標準出力と標準エラー出力。AWKプログラムの出力結果をファイルに書き出す方法 - AWK
AWKプログラムの実行結果は、ファイルに書き出して確認する事も出来ます。以下、Windows XPのコマンドプロンプト画面を使って試してみました。
o 書き方は、UNIXでもほぼ同じです。「2>&1」の所は違うかもしれません。
**** 原理
o コマンドプロンプト画面は、次の2つの出力を、1つの画面に表示しています。
+ 1番 = 標準出力 = 実行結果を表示する時に使います。普段使用しているのは、こちらです。
+ 2番 = 標準エラー出力 = エラーメッセージやデバッグ情報など、実行結果以外の情報を表示したい時に使います。
ファイルに書き出す時は、ファイルに書き出したい番号と、書き出し先のファイルを指定します。
番号を省略した時は、1番になります。
o 書き出し方法は2通りあります。
+ 上書き = ファイルがあれば、上書きします。ファイルが無ければ、作ります。
+ 追加 = ファイルがあれば、ファイルの最後に追加します。ファイルが無ければ、作ります。
**** 手順(Windowsの場合)
次の方法があります。
o 標準出力のみをファイルに書き出す
o 標準エラー出力のみをファイルに書き出す
o 標準出力と標準エラー出力の両方を書き出す
+ 標準出力と標準エラー出力の両方を、1つのファイルに書き出す
+ 標準出力と標準エラー出力を、別々のファイルに書き出す
** 標準出力のみをファイルに書き出す例
o 手操作の時に便利です。エラーメッセージは画面に表示されます。
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gawk -f a.awk in.txt > out.txt
gawk -f a.awk in.txt >> out.txt
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o 上の例は、ファイルがあれば上書き(= ファイルの内容を削除してから書き出します)。
o 下の例は、ファイルがあれば、後ろに追加。
o 「1> ファイル名」と書く事も出来ます。
** 標準エラー出力のみをファイルに書き出す例
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gawk -f a.awk in.txt 2> out.txt
gawk -f a.awk in.txt 2>> out.txt
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o 上の例は、ファイルがあれば上書き(= ファイルの内容を削除してから書き出します。)。
o 下の例は、ファイルがあれば、後ろに追加。
** 標準出力と標準エラー出力の両方を書き出す例
o エラーメッセージも全部記録したい時に使います。
o 標準出力と標準エラー出力の両方を 1つのファイルに書き出す例
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gawk -f a.awk in.txt > out.txt 2>&1
gawk -f a.awk in.txt >> out.txt 2>&1
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o 上の例は、ファイルがあれば上書き(= ファイルの内容を削除してから書き出します)。
o 下の例は、ファイルがあれば、後ろに追加。
o 「2>&1」を後ろに並べるのがポイントです。
o 標準出力と標準エラー出力を別々のファイルに書き出す例
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gawk -f a.awk in.txt > out.txt 2> error.txt
gawk -f a.awk in.txt >> out.txt 2> error.txt
gawk -f a.awk in.txt > out.txt 2>> error.txt
gawk -f a.awk in.txt >> out.txt 2>> error.txt
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o 4通りあります。
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関連ページ:
▼AWKプログラムを動かす
▼AWK
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> 沢山の入力ファイルを簡単に処理する
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▼AWKの入出力関数とコマンド実行機能
(2011年5月11日訂正。用語を標準エラー出力へ)