クロスフェード = 2つのトラックの音声を滑らかに切り替える方法 - 初音ミク
初音ミクの歌声を1トラック内で調整出来ない時は、難しい部分を他のトラックで調節する事が出来ます。そして、トラック切り替え時の違和感を低減させたい時は、クロスフェードと呼ばれる小技が便利です。
**** 手順
o 普通に音符を入力します。
o トラックを追加して、調整したい箇所のみ音符を入れます。
+ 左下にある黄色いタブを右クリックして「トラックの追加(A)」
+ コピーしたい時は、「トラックのコピー(C)」
+ この時、元のトラックから音符を削除する必要はありません。
o 追加したトラックに対して、理想的な発声をするよう調節します。
o 2つのトラックのDYN パラメーターを、下の手順でクロスフェードさせます。
** 音量(= 声量)のクロスフェード手順
o 左下の横にある「DYN」という文字をクリックします。
o トラックを切り替えながら、パラメーターの曲線を描きます。
+ 例えば、トラック1の歌声からトラック2の歌声に切り替える時は
+ トラック1のDYN パラメーターを(0に向けて)右下がり
+ トラック2のDYN パラメーターを(0から)右上がり
+ トラックの切り替えは、左下にある黄色いタブの右か左にあるタブをクリックします。
o 2つのトラックの「音量と声の感情」を同じくらいにしておくと、接続し易いです。
**** メモ
o 音量を 0 にする部分は、そのトラックから音符を取り除いた方が綺麗に発音する事があります。
+ 音符を削除すると、初音ミクの歌い方が変わります。ですので、理想の歌い方に近い方法を選びます。
o この小技は、初音ミクに限らず、曲や動画を作る時に役に立ちます。
+ 例えば、あるトラックにおいて、音素材の並びに多少違和感が残る場合、2つの音素材をクロスフェードで繋ぐ事で、違和感を低減する事が出来ます。
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関連ページ:
▼初音ミクの発音
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左下。3文字単語の意味と用途
Music Maker - フェードイン、フェードアウトさせる