2010年6月15日火曜日

ミキサーの使い方 - 初音ミク

初音ミクの、作曲の手引き
初音ミクのトラックと和音
○V2
ミキサーは、VOCALOID Editor上で 2人以上の初音ミク(= 2つ以上のトラック)が歌っている時に、便利な機能です。
初音ミクが歌う位置や声の大きさを、トラック毎に調整する事が出来ます。


**** 機能の概要
o ミキサーを使うと、それぞれの初音ミク(= 各トラック)に対して、次の指示を出す事が出来ます。
   + 定位(= 初音ミクの立ち位置 = 声を出す位置です。)
   + 声の大きさ(= 曲を通しての声の大きさです。)
   + 「黙る」「1人(n人)だけ歌う」


**** 手順
** 呼び出し手順
o 上に並んでいるメニューから、[表示]-[ミキサー]。

** 操作のポイント
o 下の青い所に書かれている番号は、トラック番号です。
   + トラック番号は、呼び出し元の画面の一番下を見ると、分かります。
   + 一番左のトラックが1番、次のトラックが2番です。
o 一番右のトラックは、マスタートラックです。全体の調整をする時に使います。
   + このトラックを操作すると、全トラックが影響を受けます。
o 上下に動くつまみは、声の大きさ。下の方にある左右に動くつまみは、定位(声を出す位置)です。
o 消音に関する設定は、左上にあります。
   + 上にある「M」マークはミュート。クリックすると、そのトラックの初音ミクは黙ります。
   + 上にある「S」マークはソロ。クリックすると、Sマークを付けていないトラックに Mマークが付きます。
o ミキサーを閉じる時は、右上の「×」ボタンを押します。設定内容は、自動反映されています。


**** メモ
o 作曲ツールの付属ミキサーを使う方法もあります。
o 曲の途中で声の大きさを変えたい時は、ミキサー以外の方法を使います。
   + 「DYN」パラメーターを使う方法が簡単です。必要に応じて、他の調整も併用します。
   + 作曲ツール側で変更する事も出来ます。Music Makerの場合、オートメーションなどがあります。
o 曲の途中で定位(= 立ち位置)を変えたい時は、作曲ツール側で操作します。
   + Music Makerの場合、オートメーションのパノラマを使います。
   + この他に、初音ミクの声(音素材)を分割する方法もあります。作曲ツールの複数トラックに配置して、それぞれのトラックの定位を変更します。


**** 確認したバージョン
o VOCALOID2 初音ミク System Version 2.0.12.2J


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関連ページ:
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    > レンダリング。性能の低いパソコンで、なるべく快適に再生する
    はちゅねのないしょのWaveRenderプラグイン = 初音ミクの歌声に合わせて音楽ファイルを再生する方法
(2012年7月4日追加。確認したバージョン)