電子キーボードの鍵盤数 - CASIO WK-210
電子キーボードの鍵盤数は、製品毎に異なります。o 鍵盤数が多くなると、横幅が大きくなり、高額になる傾向があります。
+ 金額の差は、61鍵以上で顕著になります。
o 電子キーボードの購入時は、置き場所と予算を考慮しつつ、自分の使い方に合った鍵盤数を選びます。
o CASIO WK-210 の鍵盤数は、76です。
**** 鍵盤の種類
o 88鍵 = ピアノの標準鍵盤数
+ 88鍵の電子キーボードには、大きく分けて 2つの種類があります。
+ 電子ピアノ = 「大きなピアノを置く事は出来ないけれど、ピアノ曲を弾くのが大好き」な方向け
+ シンセサイザー = ピアノ以外の音でも演奏したい方向け
+ 本物のピアノと比べると、次の特徴があります。
+ 置き場所に比較的困りません。= 奥行きが小さいです。
+ 近所からの苦情対策 = ヘッドホンを付けて練習する事が出来ます。
+ 調律は不要です。
+ 鍵盤の叩き心地や音色に関しては、違和感があるかもしれません。
+ 出来れば、購入前に確認する事をおすすめします。
+ 76鍵以下の電子キーボードと比べると、次の特徴があります。
+ 音域シフト無しで、殆どの曲を弾く事が出来ます。
+ いつでも簡単に音を確認する事が出来ます。
+ 余分な操作が無い事は、即興演奏で作曲する時に、大きな魅力になります。
+ 88鍵は最高級機です。他の製品と比較して、音色などが優れている事もあります。
+ 高価です。電子ピアノの場合、実売価格は4万円程度から。
+ 重くて場所も取ります。10kg以上も当たり前。
+ ピアノ練習用として売り出している場合、MIDIの全音階に対応していないかもしれません。
+ MIDIの規格では、最大 128鍵盤分の音を鳴らす事が出来ます。
o 76鍵 = ピアノ曲を弾いてみたい時の鍵盤数 = CASIO WK-210の鍵盤数
+ クラシック曲を作ったり演奏する時に、音域シフトが少ない分、ストレスが溜まり難いです。
+ 例えば、バイエル(= ピアノの入門書)の全曲を、音域シフト無しで弾く事が出来ます。
+ 横幅は120cm前後です。机の上に置いての演奏には、無理があります。
+ 実売価格は 2万円台から。スタンドを入れると3万円程度から。
+ ピッチベンド・ホイール付きは、3万円台から。
+ ピアノ風の(廉価な)電子キーボード、として売り出されています。
+ ピアノ練習用として売り出している場合、MIDIの全音階(= 128鍵盤)に対応していない事があります。
+ WK-210の場合、オクターブシフト機能を使うと、124鍵盤分の音を鳴らす事ができます。
+ つまり、MIDI規格の最低音から4音は鳴らす事が出来ません。
+ それらの音が必要な時は、演奏入力した後に、作曲ツール側で調節します。
o 61鍵 = 両手で演奏する時の最低鍵盤数
+ 多くの曲を、気持ち良く演奏する事が出来ます。
+ MIDI入力の他に、両手演奏の練習もしたい時に向いています。
+ 使用音域の広い曲を弾きたい時は、88鍵や76鍵の方が良い事もあります。
+ 横幅は、90cm台から104cm位までです。机の上に置いて使うには、少し大きいかもしれません。
+ MIDI入力機能付きの場合、実売価格は 1万円台から。
+ ピッチベンド・ホイール付きは、2万円台から。
+ モジュレーション・ホイールも欲しい時は、さらに高額になります。
+ 鍵盤が不足している時は、1オクターブ下げるなど。
+ ピアノ練習として売り出している場合、MIDIの全音階(= 128鍵盤)に対応していない事があります。
+ それらの音が必要な時は、演奏入力した後に、作曲ツール側で調節します。
+ 鍵盤の大きさが小さいものもありますので、購入時は注意します。
+ 標準鍵盤(= ピアノと同じ大きさ)の他に、ミニ鍵盤と呼ばれているものもありました。
o 49鍵 = 主にMIDI入力用
+ MIDIキーボードとして売り出されています。
+ ポップス系の曲に向いています。
+ 横幅は80cm台です。机の上に置いて使う、といった使い方も出来そうです。
+ MIDI入力機能付きの場合、実売価格は 1万円を切るものもありました。
+ しかも、ピッチベンドとモジュレーションのホイール付き。
+ 演奏スタイルは、片手で演奏して、空いた片手でピッチベンドの制御など。
+ 鍵盤の大きさが小さいものもありますので、購入時は注意します。
+ 標準鍵盤(= ピアノと同じ大きさ)の他に、ミニ鍵盤と呼ばれているものもありました。
o 32鍵程度 = ピアニカの鍵盤数 = 机上の補助入力用
+ 机の上に置いてMIDI入力する時に便利です。
+ 横幅は60cm前後です。鍵盤のサイズが小さいもの(= ミニミニ鍵盤)は40cm。
+ MIDI入力機能付きの場合、実売価格は 1万円台から。
+ 鍵盤のサイズが小さいもの(= ミニミニ鍵盤)が、5000円台でありました。
+ 鍵盤の大きさも色々ありますので、購入時は注意します。
+ 標準鍵盤(= ピアノと同じ大きさ)、ミニ鍵盤、ミニミニ鍵盤が有名です。
+ 詳しくは、「電子キーボードの鍵盤の大きさ」
**** メモ
o 鍵盤数が少なくても、88鍵以上のMIDI入力が出来る製品があります。
+ オクターブシフト、などと呼ばれる、音域を上下させる機能が付いています。
+ そして、MIDIの規格では、最大128鍵分の音を鳴らす事が出来ます。
+ CASIO WK-210の場合は、124鍵分の音をサポートしています。
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関連ページ:
▼電子キーボードの豆知識
▼CASIO WK-210(= 電子キーボード)
▼制作メモ
> 電子キーボードの鍵盤の大きさ
電子キーボードの付属機能
(2011年8月13日追加。MIDIの説明補足。)