入力停止直後は、録音した音符だけが選択された状態になるからです。
**** はじめに
o Music Makerでは、1つのMIDIオブジェクトで鳴らす事の出来る音色は、1つです。
o ですので、複数の楽器を同時に鳴らしたい時は、1つずつ、別のトラックに MIDIリアルタイム入力(= 録音)します。
**** 手順
o 操作の流れは、普通のMIDIリアルタイム入力と同じです。
o 但し、所々に、多重録音特有の注意点が混じっていますので、気を付けます。
** 準備します。
o Music Makerで、入力したいMIDIオブジェクトを開きます。
o MIDI Editorの上の方で、使う楽器を選びます。
+ 音色選びを後にしたい方は、とりあえず、ピアノを選びます。
o MIDI Editor画面の下にある Overdub (= 多重録音)にチェックを付けます。
o 一定のリズムを刻んで欲しい時は、Metronome(= メトロノーム)にチェックを付けます。
+ 詳しくは、「MIDI Editorのメトロノームを使う方法」
o 入力する側も、演奏の準備をします。
+ Music Makerと接続します。
o 作曲ツールからMIDI入力する時は、作曲ツール側の送りたいトラック「以外」を消音(= ミュート)します。
+ Music Makerのトラックは、消音する必要はありません。
o ウイルスチェックソフトを動かしている時は、20秒から30秒くらい、Music Makerを通して音を鳴らしてみる事をおすすめします。
+ 録音への影響は分かりませんが、初回再生の最初の方で、音が少し遅れる傾向がありました。
** 録音します。
o 演奏の準備が出来ましたら、MIDI Editor画面の下にある、赤い字の「REC」ボタンを押します。
o 最初から再生しますので、丁度入れたいタイミングの所から演奏します。
+ 作曲ツールからMIDI入力する場合は、タイムラグを考慮して、作曲ツールの再生ボタンを押します。
+ (= 押してから、実際に音を鳴らすまでの間の時間を考慮します。)
o 演奏が終わったら、MIDI Editor画面の下にある「STOP」ボタンを押します。
+ 作曲ツールからの入力の場合は、先に作曲ツール側で再生を停止します。
+ Music Makerを先に停止すると、最後の音が大きく伸びる事がありました。
**** 入力した音符の位置の微調節
o 録音が止まると、録音入力した音符が、全て選択された状態になっています。
+ ですので、多重録音の時は、録音停止直後の時点で、入力した音符の位置を調節します。
+ (= この機会を逃すと、重なった音符を剥がしたりするのが大変です。)
o 必要に応じて、録音した音符を左右に移動させます。
+ この時、MIDI Editorの上で、「上向き矢印」マークを選択しておく事をおすすめします。
+ 鉛筆マークなどを選んでいると、うっかり余分な音符を追加してしまう事があるからです。
**** 確認したバージョン
o Music Maker 3 Producer Edition 16.9.0.3 (UP1)
==
関連ページ:
▼MIDI Editor
▼音素材を作る
▼Music Maker
▼制作メモ
> MIDIリアルタイム入力(= 録音)に失敗した時に、音符を元に戻す方法
MIDIリアルタイム入力(= 録音)で、音が大きく遅れる時の確認点
MIDI Editor。音符(= ノート)に表情付けする
(2011年2月12日追加。複数の楽器を録音する場合と、直後に編集する重要性。)