2011年2月5日土曜日

変数 CMDEXTVERSION = コマンド拡張機能のバージョン番号 - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。制御文と環境変数
○Windows XP
コマンド拡張機能のバージョン番号です。

o コマンド拡張機能が有効かどうか判定する時にも、便利です。
o 擬似的な環境変数です。環境変数 CMDEXTVERSION に値が入っていると、その値を表示します。


**** 書式
--------
%cmdextversion%
--------

o 大文字小文字のどちらでも大丈夫です。


**** 戻り値 ( ERRORLEVELの値。確認分のみ )
o (設定なし) = この機能は、ERRORLEVELの値を更新しません。


**** 使用例
--------
echo コマンド拡張機能のバージョン番号は、「%cmdextversion%」です。
--------

o 表示結果は、「コマンド拡張機能のバージョン番号は、「2」です。」のように表示されます。


**** 機能
o コマンド拡張機能のバージョン番号です。
o コマンド拡張機能を無効にすると、この値は未定義状態になります。
o 擬似的な環境変数です。環境変数 CMDEXTVERSION に値が入っていると、その値を表示します。


**** メモ
o この変数は、コマンド拡張機能が有効かどうかの判定する時にも、使用出来ます。
--------
@echo off
set cmdextversion=
if not "%cmdextversion%"=="" echo コマンド拡張機能は有効です。

setlocal disableextensions
if "%cmdextversion%"=="" echo コマンド拡張機能は無効になりました。
endlocal
--------

o 表示結果は、「コマンド拡張機能は有効です。」「コマンド拡張機能は無効になりました。」になります。
o 「@echo off」はお好みで。
o 「set cmdextversion=」は、環境変数 CMDEXTVERSION を強制的に削除しています。
    + 環境変数 CMDEXTVERSION を使用しない事が分かっている場合は、この文は不要です。
    + でも、この例が必要になるような実行環境では、慎重になった方が良いかと思いました。
o この用途の場合、「IF CMDEXTVERSION」は使用出来ません。
    + コマンド拡張機能が無効の時に、文法エラーになるからます。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


==
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    > 変数 CMDCMDLINE = コマンドプロンプト画面を呼び出した時のコマンド文字列(= コマンドライン)
    環境変数 PATH = 実行可能ファイルを検索する場所
    環境変数 PATHEXT = 実行可能ファイルの拡張子

変数 CMDCMDLINE = コマンドプロンプトを呼び出した時のコマンド文字列(= コマンドライン) - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。制御文と環境変数
○Windows XP
コマンドプロンプトを呼び出した時のコマンド文字列(= コマンドライン)です。

o 「"」付きで呼び出した時、「"」もそのまま残っています。
o 擬似的な環境変数です。環境変数 CMDCMDLINE に値が入っていると、その値を表示します。


**** 書式
--------
%cmdcmdline%
--------

o 大文字小文字のどちらでも大丈夫です。


**** 戻り値 ( ERRORLEVELの値。確認分のみ )
o (設定なし) = この機能は、ERRORLEVELの値を更新しません。


**** 使用例
--------
echo この画面の起動コマンドは、「%cmdcmdline%」です。ミクさん。
--------

o 表示結果は、「この画面の起動コマンドは、「"C:\WINDOWS\system32\cmd.exe" 」です。ミクさん。」のように表示されます。


**** 機能
o コマンドプロンプトを呼び出した時のコマンド文字列(= コマンドライン)です。
    + 「"」付きで呼び出した時、「"」もそのまま残っています。
    + オプションを指定して呼び出した時、指定したオプションも残っています。
o コマンド拡張機能を無効にすると、この値は未定義状態になります。
o 擬似的な環境変数です。環境変数 CMDCMDLINE に値が入っていると、その値を表示します。


**** メモ
o ショートカットからcmdコマンドを起動した時は、必ず「"」で括られ、後ろに半角空白が1つ付きました。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


==
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    > 環境変数 PATH = 実行可能ファイルを検索する場所
    環境変数 PATHEXT = 実行可能ファイルの拡張子
    環境変数 DIRCMD = DIRコマンドの既定のオプションを指定する

