「ブラウザー」と「ブラウザ」 - 日本語
どちらも同じ意味です。でも、使う所を間違えると恥ずかしい思いをする用語です。
**** 経緯
o 「ブラウザー」= 国が推奨しているのはこちらです。
+ 平成3年(1991年)6月28日の内閣告示第二号
+ 2008年7月、▽マイクロソフト社が「ブラウザー」表記に移行する事を発表しました。
o 「ブラウザ」 = 情報処理業界の慣用語
+ 国が定める前、JIS規格(JISZ8301)の特例(G.6.2.2)を使った、短かい用語が主流になったみたいです。
+ JIS規格の検索は、▽日本工業標準調査会のホームページの右側から。
+ 今のJIS規格では「基本的には内閣告示に従うけれど、業界の慣例がある場合は、慣例に従う」となっていました。
+ そして、慣例が無い場合は、3文字以上の言葉なら最後の「ー」を省略出来るとしています。
+ (以前のJIS規格では、「最後の「ー」を省略する」だったのかもしれません。)
o Macintosh の日本語版が1986年。1991年は、Windows 3.0が出荷された年です。
+ 国が定めた時には、既に手遅れだった模様です。
**** 使い分け
o 情報処理系の講習や試験では、「ブラウザ」の方が正しいとする所もあるみたいです。
+ 業界関係者の多くは、「ブラウザ」を使うみたいです。
o 一般向け報道では、「ブラウザー」を使わないと、世間的に恥ずかしいです。
+ 将来的には、こちらが主流になりそうな雰囲気です。
+ 学校では、多分「ブラウザー」と教えるでしょうから。
o そして、肝心のブラウザー配布元では、「ブラウザ」表記が殆どみたいです。
+ 作っているのは業界関係者達。ですから、彼らの言葉で表現しています。
**** メモ
o この制作メモでは、なるべく国の推奨表記に合わせていく予定です。
o でも、製品内で使っている用語は、そのまま使います。
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関連ページ:
▼Windows
▼ホームページを作る
▼制作メモ
> Windowsで使用されている用語の表記方法を確認する方法
インターネットで時計を合わせる
NHKラジオ基礎英語を、ラジオ無しで勉強する
▼ブラウザーを初音ミク
(2011年1月29日変更。レイアウトなど)