2010年5月2日日曜日

動画の演出について無料で勉強する方法 - Music Maker

動画作成の手引き
動画の演出について、参考になりそうな記事と勉強方法についてです。

**** 参考になりそうな記事
▽テレビ東京: アニメ番組等の映像効果に関する製作ガイドライン
o これはテレビアニメに対する、おそらく日本で一番厳しいガイドラインです。
o 「1秒間に3 回」は有名ですが、縞模様が危ないというのは初耳です。


**** おすすめ勉強方法(独学する方向け)
o 活字での理解だけではなくて、既存の映像作品から演出技術を学ぶ事をおすすめします。
o そして、短い作品作りから始める事をおすすめします。
   + 制作途中で段階的に投稿して、一旦感動してみる方法もあります。
o 演出に「自分だけのこだわり」を1つ入れると、長続きし易いです。
   + 演出テーマを1つ設定して、プロの作品を超える努力をします。
   + 映像を見る時も、演出テーマに役立ちそうな部分を吸収する勢いで。
   + 作品完成時に、実力向上を実感出来たら成功です。
o 一方、映像作品で勉強し難いのは、危険な例や駄目な例です。
   + 特に、実際に犠牲者が出るような演出は、極力避けるべきなのですが、動画では勉強が出来ません。インターネットで勉強する場合は、文字でも情報収集する事が大切です。
   + 具体例は、Wikipediaの「ポケモンショック」項目など。


**** 研究時の、おすすめ題材
** YouTubeの音楽カテゴリ
o ライブステージや宣伝ビデオを研究出来ます。
o 音楽も演出も様々ですので、自分の趣味に近そうなものを見つけます。
o 見せ方を工夫しているものを選びます。作品によって技術レベルが大きく異なるからです。
o 演出技術の題材的には、テレビアニメよりも「はずれ」の確率が高いです。しかしながら、ステージのカメラワークなど、このカテゴリでしか勉強出来ない分野があります。

** テレビアニメ
o 映像演出のアイデアの殆どは、テレビアニメで勉強する事が出来ます。
o 次の分野について、無料でお手軽に勉強出来ます。
   + 音と画面の切り替えタイミングの関係。
# これについては、音楽系の宣伝ビデオの方が精度が高いです。
# リズムを強調していますので、映像切り替えが甘いと直ぐに分かります。
   + 切り替え時の演出(フェードの長さなど)。
   + 大縮小、視点移動の使い所と、基本的な使い方。
   + 画面配置。特に人物の配置は、参考になります。
   + 時間的に意味のある構成。
   + その他、声と映像によるノリの演出など。
o 技術的な傾向は
   + 演出の使い所のアイデアは秀逸です。
   + 演出の精度は甘め。改善出来る余地が大きいです。
   + 色の使い方は、無難な範囲で収めています。
   + 制作会社毎に、表現はパターン化しています。
o 1, 2分間位見て、勉強になりそうなものを選びます。その他、なるべく興味のある作品の方が、研究している時に楽しいです。
o テレビアニメで勉強する欠点は、題材が面白過ぎると、しばらく勉強にならないかもしれない事です。この辺りに自覚がある方は、自分の性格とやる気を考えて、適切に作品を選びます。

** ゲームのデモムービー
o たまに、光る演出を持った作品に当たる事があります。
o 評判の良い作品から順に、数点眺めてみます。光る演出を見つけたら、そのメーカーの他のデモムービーなども見てみると、その演出に至った過程も学ぶ事が出来ます。

** 映画の予告編
o テレビアニメよりも、各種技術の精度が高い傾向にあります。
o 映画の本編でじっくり研究する時は、予告編などを見て、勉強になりそうなものを選びます。作品によって技術レベルが大きく異なるからです。


**** メモ
o 動画の演出は、電気が無い所でも学ぶ事が出来ます。
   + 例えば、実生活において、自分の目は一日中、何かを見ています。意識しながら見ていると、演出に使えそうな小技やタイミングも、ちらほら見つかりました。
   + この他に、漫画や小説などを持っている方も、色々と勉強できます。優れた文字や絵の演出を動画に応用したり、それらを使って、頭の中で、映像を作る練習をしてみるなど。
   + このようにして学んだ成果は、何もしないと、すぐに忘れます。何か良いアイデアを発見したら、メモしておく事をおすすめします。


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関連ページ:
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(2012年5月2日削除。zoome閉鎖の為、関連記述を削除)
(2010年5月2日追加。映画とメモ)