変数 CD = カレントディレクトリ = 現在の場所 - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。ファイルとフォルダー関連
Windowsコマンド。制御文と環境変数
○Windows XP
カレントディレクトリ = 現在の場所です。

o CD コマンドをオプション無しで実行した時に表示するパスと同じです。
o 擬似的な環境変数です。環境変数 CD に値が入っていると、その値を表示します。


**** 書式
--------
%cd%
--------

o 大文字小文字のどちらでも大丈夫です。


**** 戻り値 ( ERRORLEVELの値。確認分のみ )
o (設定なし) = この機能は、ERRORLEVELの値を更新しません。


**** 使用例
--------
echo 現在の場所: %cd%
--------

o 表示結果は、「現在の場所: c:\ミクさん」のように表示されます。


**** 機能
o CD コマンドをオプション無しで実行した時に表示するパスを、文字列の形で取得します。
o 途中に空白が入っていても、「"」で括りません。
o コマンド拡張機能を無効にすると、この値は未定義状態になります。
o 擬似的な環境変数です。環境変数 CD に値が入っていると、環境変数 CD の値を取得します。

o カレントディレクトリを変更したい時は、CD コマンドを使います。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


==
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    > 環境変数 PATH = 実行可能ファイルを検索する場所
    環境変数 PATHEXT = 実行可能ファイルの拡張子
    > 変数 DATE = 現在の日付
    変数 TIME = 現在の時刻
    +
    CD = 現在居る場所(= カレントディレクトリ)を表示、変更する

変数 TIME = 現在の時刻 - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。時刻関連
Windowsコマンド。制御文と環境変数
○Windows XP
パソコンが時計などで表示している時刻です。1/100秒単位で取得します。

o TIME コマンドをオプション無しで実行した時に表示する時刻と同じです。
o 擬似的な環境変数です。環境変数 TIME に値が入っていると、その値を表示します。


**** 書式
--------
%time%
--------

o 大文字小文字のどちらでも大丈夫です。


**** 戻り値 ( ERRORLEVELの値。確認分のみ )
o (設定なし) = この機能は、ERRORLEVELの値を更新しません。


**** 使用例
--------
echo 只今の時刻: %time%
--------

o 表示結果は、「只今の時刻: 20:39:59.99」のように表示されます。
o 朝方なら「5:39:03.09」。先頭に前ゼロは付きません。


**** 機能
o TIME コマンドをオプション無しで実行した時に表示する時刻を、文字列の形で取得します。
o 取得する形式は、時:分:秒.1/100秒
    + 時は24時間制。前ゼロは付きません。
    + その他の要素は、2桁固定です。1桁の時は前ゼロが付きます。
    + 次のような形です。「20:39:59.99」「5:39:03.09」
o コマンド拡張機能を無効にすると、この値は未定義状態になります。
o 擬似的な環境変数です。環境変数 TIME に値が入っていると、環境変数 TIME の値を取得します。

o 時刻を変更したい時は、TIME コマンドを使います。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


==
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    > ▼Windowsコマンド。プログラム実行関連
    > 変数 RANDOM = 乱数。0以上 32767以下の値
    変数 CMDEXTVERSION = コマンド拡張機能のバージョン番号
    +
    TIME = 時刻を表示、変更する
    変数 DATE = 現在の日付

変数 DATE = 現在の日付 - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。時刻関連
Windowsコマンド。制御文と環境変数
○Windows XP
パソコンが時計などで表示している日付です。

o DATE コマンドの表示結果と同じです。
o 擬似的な環境変数です。環境変数 DATE に値が入っていると、その値を表示します。


**** 書式
--------
%date%
--------

o 大文字小文字のどちらでも大丈夫です。


**** 戻り値 ( ERRORLEVELの値。確認分のみ )
o (設定なし) = この機能は、ERRORLEVELの値を更新しません。


**** 使用例
--------
echo 今日の日付: %date%
--------

o 表示結果は、「今日の日付: 2011/03/09」のように表示されます。表示形式は、Windowsの設定に依存します。


**** 機能
o DATE コマンドで表示する日付を、文字列の形で取得します。
o コマンド拡張機能を無効にすると、この値は未定義状態になります。
o 擬似的な環境変数です。環境変数 DATE に値が入っていると、環境変数 DATE の値を取得します。

o 日付の表示形式は、Windowsの設定に依存します。
o 詳しい情報は、DATE コマンドの機能欄をどうぞ。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


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    ▼コマンドプロンプト画面
    ▼制作メモ
    > 変数 TIME = 現在の時刻
    変数 RANDOM = 乱数。0以上 32767以下の値
    変数 CMDEXTVERSION = コマンド拡張機能のバージョン番号
    +
    DATE = 日付を表示、変更する