オーディオエフェクト・ラックのイコライザー 10 Band EQ = 音を整えるエフェクト - Music Maker
○MM3 ○MM2 ○MM1
10 Band EQ は、グラフィック・イコライザー。音を整えるエフェクトです。次の事が出来ます。
o 音の性質を変化させる
+ 例えば、ドラムの音をシャリシャリにしたり出来ます。
o 特定音域を強調する
+ 例えば、音に含まれている低音部分を、強調する事が出来ます。
o 特定音域の音の大きさを下げる
+ 例えば、他の楽器の音と競合する時に、相手の楽器を目立たせる事が出来ます。
+ ボリューム操作とは異なり、自分の音もなるべく残したい時に使います。
**** 手順
o オーディオエフェクト・ラックを開きます。
o イコライザー(10 Band EQ)エフェクトは、オーディオエフェクト・ラックの上から1段目にあります。
** 操作画面について
o 操作つまみ10個 = クリックしたまま上下に動かすと、その周波数帯の音の大きさが変わります。
+ 下にある「Link Bands」欄が光っていると、周辺のつまみも一緒に動きます。
+ 左が低音、右が高音です。
+ 楽器の音色には、その音色にとって重要な周波数帯があります。
+ 例えば、60 Hz帯はベースの音色の要ですが、ギターではあまり重要視されません。
+ その周波数帯を見つけて、理想の音に近づけるのが、このエフェクトの目的です。
+ 上が音量増幅、下が音量削減です。
+ 0 dbが原音のまま
+ 音の大きさを2倍にしたい時は、10 db動かします。
+ 0 dbに戻したい時は、つまみをダブルクリックする方法が簡単です。
o その右横の小画面 = 操作つまみの操作結果を表示します。
+ マウスで小画面内のつまみを動かす事も出来ます。
+ 「Link Bands」欄と連動しませんので、つまみを常に1つずつ動かしたい時に、便利です。
+ つまみの赤点をダブルクリックすると、0 dbに戻ります。
o 「Link Bands」欄 = 光っていると、操作つまみを動かした時に、周辺のつまみも一緒に動きます。
+ クリックすると、ON / OFF が切り替わります。
o A/B = クリックして光らせると、前回この画面で設定した時の状態に戻ります。
o プリセット欄 = 開発者おすすめの設定を選んで使う事が出来ます。
+ 必要に応じて、他のつまみを回すなどの調節を行います。
表示名=意味(MM3/MM2) | 英名(MM1) | 備考 |
---|---|---|
デフォルト | 無し | 原音のまま |
音の大きさ | Loudness | 派手さ強調 |
Hifi サウンド(音楽用) | Disco | |
クラシック | Classic | |
低域 最大 | Techno | |
スーパーウーファー | Super Woofer | |
フォン | Phone | 電話声 |
古いラジオ | Old radio | |
ボイス | Speech | |
ローパス・フィルタ | Bass Filter | 中高域を削減 |
低域 レゾナンス | Bass resonance | 170Hz帯を増幅 |
低域 増幅 | Bass boost | |
高音 強め | Brightness | |
中域を削減 | Reduce mid | |
中域 増幅 | Mid boost |
**** メモ
o 操作つまみの使い方を覚えたい時は、プリセット。
+ プリセットを切り替えながら、操作つまみの位置を眺める方法が、お手軽です。
o 楽器の音が重なって混雑しているように聞こえる時は、次のような解決方法があります。
+ イコライザーを使う方法 = 片方の音の、ぶつかっている音域の音を小さくする
+ 片方の音を小さくする方法
+ 定位(= 音の鳴る場所)をずらす方法
+ 組み合わせて使う事も出来ます。
**** マニュアルの説明場所は
o Music Maker 3 = 第3-6章130ページから。
o Music Maker 2 = 第18章130ページから。
o Music Maker(1) = 第13章77ページ。
**** 確認したバージョン
o Music Maker 3 16.9.0.7
o Music Maker 2 15.0.2.2
o Music Maker (1) 13.0.3.4
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関連ページ:
▼イコライザーとフィルター = 音質を調節するエフェクト
▼オーディオエフェクト
▼Music Maker
▼制作メモ
> オーディオエフェクト・ラックのフィルタ(FILTER) = 音質を微調節するエフェクト