GnuWin32 プロジェクト = UNIXツール類の、Windows版バイナリを入手する方法 - UNIX
UNIXの便利なツールを、Windows上でも使いたくなった事はありませんか。そのような時は、GnuWin32 プロジェクトを覗いてみると、ある程度ツールが揃います。
o 比較的小さなツール類を、一通り揃える事が出来ます。
o Perlなどの有名なツールが欲しい時は、別途、公式サイトを見つけてダウンロードします。
o 少し古いバージョンも混じっています。最新バージョンが欲しい時は、他のサイトから入手するなどします。
o ライセンスはGPL。日本語対応は不十分かもしれませんので、全角文字を使う時は、自分で動かして確認します。
o この方法は、Windows環境を極力変化させずに UNIXの便利なツールを使う方法です。
+ これ以外の方法としては、cygwin / coLinux / 仮想マシン / Windows Services for UNIX があります。
+ それぞれ、実現方法が異なりますので、用途に適した手段を選びます。
**** 手順
o GnuWin32 プロジェクトのホームページから、必要なツールをダウンロードして使用します。
▽GnuWin32 プロジェクト(英語です。)
o お手軽なのは、実行ファイルだけを入手する方法。
+ 実行ファイルだけを入手すると、概ね、ファイルを置くだけで実行する事が出来ます。
+ インストーラーを入手する方法もあります。ソースコードを入手してビルドする事も出来ます。
** ツール1つの実行ファイルだけを入手する方法
o インストールしたくない時におすすめの手順です。
o 見出しが「Dounload」と書かれている所を注目します。
o 「• Binaries」から始まる行の「Zip」リンクをクリックします。
o 5秒間程度待たされてから、ダウンロードが始まります。
o ダウンロードが終わりましたら、ZIPファイルを展開(= 解凍)します。
+ 念の為、ウイルスチェックも行います。
o 実行ファイルは、展開(= 解凍)したフォルダーの中の bin フォルダーの中に入っています。
** ツール1つのインストーラーを入手する方法
o 左側のメニューにある「Packages」リンクをクリックします。
o 目的のツール名の右側にある「Setup」リンクをクリックします。
o 5秒間程度待たされてから、ダウンロードが始まります。
o ダウンロードが終わりましたら、exeファイルが出来ています。
+ 念の為、ウイルスチェックも行います。
o 後の手順は、下記の「インストーラーを実行する方法」。
** ツールをまとめて入手する方法
o 左側のメニューにある「Download all」リンクをクリックします。
o 英語の本文の最初に見つかった「download」リンクをクリックします。
o ページが切り替わりますので、中央付近にある「Download GetGnuWin32-0.6.3.exe (3.4 MB)」のようなリンクをクリックします。
o 5秒間程度待たされてから、ダウンロードが始まります。
o ダウンロードが終わりましたら、exeファイルが出来ています。
+ 念の為、ウイルスチェックも行います。
o 後の手順は、下記の「インストーラーを実行する方法」。
o バージョンが古いと思ったツールについては、1つずつ入手する方法の方も試してみます。
** インストーラーを実行する方法
o ダウンロードしたexeファイルを実行します。
o そして、(英語の)画面が指示する通りに、インストールを行います。
+ 最初の画面は、インストールするプログラムの確認画面です。「Next」ボタンを押します。
+ 2番目の画面は、ライセンス画面(= 英語です)。
+ ライセンス内容の参考日本語訳は、Web検索すると出てきました。
+ 少し内容が古いみたいですが、検索キーワードは「GPL v3 日本語」辺り。
+ OKでしたら「I accept the agreement」(= ライセンスを許諾します)チェックを押して、「Next」ボタンを押します。
+ 3番目の画面で、プログラムを配置するフォルダーを指定します。
+ 必要に応じてインストール先を変更して、「Next」ボタンを押します。
+ 後は、成り行きで進めていきます。
+ 「Next」ボタンを押すと次の画面に進みます。
+ 最終確認画面になると、ボタンの名前が「Install」になりましす。
+ 「Install」ボタンを押すと、インストールが始まります。
**** メモ
o Zip圧縮の場合、ライセンス内容は同梱の README ファイルに書いてあります。
o 日本語ドキュメントが見たい時は、Web検索が便利です。
+ LINUXコマンド集は、あちらこちらで公開されていますので、気に入ったものを見つけます。
o 日本語対応は弱いかもしれませんので、随時、実行結果を確認します。
o ソースコードも入手する事が出来ます。ライセンスはGPLですから、自分で改造して使う事も出来ます。
o 商用で使う時は、各ツールのライセンス内容を再確認する事をおすすめします。
+ 提供先へのソースコード開示のような、オープンソース特有の制約がかかりますので、必要に応じて対応します。
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関連ページ:
▼UNIX
▼コンピューター・プログラムを作る
▼制作メモ