exit = 終了する - AWK
○Gawk on Windows ○Gawk ○mawk32 ○Mawk ○awk
処理を終了します。ENDパターンの外で呼び出した時は、ENDパターンを通ってから終了します。**** 書式
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exit [AWKプログラムの戻り値]
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o AWKプログラムの戻り値 -- 整数を指定します。(-1, 0, 1, 2 ...)
+ 実数を指定すると、整数部分のみ指定したものとみなされます。
+ この値を指定しなかった時は 0 を仮定します。
+ 不要な時は、省略する事も出来ます。
+ 指定出来る範囲は、処理系やシステムによって異なります。
+ Windows XP SP3の場合は、-2147483647 から 2147483647 までを、処理系共通で指定出来ます。
**** 使用例
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{
if ($1 == "ネギ") {
print "ミクさんを誘導するのは止めて下さい。";
exit 39;
}
print;
}
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o 行末のセミコロンは、C言語の書き方に合わせました。無くても動きます。
**** 機能
o 処理を終了します。
o ENDパターンの外でexitを呼び出した時は、ENDパターンを通ってから終了します。
+ 更に、ENDパターンの中でexitを呼び出す事も出来ます。
o exitを呼び出した時、AWKプログラムの戻り値は、次の順序で決まります。
+ ENDパターンの中で「AWKプログラムの戻り値」付き exitを呼び出した時は、その値
+ ENDパターン内で指定しなかった時は、最初に呼び出した exitで指定した値
+ どこでも「AWKプログラムの戻り値」を指定しなかった時は、0。
** AWKプログラムの戻り値 として指定出来る値について
o 整数を指定した時、普通はそのまま戻り値になります。
+ 但し、10桁以上の数値を渡すと、処理系によって動きが変わります。
o 実数を指定した時、小数点以下を切り捨てます。-3.9なら -3になります。
o 文字列を指定した時、0になります。
o 配列を指定した時、0になります。
** 処理系に依存する動作
o 「AWKプログラムの戻り値」に指定出来る値の範囲は、おそらく、OSによって異なります。
o 以下、Windows XP SP3で確認した時の動作です。
o 有効範囲が -2147483648 から 2147483647 までの処理系
+ Gawk on Windows 3.1.7
+ Gawk for Windows 3.1.6
+ original = the one true awk(updated May 1, 2007)
o 有効範囲が -2147483647 から 2147483647 までの処理系(負の数が1つ少ないです)
+ mawk MBCS (32bit版) 1.3.3
+ Mawk for Windows 1.3.3
**** メモ
o nextを使うと、処理の流れが見易くなります。
o 下の処理では、nextを通る条件の事を考えなくて済むからです。
**** 確認した処理系
o Gawk on Windows 3.1.7
o Gawk for Windows 3.1.6
o mawk MBCS (32bit版) 1.3.3
o Mawk for Windows 1.3.3
o original = the one true awk(updated May 1, 2007)
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関連ページ:
▼AWKのパターンと制御文(▼ABC順)
▼AWKプログラムを書く(▼ABC順)
▼AWK
▼制作メモ
> next = 次行の処理に移る
next file(= nextfile の古い書き方)
nextfile = 次の入力ファイルの処理に移る(mawk不可)
+
END = 最後に実行する
(2010年9月8日追加。引数に指定出来る値の種類と限界値)