オーディオエフェクト・ラックのフィルタ(FILTER) = 音質を微調節するエフェクト - Music Maker
○MM3 ○MM2 ○MM1
オーディオエフェクト・ラックのフィルタ(FILTER)エフェクトを使うと、音質を簡易調節する事が出来ます。o 「音の艶(つや)を増減させる」といった調整が、比較的簡単に出来ます。
o このエフェクトは、音質の微調節に特化しています。
+ 特定周波数帯の音量大幅カット(ローパスフィルター、ハイパスフィルター、バンドパスフィルター)を行いたい時は、イコライザーを使う事をおすすめします。
**** 手順
o オーディオエフェクト・ラックを開きます。
o フィルタ(FILTER)エフェクトは、オーディオエフェクト・ラックの上から4段目の右側にあります。
** 操作画面について
o FREQUENCY つまみ = 変化させる周波数帯を決めます。
+ 左に回すと低く(= 低音に)、右に回すと高く(= 高音に)なります。
+ 「低く」と言っても、鳴る音が低くなる訳ではありません。
+ このつまみは、音域における、音を変化させる場所を決めます。
o LEVEL つまみ = 変化させる周波数帯の音量です。
+ 中央が0(= 変化なしのように聞こえます)。
+ 左に回すと小さくなります = 音量カットの効果が大きくなります。
+ 右に回すと大きくなります = 周辺帯域の音量増幅の効果が大きくなります。
o RESONANCE つまみ = 変化させる周波数帯の幅です。
+ 左に回すと幅が大きくなり、右に回すと幅が小さくなります。
+ 他のつまみとは、左右の意味が逆になりますので気を付けます。
+ 周波数帯の幅を大きくすると、音の変化が大きくなります。
+ 逆に、周波数帯の幅を小さくすると、ピンポイントで補正する事が出来ます。
o VOLUME つまみ = ボリューム。音(= 周波数全体)をそのまま大きくします。
+ 中央が原音のまま。左に回すと小さくなり、右に回すと大きくなります。
+ 音の変化が大きいと音量も大きく変わりますので、このつまみで補正します。
o その右横の小画面 = FREQUENCY つまみと LEVEL つまみの状態を表示します。
+ マウスで小画面をクリックと、2つのつまみを同時に変更する事が出来ます。
o A/B = クリックして光らせると、前回この画面で設定した時の状態に戻ります。
o プリセット欄 = 開発者おすすめの設定を選んで使う事が出来ます。
+ 必要に応じて、他のつまみを回すなどの調節を行います。
表示名(MM3) | 表示名=意味(MM2) | 英名(MM1) |
---|---|---|
ワウフィルター(Wah-Filter) | ワウワウフィルター | Wah-filter |
ロングカット | 低域カット | Bass reduction |
ハイカット | 高域カット | High reduction |
中域 増幅 | 中域増幅 | Mid boost |
ハイブースト | 高域増幅 | High boost |
o Reset = 設定内容を、初期状態に戻します。
**** メモ
o 大きく効くポイントと、効果の薄いポイントがあります。
+ 大きく効くポイントは、音素材毎に変わります。
+ ですので、音を聞きながら目的のポイントを探します。
o 特定周波数帯の音量カットが目的でしたら、イコライザーを使う方が簡単です。
+ このエフェクトで削減出来る音量は、限られているからです。
+ このエフェクトは、音質の微調節目的に特化しているみたいです。
o Music Maker 2で試聴しながら調節する場合、音が切り替わるまでに少し時間がかかります。
+ 4、5秒待つと切り替わります。
**** マニュアルの説明場所は
o Music Maker 3 = 第3-6章133ページ。
o Music Maker 2 = 第18章134ページ。
o Music Maker(1) = 第13章80ページ。
**** 確認したバージョン
o Music Maker 3 16.9.0.7
o Music Maker 2 15.0.2.2
o Music Maker (1) 13.0.3.4
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関連ページ:
▼イコライザーとフィルター = 音質を調節するエフェクト
▼オーディオエフェクト
▼Music Maker
▼制作メモ
> ▼ディレイとリバーブ = 遅延音と残響と反響のエフェクト
+
オーディオエフェクト・ラックのイコライザー 10 Band EQ = 音を整えるエフェクト
(2011年8月24日追加。つまみと音の変化の関係と、イコライザー)