2010年9月12日日曜日

Google Analyticsを使って、他のサイトと比較する方法 - Blogger

Bloggerブログの分析とWebサービス連携
自分のブログを改善したくなった時、数字で目標を立てると、やる気が出ます。でも、目標を何処に設定したら良いのか、分からなくなった事はありませんか。

そのような時に参考になるのが、Google Analyticsのベンチマーク機能。
他のサイトと比較出来ますので、自分のブログのアクセス傾向を掴み、具体的な目標を立てる時に便利です。

# 2011年8月27日現在
# Google Analyticsのベンチマークの機能が、メール配信に置き換わるみたいです。
# メールが届くようになりましたら、このメモを更新します。
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# ご参考:公式お知らせ
# ▽ベンチマーク機能の変更について(アナリティクス日本語版 公式ブログ)
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**** 手順(2010年9月現在)
o Google Analyticsの導入手順については、他の方の解説ページをご覧下さい。

** ベンチマーク画面の開き方
o Google Analyticsの最初の画面で、分析したいレポートを開きます。
o 「マイレポート」画面が表示されますので、左のメニューで「ユーザー」-「ベンチマーク」。
   + 「ユーザー」をクリックして、画面が切り替わったら出てくる「ベンチマーク」をクリックします。

** 比較条件を絞り込む方法
o 特定分野のサイト群と比較する方法
   + グラフが並んでいる欄のタイトル「ベンチマーク」の右斜め下にある「カテゴリリストを開く」リンクを押します。
o 期間を変更する方法
   + 右上にある、日付が2つ並んでいる所をクリックします。
   + カレンダーが出てきますので、日付を2回クリックします。
   + 日付を2回選びます。最初のクリックで開始日、次のクリックで終了日です。
   + 選択出来たら、カレンダーの右下にある、「適用」ボタンを押します。


**** グラフの意味と楽しみ方
** グラフの楽しみ方
o ベンチマークの相手をゲームに出てくる敵として捉えると、改善する楽しみが増えます。そして、相手を超える攻略法を探します。
   + 投稿記事を増やす、量の充実
   + 投稿記事の内容を改善する、質の向上
   + 関連記事への辿り方を工夫するなど、快適さの追求
   + タイトルの付け方を工夫する、お化粧技
   + Web検索が取り上げ易くなるような、仕組みの改善
   + 読者や他の人達やニュースサイトに直接アピールする宣伝活動
   + などなど

** グラフの意味
o セッション -- 訪問者数です。時間を空けてアクセスすると、2つと数えるみたいです。
o ページビュー数 -- 表示したページ数の累計です。
o セッションあたりの閲覧ページ数 -- 訪問1回当たりに辿ったページ数です。
o 直帰率 -- 1ページだけ見て他のサイトに移動した人の数です。
o 平均サイト滞在時間 -- 最初のページを見てから、最後のページを見た間の時間です。
o 新規セッション数 -- 新しい訪問者数です。
   + ブラウザーのセキュリティを厳しくしている方は、常に新しい訪問者として数える事があります。


**** 攻略メモ
o セッション数とページビュー数で、サイトの規模と有名度が、ある程度分かります。
   + 宣伝したり知名度が上がると、この2つの値が上がります。
   + 記事のタイトルを工夫する事も、効果があります。

o 記事の量と質が充実してくると、セッションあたりの閲覧ページ数が高くなり、直帰率が低くなってくる傾向があります。
   + そのようにならない時は、操作性や快適さの面で、改善の余地があります。
o セッションあたりの閲覧ページ数は、高いほど理想とされています。
   + 但し、他の意味もあるかもしれませんので、値の解釈には注意が必要です。
   + 例えば、目的の情報がすぐに見つからなかった、という意味もあるかもしれません。
o 直帰率は、低いほど理想とされています。
   + 面白い記事を書く他に、関連記事へのリンクを貼るなどの操作性改善が効果的です。
   + 但し、他のサイトと一律に比較する事は出来ません。
   + 例えば、あるページで読者の疑問が解決する場合、そのページの直帰率は高くなります。

o 平均サイト滞在時間は、連続して読んでいる時間です。
   + 読者が読んだ量が増えるにつれ、この時間は長くなります。
   + 記事の読み易さを向上させたい時、この値が目安になるかもしれません。
o 新規セッション数は、再訪問者数を計る指標です。
   + 読者が満足するような記事を書き続けていると、徐々に下がってきます。
   + 新規読者を獲得すると上がりますので、セッション数と一緒に眺めます。
   + 一方、悪い原因で下がる事もありますので、良く考えます。
   + 例えば、セッション数と新規セッション数の両方が下がる場合は、古参の読者が支えている状態です。記事がマンネリ化しているのかもしれません。

**
o 比較する相手が、ある日突然強くなった時は、自分のブログサイトがレベルアップしています。
   + 3段階くらいあるみたいです。

o セッション数とページビュー数の値が急激に低下した時は、別の注意が必要です。
o ブログシステムの障害かもしれません。
o ブログが表示されている場合は、Web検索からペナルティを受けている可能性があります。
   + Web検索のペナルティとは、コピーサイトなど悪質と思われるサイトに対して、Web検索の対象外にしたり、検索順位を大幅に下げる措置の事です。
   + 仮に、Google検索でペナルティを受けた時は、ウェブマスターツールを使ってブログサイトの問題を確認し、解決する事が出来ます。


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関連ページ:
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    Google Analyticsを使って、面白くないページを見つける
    Google Analytics。マイレポート画面の左メニューの意味
(2010年9月14日追加。新規読者を獲得した時の新規セッション数の動きについて)
(2010年9月13日追加。新規セッションが減る悪い原因について)