atan2 = 逆正接を求める - AWK
○Gawk on Windows ○Gawk ○mawk32 ○Mawk ○awk
逆正接(arctan = 三角関数のアークタンジェント)を求めます。(平面座標の2つの値(y, x)を指定して、角度を求めます。)
**** 書式
--------
atan2( y座標の値, x座標の値 )
--------
指定する 2つの値の単位は、同じであれば何でも OKです。
o y -- 数値。文字列を指定する事も出来ます(例:"39.39だよ")。
o x -- 数値。文字列を指定する事も出来ます(例:"39.39だよ")。
o 戻り値 -- 計算結果。角度です。(単位はラジアン)
**** 使用例
--------
BEGIN {
print atan2(3,9); # 0.321751
print "# 以下、計算結果の確認です。";
print atan2(3.3, 9.9); # 0.321751
print atan2(" 3"," 9"); # 0.321751
print atan2("3aaa","9aaa"); # 0.321751
print atan2("aaa3", "aaa9"); # 0
}
--------
o 行末のセミコロンは、C言語の書き方に合わせました。無くても動きます。
**** 機能
o 数値であると解釈して、逆正接を求めます。計算結果の値の単位はラジアンです。
o 計算結果が0となる辺りでは、誤差が上位桁に登場します。乗算などを行う時は要注意です。
o 数値は、文字列の形で指定する事も出来ます。
o 数値の後ろに文字列が続いていても、大丈夫です。
o 先頭に数値以外の文字がある場合
+ 半角空白は読み飛ばします。
+ それ以外の文字があると、0 だと解釈します。
**** 確認した処理系
o Gawk on Windows 3.1.7
o Gawk for Windows 3.1.6
o mawk MBCS (32bit版) 1.3.3
o Mawk for Windows 1.3.3
o original = the one true awk(updated May 1, 2007)
==
関連ページ:
▼AWKの数値計算関数と関連機能(▼ABC順)
▼AWKプログラムを書く(▼ABC順)
▼AWK
▼制作メモ
> ラジアンの意味
log = 自然対数(ln)を求める
exp = 指数関数を求める
+
sin = 正弦を求める
cos = 余弦を求める
(2010年6月12日追加。オリジナルawkなどの動作)