2012年6月21日木曜日

FL STUDIOでクラシック曲を作る方法 - FL STUDIO

チャンネルウインドウ
操作に慣れているFL STUDIOで、クラシックっぽい曲を作ってみたいと思った事はありませんか。
このページでは、FL STUDIOを操作していて、これは使えそうだと思ったアイデアについてまとめました。


**** クラシック曲を作る時の課題
o 隣のトラックに置いた音符の配置が、鳴らしてみないと分からない
    + 他の楽器の鳴らし方が分からない譜面なんて、クラシック曲では非常識です。
    + 音と音が響き合うタイミングを微調節出来ないと、既存の曲に大きく劣ってしまいます。
o 曲の途中での演奏速度や拍子変更に、入力画面が対応していない
    + 演奏途中で演奏速度が変化する事は、クラシック曲では良くあります。
o クラシック曲で使えそうな音が少ない
o 定位(= 音を鳴らす位置)や音量のつまみが比較的小さいので、微妙な調節が難しい
    + 楽器の数が増えて来るにつれ、定位や音量の細かいバランス調整が必要になります。


**** 解決方法
o 協調する全ての楽器を、1つのパターンに並べる
    + このようにする事で、他の楽器の音符を透けて見る事が可能になります。
    + 詳しい手順は、「FL STUDIOのピアノロール画面で、同じパターン上にある他の楽器の音符を透かして見る方法
    + また、楽器を沢山並べる時は、フリーウェアのDominoと連携する方法が便利です。
    + Dominoの「オニオンスキン」機能は、音符を透かして見る楽器を選んだり、音符に色付け出来ます。
o 曲の途中での演奏速度や拍子変更が必要な時は、「Domino」などと連携する
    + Dominoは、MIDI入力に特化したフリーウェアです。
    + FL STUDIOと連携させる事で、演奏速度の変化や拍子変更に対応出来ます。
    + この他に、小節単位を無視してFL STUDIOで入力してしまう、という荒業もあります。
o 楽器の音は、プラグインで揃える
    + 有料無料のVSTiプラグイン(音源)が、世界中で公開されています。
    + 作りたい曲の雰囲気に合うものを選んで、FL STUDIOに追加します。
o 楽器の定位を操作する画面は、なるべく1つに固定する
    + 楽器の音量や定位は、ミキサーとチャンネルウインドウの両方で操作できるのですが、両方のつまみを回すと、一目で定位が分かりません。
o つまみを大きくしたい時は、「老眼マウス」などの拡大ツールを使用する
    + 老眼マウスは、マウス操作するだけで見える大きさが変わるフリーウェアです。
    + 初期設定がパソコン初心者向けですので、感度などを変更して使います。


**** メモ
o FL STUDIOに限らず、市販されている多くの作曲ソフトは、情緒豊かなクラシック曲を作る事が苦手です。
o ですので、作曲ソフトが苦手とする分野は、他の製品を組み合わせたり、作曲手順を工夫する事で、快適な作曲環境を作ります。


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関連ページ:
    ▼チャンネルウインドウ(= Channel Window & Step Sequencer)
    ▼FL STUDIO
    ▼制作メモ
    > ▼シンセサイザー Sytrus
(2012年6月22日変更。課題の表現見直し)